Monologue2002-54 (2002.11.26〜2002.11.30)
 「2002.11.30(土)」晴・早いね

 ビートルズのジョージ・ハリスンが亡くなって、もう1年経つんだね。早いね。
 来月にはジョン・レノンの命日があり、イベントもあるようだ。

 そう言えば今月はポール・マッカートニーが来日していた。僕は都合で行けなかったけど概ねコンサートは評判良かったようだね。
 コンサートではビートルズ時代の珠玉の名品を多くやっていたようだね。
 ポールには勿論ソロになってからの曲にも隠れた名曲は数多い。さすが現洋楽界の巨人という感じだね。
 ファンの間では周知の名曲でも、あまり知られていない曲も多々あって、シングルで出したポップの王道的な「アナザーデイ」や、コンサートでは良く演奏される初めてのソロアルバムに入ったまだビートルズ的な風格も感じられる「恋することのもどかしさ(Maby I'm amazed)」なども名品。
 「ラム」に収録された僕も大好きな「バック・シート」は曲調の変化が見事だ。
 ウイングスになってからの「トゥモロウ」や名盤「バンド・オン・ザ・ラン」の「ブルー・バード」などとってもいい。
 それからメジャーヒットだけど僕はビートルズ脱退後では白眉だと思っている「あの娘におせっかい(Listen what the man said)」。
 アルバム「レッドローズスピードウエイ」の多くの隠れた名曲の中でも、僕は「Little  Lamb Dragonfly」というのをこよなく愛聴してる・・・ふう、もう書くのがシンドクなってきたくらいだよ。沢山あるね。まだまだ一杯いい曲あるよ。

 NHKのフィギアスケートを見たけど女子フリーで1位になった恩田美栄嬢なんて健康的なカワイサがあっていいね。僕みたいなエロオヤジだと女子のフィギアスケート見て、スポーティーさや美しさよりも、まずエロティシズムから入っちゃうんだから情けないよね。でも恩田嬢のような屈託の無い健康的な色気や、ロシアのスルツカヤの白い肌に上気して頬などが赤くなったところなんか見ていて癒されるね。

 来週月曜の”笑っていいとも”のテレフォンショッキングのゲストが歌舞伎の中村獅童氏だそうだ。彼は頭髪が歌舞伎俳優らしくないみたいだけど、歌舞伎のそもそもの精神って彼みたいな所にあったんじゃ無いか、って思うんだけどね。歌舞伎者って言葉には、その辺の名残があるんじゃないかな。あっ、僕、実はあんまり歌舞伎知らないから、偉そうに言えたもんじゃないけどね。

 えーと、それから・・・今日はとりとめなく行くよ。

 日本人の貯蓄額平均が多いって聞くけど、誰が溜めてるんだよ。一説によれば一部の金持ちが多くの大部分を溜め込んでいるらしくそれで平均が高いそうだ。ほとんどの人は貯金なんてロクに無いはずだよ。それが不景気の原因て話も聞くけどね。
 でも僕は心配して無いよ。何かの富やエネルギーを自分の為だけに独占している人は、遅かれ早かれ天の法則によってエネルギーバランスを取る為にその穴埋めを、どこかでしなくちゃいけない。オドロオドロシイ言葉で言えば「天罰が下る」ってやつだね。
 結局「財産を溜めること」は車で言ったら「ガソリンを溜めること」と同じで、それ自体を目的にしちゃいけないよ。ガソリンは車を走らせる為にあるんだからね。必要なだけあれば十分だよ。その車も皆が幸せになる為に使いたいよね。ん?。貧乏人の僻みだって?。ま、それもあることは否定しなくも無い。

 今日はお笑いコンビ”いつもここから”のギャグが満載された著書「悲しいとき」を読んで、一人ニヤニヤしていたよ。

 僕みたいにモテナイ独身青年、コンビニやスーパーを良く利用する。
 僕も人のことは全然言え無いけど、スーパーでオッサンが一人で買い物カゴ持ってウロウロしてる後ろ姿は無性に悲しいね。
 オッサンと言えば、新しいものには抵抗する、ってのが相場だ。携帯電話なんて、その最たるもんだね。
 でも今日はスーパーで一人のオッサンが買い物中に携帯で話をしている姿を見た。ちょっと盗み聞きしちゃったけど、どうも家族と話していたみたいだね。良く街で見かける横柄な通話じゃ無くて、どこか照れ臭そうにギコチナク話していたよ。
 携帯が今まで浅くなりつつあった家族の絆を深めることに一役買えるとしたら、それは価値あることだね。
 これから世の中でも失業が多くなったりして更に生活は厳しくなるかもしれない。そうしたら家族が一層協力して生きて行くことが大事になるんじゃないかな。それで 人々は又、家族について深く考えるかもしれないね。
 僕も今の仕事は来年3月までで、全くこの先どうなるかわからない。でも終わりはいつも別なことの始まり。
 まあ、家族が無い分、別なことを深く考えて世の中に貢献したいよ。例えば合コンのことか、それから合コンのことでしょ、あと、合コンのこと、あっ、そうそう、合コンのこともね(昨日と同じだよ!)。

