Monologue2002-23 (2002.5.12〜2002.5.20)
 「2002.5.20(月)」曇時々晴・日本のうた

 今日は鮫島由美子氏の「日本のうた」を聴いている。
 西洋音楽の影響が多いとはいえ、それでも日本の歌曲も素晴らしい作品が多々ある。
 「花の街」なんて日本の歌の中でも屈指の名作ではなかろうか。
 僕等にはもう散々聴き古したと思っている「赤とんぼ」などはジックリ聴くと、とてつもなく美しく、そしてメチャクチャ切ない歌だと実感する。今に至るまで残っている由縁なのだろう。

 それからどれもやはり詩が良い。
 僕等は幸い日本人なので、詩のニュアンスが良くわかる。これは僕等の特権でもあり、尚且つこれらの作品を後世に伝えるべく与えられた責任でもあるかもしれない。

 「2002.5.19(日)」曇時々晴・空蝉橋

 JR山手線大塚駅北口から線路に沿うように池袋方面へと坂を登って行くと、山手線に掛かる空蝉橋というのがある。
 この橋から見る沿線の景色は、僕の大好きな景色だ。

 若い頃聴いていた音楽は、もう自分の身体の一部のようになってしまって、その音楽に対して客観的な判断ができにくくなってしまうのだが、それは景色にも当てはまってしまう。
 すなわちここは、僕にとって客観的な判断のできない場所の一つだ。
 たぶん全く関係無い人にとってはこんな場所は東京の平凡な街の景色の一つに過ぎないのだろう。

 この橋の上に立って北の方向を眺めると、その方向には昔僕が住んでいた場所もあるのである。
 ここからの雑多な建物の立ち並ぶ絵は、僕にとっての東京のイメージを象徴するような図柄だ。
 ここに立つと「東京だ・・・」という感慨が強く沸き起こる・・・。

   *   *   *

 ・・・え〜っと、上の文を芭蕉を真似て、意味をあまり変えずに以下に凝縮させてみようと思いますです。

 ”大塚の高台に空蝉橋という橋あり。山手電車を渡る。
 大塚は昔住みたる場所にて、橋からの眺めは好きな音に似て耳に染付くほどに馴染むなり。
 ありふれた雑居も殊に東京を写す絵とぞ覚ゆ・・・。”

 ・・・あれ?3行で終わっちゃった・・・。
 オレいつもかなり無駄なこと書いてたのかにゃあ〜〜レロレロ(それが無駄だっての)・・・。

 「2002.5.18(土)」曇・○○ごころ

 あ〜あ。
 ・・・って、このフレーズも飽きたか・・・。
 今日はなんとか8時くらいで仕事から解放され、ようやくやっと明日休みだあ・・。
 今週は怒濤の週だったが、来週はどうなるか・・・。今週ほど怒濤では無いにせよ、「若干怒濤の一週間」にはなりそうだ。全くずっと会社にいると家に帰っても月曜から長〜い一日が続いていたようで、こうして、ようやく解放され明日が休みになって、ようやく自分の生活に、自分に戻れる感じだ。

 話は変わるが、芭蕉の奥の細道の旅は、実は別の本来的目的があった旅で、単なる観光旅行では無かったとする説があるようだ。もし仮にその説が本当であれば、「おくのほそ道」は、芭蕉が仕事で行った先で、ついでに・・・、ま、ついでと言っちゃなんだが、その先々での印象を仕事をしながら記録していったものだと言うことになる(ちなみに完成は5年後)。
 ここでは仕事の内容については敢えて触れないでおくが、いろいろと危険やストレスもあったらしい。
 我々が思うような風雅な自由気ままなだけの旅では無かったことは確かなようだ。

 僕は普段自分の仕事にブツクサ文句を言いながら、何もできない言い訳をしてばかりいる。
 芭蕉の名紀行文が、上記のようなストレスの掛かる過酷な状況で育まれてきたものだと想像してみると、今の自分がいかに小さいかと恥ずかしくなってくる。
 環境に負けて飲み込まれていくのでは無く、どんな時でも旅心・詩心を忘れずにいたいもんである。

