The Yorozuya Journal

よろずや談義


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祝! 日記才人誕生(2001.1.1 旧日記猿人)
 
§(Jun.17,2001 Sun.)セルフ給油

笹目通りで初のセルフ給油.簡単なものである.しかし,価格は他のスタンドと大して変わらない(\95).セルフと大書きしてある割には,確かに価格の表示が小さい.せっかくの試みなら価格でアピールすべきだろう.

§(Jun 13,2001 Wed.)家電リサイクル

上野ら著「家電製品のリサイクル 100の知識」(東京書籍,2001)読了.家電の開発に当たってきた3人の技術者が家電リサイクル法の周囲を解説.パソコンモニターとテレビは,処理方法に違いはないのに,法律の違いから廃棄物としての扱いは全く異なる.テレビとは普及率で差があるかもしれないが,このような違いがリサイクルの効率を落としていくことになりはしまいか.LSA(Life Cycle Assessment)は,環境適合性を定量的に評価する指標.原料となる資源の採取から,製品としての寿命,使用エネルギーから,廃棄・リサイクルに関わるところまで総合的に評価した数値.このようなトータルな意味で,本当に地球に優しいか考える必要がある.

§(Jun 12,2001 Tue.)指紋

堀ノ内雅一著「指紋捜査官」(角川書店,2001)読了.数年前に阿部定事件の本が話題を呼んだが,その著者による警視庁の指紋のオーソリティー塚本宇兵氏のルポ.ノンキャリアから指紋のスペシャリストになるまで.三億円事件の時に白バイに残された指紋を更に追っていたら,犯人に近づけたのではという思いが,後の事件で指紋を追わせる原動力になったようだ.

§(Jun 5,2001 Tue.)国家と犯罪

船戸与一著「国家と犯罪」(小学館,1997)読了.辺境の地ではいとも簡単に人が殺されるという.国家によって消される人々.国家に対する犯罪.いろいろな形で人権が蹂躪されるのが,発展途上国では当たり前のことである.この本では,カストロとの軋轢から麻薬密輸疑惑をかけられて処刑された,キューバのオチョア将軍.メキシコのサパティスタ民族解放軍.各国で問題となっているクルド民族.チベット問題.中国の内モンゴル支配.様々な国の権力と闘っている人もいれば,強権を発動する国家もある.この本は,キューバ旅行の帰りに一緒になった方から教わって読んだ.

§(Apr.27,2001 Fri.)ロケット☆ボーイ

宮藤官九郎脚本「ロケット☆ボーイ」(角川書店,2001)読了.織田裕二主演のドラマをノベライズしたもの.織田の腰痛で途中中断,再開という変な展開のドラマ.数回しか見たことなかったが,通して読んでその面白さに気付く.11話の予定は7話に変更になり,主人公が足を怪我をしてという苦しい展開が,スリリング.

§(Apr.26,2001 Thu.)Java

アンク著「JavaScript辞典」(翔泳社,2001)読了.Javaって昔から好きではなかったが,最近はPCの性能も上がり,Javaを動かした時にブラウザーがもたつくこともなくなった.ところで,Javaをwebで使うことの意味って何だろうか.大して意味も無く嬉しがりでJavaを使っている場合も少なくない.実際,パラパラこの本を見ていても,取り入れたいと思うような技法は少ない.ソースは,こちら

§(Apr.25,2001 Wed.)

青山南著「この話、したっけ?インターネットでこんなに読めるアメリカ文学」(研究社,2001)読了.新刊書に挟まれたパンフレットのエッセイと,その後,インターネットの発達で同じ素材に関してネット上で関連するアイテムを調べて,その後の動きを追ったものという2つの面からアメリカ文学を論じている.現代のアメリカ文学は,creative writingを大学で学んだ,「正統派」作家が台頭してきているようだが,結局同じような作品がぞろぞろ出てきているという批判もあるようだ.文学って作ろうとして創るものではなく,自ずから湧いてくるようなもののような気がするのだが.
地下鉄の中の詩
ショートショート専門のEジン
John Lennon殺しの犯人探し
お下劣言葉
Bill Gates
パイ投げ事件

§(Apr.23,2001 Mon.)電車の席の両端

本明寛著「なぜが人気なのか 行動の心理学」(ふたばらいふ新書032,2001)読了.パーソナルスペースは,自分の周囲で他人には入ってもらいたくない範囲の空間のことを言う.そのスペースに入れるのは,恋人,配偶者,家族などだけである.これは人によって大きく異なるらしい(キンゼルら).例えば,傷害事件を起こす人には,極端にパーソナルスペースが広い人が多いという.他人がパーソナルスペースに入ってくると簡単に攻撃を仕掛け,事件となってしまうというのだ.そこまで行かなくても,パーソナルスペースの広さは,日常生活でも快不快感覚に大きく影響を及ぼす.例えば満員電車では,パーソナルスペースにどれだけの人が入り込んでいることか.電車の席で端に座りたがるのは,結局,このパーソナルスペースの確保のためなのである.

