Monologue2002-31 (2002.7.6〜2002.7.11)

 「2002.7.11(木)」晴・全員郷愁ッ!

 「ドリフだよ、全員集合」というCDを買った。
 ザ・ドリフターズが、過去に出したシングルなどを集めたものだ。
 僕自身はドリフのレコードは持っていなかった。買ってもらえなかった。
 近所の比較的金持ちの友人の家に行くと大抵流行物が入手されるので、そこでドリフのレコードを聞かせてもらっていたものだ。
 当時はこれらを聞いて腹を抱えて大爆笑していた記憶がある。

 今現在では、聴いた時のリアクションが「笑い」から、「胸キュン」にまで変わった。
 これを聴くと覚えるのは、切ないノスタルジーである。
 これから先、これを聴いて感じる感覚は、「笑い」では無く、たぶんずっと「郷愁」だろう。
 もしかしたら「郷愁」とは、最も長持ちする感情なのかもしれない。

 「2002.7.10(水)」台風・SUICAな日々

 WOWWOWでなんとショーケン(萩原健一)主演の往年の名作ドラマ「傷だらけの天使」を再放送していた。

 話は変わるが、現在JR区間の通勤定期はJR東日本で発売しているSUICAカードを使用している。
 SUICAは自動改札でカードを機械に投入しなくても、タッチさせるだけで通過できる。
 このSUICAはなかなか重宝していて、僕は定期と、それからプライベート用のSUICAイオカードの二枚を使っている。

 なかなか優れもんだと思った点は、このカードを定期入れの最前面に出していなくても大丈夫なところだ。
 どういうことかというと、このSUICAを定期入れに入れ、更にその上に例えばモー娘。のトレカでも入れて置いても、タッチした時にはちゃんと改札を通過できるのである。定期券自体が表から見えずに隠れていてもいいのである。
 これは定期券に表示してある年齢とか名前とか、場合によっては駅名なども見られたく無い人には大変助かる点だろう。

 只注意点も無くは無い。
 僕が最初にやってしまったのは、先程述べたように二枚のSUICAを持っている場合、それを同じ定期入れに入れておくと改札を通過できない、ということである。
 僕はついウッカリそれをやってしまい改札でいきなりエラーピンポンに引っかかってしまった。
 メッセージがどんなのだったかハッキリ覚えていないが、何か超過違反、みたいな感じのオドロオドロしいような文言が自動改札のディスプレーに出て来てギクッとなった。
 二枚あると機械の方ではどれが有効な定期なのか判断ができないらしい。それで”オメ、SUICA持ちすぎだよっ!どっちが使いてえ方なんだよっ?!”と怒ってしまうようである。

 それからSUICAのタッチ方式に慣れて来てしまうと、私鉄に乗った時にも、それをやってしまいそうになることである。
 時々ボンヤリして、ついこれをやってしまう。
 定期を自動改札に擦りつけようとして、ほとんど自動改札に身体を半分突っ込んだ状態で間違いに気づく。
 ”えーとSUICAでピッと・・・。あれ?、擦るトコねえじゃん!・・・なんでやねん?!・・・。あっ、・・・ここ私鉄やったわ。”などと僕の心の中ではこのようなヘンテコ関西弁もどきのやりとりがなされているが、何しろ場所も時間も慌ただしい状況、ノホホンとボケてなどいられない。
 ここでほとんどやり過ごす直前で、僕とは思えない俊敏さが発揮される。

 まずは、”あっ、言っとくけどオレ今、SUICA改札と間違えたわけじゃないからね。今混雑してるから少しでも早く改札を通過してやろうと先に進んであげただけなわけだかんね。くれぐれもヨロシク。”というようなニュアンスを醸し出す演技を交えつつ、擦ろうとしていた定期券から素早く私鉄の定期を取り出す。
 既に定期の入れ口は自分より後方にあるので定期を容易には入れにくい。まさか一旦戻ることはもうできない。これは回りの迷惑を考えているというよりも、どうやらせっかくの先程の誤魔化し隠蔽演技が無駄になり、「SUICA改札と間違えた」ことを完全に認めてしまうことになるからのようである。
 この時は自分ながら見事と言うほかないが、まるで背泳ぎで水を前方へ掻く時のような動きで、後ろを振り向かず掌は前方へ向けるような形で、カードの入れ口を瞬時に判断し、”水を・・・下から・・・カクッ!”みたいな感じで一気に定期を突っ込むのである。
 最初に前に進んでしまっているので多少のギコチナサがあるが、定期が取り出し口に出てくる頃にはタイミングが会い全体としては辻褄が合うようにはなっているのである。