 「2002.11.29(金)」晴・予約しちゃうぜ

 な、な、な、な、な、のわにい〜っ!
 平田裕香ちゃんが、あの”踊るさんま御殿”に出演するだとおお〜っ?!
 ・・・と、そういうことだそうだ。標準モードで録画予約いたしました。ちなみに放送は12月10日だそうだ。

 ついでにもう一つ言っておくと・・・、
 な、な、な、な、な、のわにい〜っ!
 ヨッスイー(吉澤ひとみ)が、テレビドラマに主演するだとおお〜っ?!
 ちなみに、大林宣彦監督の「転校生」のリメーク版「おれがあいつであいつがおれで」というのでTBSで12月28日に放映するそうだ。・・・おりゃりゃ、宣伝マンしちゃった。

 我が女神様方も精力的に励んでおられるようだ。
 僕も頑張らなくちゃ。ん?何をって?。そうさなー、差し当たって合コンとかー・・・、それから合コンとー・・・、あとは合コンでしょー・・・、あっ、そうそう合コンも忘れてた(予定も無いくせに。それより他に頑張るもんねえのかよ)。

 「2002.11.28(木)」晴・Always look on・・・

 今やってるナイキのCMカッコイイね。
 ”Always look on the bright side of life〜♪”って歌が入ってくるヤツ。
 あの力の抜き具合がクールで、でも堂々としてる感じでイイよ。

   *   *   *

 いつも人生の光明面(bright side)を見ているってことは大切だよね。
 只これだけだと誤解を招きそうなので、僕的に補足して置くよ。

 bright sideを見るってことは、反対側の暗黒面(dark side)から目を背けろ、ってことじゃないんだよね。
 暗黒面(dark side)に蓋しちゃえ!、ってことでも無い。暗黒面(dark side)から逃げろ、ってことでもないんだよね。
 dark sideなんて、そこら中に転がってるし、知らずに見ている時もある。
 見たく無くたって、時には、嫌でも見せられちゃうことあるからね。
 だからdark side見るのは大いに結構。
 でもdark sideは、とても苦しい。

 大切なのは、dark sideを見た時、それに取り囲まれちゃった時、その渦中にいる時、そんな時でも、dark sideに同調しちゃいけないって、ことなんだよね。dark sideの波長になっちゃいけない。
 勿論自分に与えられた責任を果たすことも大切だし、人に共感するのも大切。でも自分の波長は落としたらいけないんだ。
 いつでもbright sideの波長を保って、忘れるな、ってことだよね。
 bright sideに焦点を当てる、自分のインジケーターをbright sideにセットする、それが、見る、ってこと。
 それが”Always look on the bright side of life〜♪”ってことだと僕は思ってる。

 でもbright sideの波長を保つってことは、とっても難しいことなんだよね。
 それに比べたらdark sideに、落ちるのなんて本当に簡単。例えば誰しもがどう見ても悪人だと思ってる人物のことを考えてみる。その人に対して少しでも怒りを感じたら、それがたとえ正義で人道的な怒りだとしても、もうその時点でdark sideに囚われ始めてるんだよね。それだけdark sideの罠は巧妙だ。
 ん?スターウォーズの見過ぎだって?・・・?。ヘヘヘ、めっかちゃった!。

 bright sideに焦点を当てるには・・・、やっぱりいつもbright sideなことをイメージし続ける、Always look onすることだろうね。
 昔見た美しい風景、感動的な場面、楽しかった想い出、暖かく感じた人の愛、好きな音楽、楽しい予定、自分の夢、などなど・・・。
 そうしてそれらをイメージして、波長がbright sideにまで高まって、そこにセットされれば、それでオーケー。その出来事が、それからどうなっていくか、どう自分に影響を及ぼすか、その出来事の意味、とかそういうことはどうでもいいんだ。ワクワクできれば、それだけで十分。とにかく波長が高まることが大事なんだ。