 ・・・それから、え〜っと、あと恋心、恋心ね。これは是非とも忘れたく無いねっ。
 ん?、何?、まだそんなこと言ってんのかって?、おまえのは恋心じゃ無くて、下心だろって?。
 ア、イテテテテッ。

 「2002.5.17(金)」雨・結局ずっと溜め息でした

 あ〜あ。週末だってえのに、雨だし、土曜も出勤だし、ブルーになるなあ・・・。
 そういやここんとこ大好きな街道散策もできないし、ふう〜っ・・・。
 今NBAのプレーオフのシーズンだが、どうもこの時期は仕事がタイトでへばっている記憶が多いな。この連休明けから梅雨の時期いつも不調なイメージがあるが、こりゃ何か運命的なもんでもあんのかなあ・・・。
 そんな中新聞を見たら、ボサノヴァの祭典「ゲッツボサノヴァ2002」が5年ぶりにくるらしく、チケット売り出しの広告が出ていた。前回同フェスティバルに行った時、長丁場だったけど夏の青空の下ビールを飲みながらの、ボサノヴァの一時は、大変楽しかった印象がある。あー、会場も近いし、また行こうかな・・・。

 「2002.5.16(木)」曇・枯渇君

 あ〜あ。ここんとこ家と職場の往復だけで、家に帰ってもテレビを見たり本を読んだりする時間も無く過ごしていると、仕事一色になって話題も枯渇して来ますな。 今週はどうも愚痴モードで通しでいきそうだな、こりゃ。ごはんがごはんがススム君、話題が話題が枯渇君・・・。
 ・・・などと冗談言ってる場合では無いか・・・。。
 せめて電車に乗る時間が長ければ、なんか変な人でもいて話題にはなりそうなのだけど、今の職場は近いので、すぐ着いちゃって面白い事件に遭遇する確率も減ったような気がするし・・・なまじ近いというのも時に又これ都合悪いこともありけりか・・・。
 仕方ないから仕事の話でもするか・・・。
 え〜と、え〜、メインの処理でアベンドした時に、イニットでイニシャライズしたワークエリアを・・・、ん?、何のことかサッパリわからんと?。
 そーでしょう。そーでしょうな。
 この当の私でさえ時々わからなくなるんですから。

 「2002.5.14(火)」曇・急ぐなよっ!

 今日は何とかテレ朝の「さまゆう(さまあ〜ず優香の怪しいホール貸しちゃったのかよ!(仮))」を見られる時間に家についた。いや、そうする為に無理矢理仕事投げて帰って来た。

 それにしても、最近のお江戸の天気は、こりゃ梅雨ですな、全く。
 ほんとに”梅雨まで、早め早めかよっ!”。
 桜の開花といい、沖縄の梅雨入りといい、仕事の納期といい、”何、急いでんだよっ!”。
 こんないろんなもんの時期が早まるなら、婚期でも早めろってえの(誰に言ってんだよっ!)。

    おやおや、愚痴日記になりつつありますな。

 「2002.5.13(月)」曇・追われてます

 今週は超忙しくなりそうだ。今もタクシーで帰って来た。やだなあ〜。土曜も出勤の色濃いし・・・。
 これで、又洗濯物と新聞と録画したテレビ番組と埃が溜まってしまうのだ。
 生活も一層荒(すさ)むだろうなあ〜。
 ”こんばんわ。すさむチャンでーッス!”。・・・などと冗談言ってる場合では無いか・・・。

 「2002.5.12(日)」晴・SUICA

 JRのSUICAイオカードというのを購入した。
 販売額は2000円で、使い切ってもチャージすれば良いそうだ。20000円までチャージできるらしい。
 強いて難点があるとすると、入札記録が表示されず利用者にはわからないので、僕のような散策好きからすると惜しい点ではある(後記:SUICAは専用の自動券売機で入札記録を紙に印字もできるようになっています。YYさんより御教示賜りました)。

 それを差し引いても使い勝手は良く感じた。

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