 ま、こんな感じでモテナイ独身青年の通勤生活は続いて行くのでありました、とさ。

 「2002.7.9(火)」晴後雨・ちゅうずでい

 さいきん、せぶんいれぶんで、かいものをすると、すたあうおーずかあど、というのをくれます。
 このあいだ、はぢめてもらったのには”よおだ”がはいっていたので、とってもうれしかったです。
 つぎのからは、なぜか”あみだらひめ”ばっかりです。

 きょうの、てれあさのばんぐみ”ぷっすま”に、ふかきょんが、でていました。ふかきょんにはもうしわけなかったけど、ばつげえむの、ばふんそうじ、とってもおもしろかったです。
 くまや、らいおんをみて”かわいい”とはしゃぐふかきょんに、てれびのこっちがわから”おまえもかわいいぞ”とつっこんでやりました。

 「2002.7.7(日)」晴・ようやくADSL

 プロバイダーのアサヒネットから「どだ?。そろそろー、えーでーえすえる(ADSL)にー、きりけーてみねべか?。おめさんはーきりけえたほーがー、毎月こんだけー、お得だべさー」といったような内容の通知が来たので、これを機に「んだべな。んじゃ、そろそろ、切り替えるッペ。そーすっぺ。」(何語だよ?)、という感じで思い切って切り替えてみることにした。
 本当はまずパソコンを新しくしたいのだけれど予算が無いので、まずは通信環境から整備することになった。
 確かに最近エロ画像をダウンロードするのに時間が掛って掛って・・・・、あ・・・、いや・・・そのう・・・。ははは。ま、兎に角ですな。最近は重たいページも増え、多少ストレスもあった、ということですな。ははは。えーっと、私、これから歌のスタンバイがありますので、じゃ、後ヨロシクー(行っちゃうのかよっ!)。

 冗談はさておき、今度の切り替えは呑気な話で、何でも二週間以上後にNTTの切り替え工事の日を設定しなければならないらしい。他のところも皆こんなノンビリした調子なのだろうか?。
 そんなわけでADSL開通は今月下旬になりそうである。

 この間新宿のタワーレコードにスペインの人気アーチスト、アレハンドロ・サンスのビデオがあったので買って来た。これが実にカッコいい。彼は勿論ラテン系の人間なので、その濃い感じの顔だちや、ちょっとずんぐりむっくりした感じが妙に親近感を抱かせる。

 ちょっと元気を出したい時などに、僕は彼の代表的なナンバー「CORAZON PARTIO」(スペイン語わからんけど、心?:離れる?、みたいな意味?)を聴くことがある。
 これはすごくいい曲だ。きっとスタンダードな名曲に成得るだろう。この一曲だけでもきっと聴く価値があると思う。

 今日は久しぶりにスッキリした青空を見た。
 そうそう、七夕でしたな、今日は。
 では一句。
 織姫やー、あー織姫やー、織姫やー、なぜにあなたは織姫やー?(ちょっと話違ってきてるんすけど)。

 「2002.7.6(土)」晴・間違って無い?

 今まで自分の人生迷い道に迷いこんでばかりで、どこで道を間違ってしまったのか?と、常々悩んでいた。
 しかし最近自分の人生もしかしたら間違って無いんじゃないか?と、ふと思う時がある。
 もっと言えば、自分の人生が間違ってる、と考えること自体、が間違いなのじゃないか?と、思う時がある。

 自分に降りかかる災い、それから世の不幸な出来事、戦争、自然破壊、地球温暖化・・・。
 皆「間違い」なのでは無く、人間に課せられた避けて通れない「試練」なだけなのでは無いか。

 今まで不本意な生き方をしてきた気もするが、やはりそれで得たモノ、そうでなければ得られなかったモノもある。

 きっと良く言われるように”人生なるようになる”のだろう。
 この言い方だと投遣りのように思われ語弊があるから補足的な言い方をしてみると「人生、その人に適した必要な経験が課せられるように出来事が展開する」などと言えるか。
 何度も同じ痛い目に会うのは、きっと学校と同じで単位を取らないと落第し続ける、なんてなことになっちゃってるからなのかもしれない。痛い目に会いたく無かったら、そこで何を学んだのかジックリ”復習”してみることが受験勉強と同じで大切なのだろう。

 最高度に達したジェダイマスタークラスのような人だったら、きっと人生において降りかかってくる試練を、まるでスキーで雪山のコブ斜面でも滑るように、デコボコの人生を楽しみながら、且つそれでいて回りが良く見えた状態で、生きて行くことができるのだろう。
 僕は勿論そんな芸当はとても出来やしない。ちなみにスキーも下手だしね。そういう問題じゃないか。

 試練を楽しめるに越したことは無い。できればそうなりたい。
 遠まわりでも試練を経ることがジェダイマスターへの道というなら、そっちを選ぶかもしれない(相変わらずスターウォーズかぶれてますな)。

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