 そして、そのレベルを、ずっと保つのも・・・難しいんだけど、まあ小銭を貯金するように、少しづつイメージしていくと、いつか一杯溜まってきて、自分の中でイメージできるbright sideの範囲が拡がってきて、焦点が合わせ易く、セットが簡単にできるようになる、そういうもんだと思ってるよ。
 そしてキーワードは、やっぱり「愛」だね。

 「2002.11.27(水)」晴・勉強

 最近の日本では子供達が勉強したく無くなって、大人たちは困ってるそうだ。
 発展途上国の子供達に”何が一番したい”って聞くと”勉強したい”って答えるんだってね。
 皮肉なもんだね。
 日本は何かバランスが崩れてるんだろうね。
 今の荒廃したような学校の様子を聞くと、僕だって行きたくないもんね。子供達はもっと嫌だろうね。
 今の子供は、ある意味僕なんかよりも、ずっと自主的かもしれないね。だって僕の子供の頃は、勉強したいのか、したくないのかもわからず、とりあえず流されながらやってた。中途半端な世代だよね。

 勉強の面白さがわかってきたのは、大人になってからだね。
 芭蕉なんて昔は全然興味無かったけど、自分で旅行記なんか書くようになって、いかに芭蕉が洗練されて味わい深くて、それでいて芸術的で、完成度の高い文を、あんな昔に書いていたかがわかって、それこそ目からウロコが取れたようだったよ。
 数学はてんで不得手だったけど、微分積分みたいに難しそうな数学ほど、結構僕等が日頃感じている身の回りの原理を面白く伝えてくれていて、なんでシッカリやんなかったかなって後悔してるよ。

 きっと本来勉強って面白いもんだと思うよ。
 僕なんか今は、何でもいいから学校に行って、何か勉強してみたいもん。

 「2002.11.26(火)」晴・依存症

 冬はゴキブリ出ねえから、せいせいすんなあ!〜、などと言いながらゴロンと横になる。
 すると、たちまち左側の鼻がつまってくる。
 [いかにも”嫌なもん思い出しちゃった!”と言う感じで]ああっあ〜、そーだったーっ、冬は鼻つまりの季節だった〜、忘れてた〜っ!・・・。

 もう、ゴキブリ出なくなりゃ、鼻つまる、鼻スッキリすりゃゴキブリ出る、あっちが出りゃこっちが出る、いい加減にろっ!。どっちも無くなるか、どうせなら一緒に出てこいっ!。鼻も詰まってゴキブリ出るっ!、みたいな(それじゃ、実際困るんじゃねえの?)。

 鼻炎気味の僕にとって、いや、気味、というか、最近耳鼻科に行って無いのでわからんが、たぶん長年抱えてるアレルギー性鼻炎だと思うが、冬は鼻が詰まって憂鬱な季節なのだ。
 言っとくけど、今のように花粉症云々と騒がれるようになる何百年も前から、オレの鼻は時代の先端を突っ走って、早々から詰まってたんだゼっ!(威張るとこじゃ無いっ!)。

 寝転びながら詰まった左側のほうを上向きにして、横になる。するとなぜか鼻の詰まりが右側の方へ移動して行く。これ鼻詰まりの人一度は経験したことある密かに変な面白生理現象。結構移った時は快感。移られた側の鼻は嫌だけどね。

 最近若い子は携帯電話に依存症気味って言うけど、冬のオレ、点鼻薬に依存症、そこんとこヨロシク[矢沢永吉風に]。
 夜中に鼻詰まって起きた時ー、点鼻薬無いとパニック、ヨロシク[勿論矢沢永吉風に]。
 今日みたいに季節の始めで鼻炎の出始めー、点鼻薬買って無いから、パニック、ヨロシク[絶対矢沢永吉風に]。
 夜中に鼻詰まって息できなくなるから恐くて寝れない、ヨロシク[むしろ矢沢永吉風に]。
 慌てて薬箱引っ繰り返したらー、ずっと昔の点鼻薬ー、ほとんど水分無くて霧状態だけど、残ってたホッとした、ヨロシク[さりげなく矢沢永吉風に]。
 気休めだけどー、これで一応寝れる、ヨロシク[一体全体矢沢永吉風に]。
 明日点鼻薬買い忘れないようにとー、付箋に書いて定期に貼る小市民的なオレ、ヨロシク[どこかアンニュイに、といった物腰の矢沢永吉風に]。
 こんな40才一応、ヨロシク[トンネルを抜けたらそこは雪国だった矢沢永吉風に・・・ん?]。

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