§(Apr.22,2001 Sun.)ブタオザル調教

衛星放送で興味のある話を見た.タイのソンポーンさんは,ブタオザルを調教して椰子の木に登らせ,熟れた実だけを選択的にもぎ取らせ,最終的に集果までさせるようにしている.氏は,60歳を越えたが,その調教には定評があり,サルの調教師として有名になり,最近は教育大学の学生の講義にまで登場しているという.氏の調教のステップは,野生のサルを従順にさせ,最初は椰子のようなラグビーボール状のものを回す訓練,そして熟れた実を選ぶ訓練など,徹底したオペラント条件付けを餌を強化子として繰り返し行う.1匹のサルを調教するのに半年近く掛け,一度に数匹しか預らない.調教費用は高価だが,木に登って椰子を取る人が減っている現状では,人を雇うよりはコストメリットがあるという.その徹底的な学習方法に,オペラント学習の原点を見た.

§(Apr.20,2001 Fri.)日本語まじり英語

リチャード・ウェバー著「とにかく話せ、日本語まじり英語!」(講談社,2001)読了.日本での英語教師の経験からのアドバイス.とにかく単語がわからなくても,日本語を入れて話せとのこと.また,大きなチェーンの英会話教室よりも個人でやっていりょうな小さなところのメリットも大きいという.このウェバー氏の英語教室では,日曜の朝に生徒から5分間電話を掛けさせて,何でも言いから5分間話をさせるという.電話だけのコミュニケーションでどこまで自分の意思が伝えられるかのトレーニングである.これは実に面白いと思う.また,中高と学んだ学校英語も,文法から学んでいるのだから活用しない手はない.文法通りに話そうとするとつっかえるが,知っていることのアドバンテージは活用せよとのこと.

§(Apr.18,2001 Fri.)無目的

赤瀬川原平著「よみもの無目的」(光文社,2001)読了.写真&エッセー.何か物が生まれるのは,目的があるように思えて,無目的という目的がある.日頃のショットを見て見ると,何か隠れた無目的に惹かれている赤瀬川氏の目がある.目的を考えることは結構無駄な作業だが,無目的はいつの間にか見えてくるものらしい.路上観察学会の面白さはそこなのだろう.

§(Apr.14,2001 Sat.)ネットワーク

C&R研究所著「WindowsMeでネットワーク」(ナツメ社,2001)読了.最近,勤務先の現場のパソコンでインターネットでいろいろ怪しげなサイトにアクセスしている輩がいるようだ.3交替勤務の職場なので,夜勤の間など目の届かないところでアクセスし,履歴を毎回消しているので,小生は正確には把握できていない.身内のことなので,情報システム部に照会するわけにもいかない.いつ,あちらから警告を受けるかと冷や冷やものである.今,何してる?でも使おうかと画策している.

§(Apr.13,2001 Fri.)ユダヤ社会

滝川義人著「図解ユダヤ社会のしくみ」(中経出版,2001)読了.ユダヤ人ほど,知られているようで知らない民族も少ないように思う.差別する側も,実態を知らないから差別しているように思う.昨年読んだ本とはまた違った面での平易な解説書.知らなかった事実は,ソ連の崩壊から実に100万人のユダヤ人(全てが本当の意味でのユダヤ人かは疑問もあるようだが)が,イスラエルに移住したということ.現在の旧ソ連圏のユダヤ人が50万人であることを考えると,その数の多さに驚く.ソ連時代のユダヤ人に対する人頭税等で,強烈な迫害を加えられてきたので,自由化以降の流出は自然な流れだったようだ.そのソ連からの移民の影響で,イスラエルのハイテク産業の隆興もあったというわけ.この50年に莫大な数のユダヤ人がイスラエルを目指したわけだが,それだけ流入しても維持できているというのは,世界中のユダヤ人の支援があってこそだろう.そのパワーは,歴史の流れに翻弄された民族の主張であろう.

§(Apr.12,2001 Thu.)バイクメンテナンス

「バイクメンテナンス」(高橋書店,2001)読了.最近,あるバイク販売店のチェーンが,自社で販売したバイク以外の修理を締め出すという暴挙に出た.バイクの修理は手間ばかり掛かり儲からず,新車販売の稼ぎがバイク屋の収入源ということだろうか.結局,自分で自分のバイクはメンテしていくというのが,必要になっていくのだろう.

§(Apr.09,2001 Mon.)747の飛ばし方

Stanley Stewart著,小西進訳「ボーイング747-400の飛ばし方(原題:Flying the Big Jets)」(講談社,2001)読了. シミュレーションゲームでちょっと知っただけで,ジャンボ機を飛ばそうと思ってハイジャックした男(どうやら小生のすぐ近くに住んでいたようだ)が2年ほど前にいたが,この本を読むとその程度では全くダメだろうと思う.それほど,操縦が複雑で難しいものだとわかる.自動操縦化が進み楽になっているのだろうと思っていたのだが,実際には,そこまでの設定が複雑だ.特に着陸も自動化されているが,悪天候時は仕方ないにしても,多くの機長が手動で着陸しようとするのは,手動の方が複雑な手順が省けるという理由もあるようだ.ロンドンヒースローからニューヨークJFKまでのフライトを紙上で再現しながら,後半では理論から機長の日常まで描いている.

§(Apr.08,2001 Sun.)ネット日記黎明期

森博嗣著「毎日は笑わない工学博士たち」(幻冬舎,2000)読了.タイトルの意味はよくわからないが,森助教授がサイト上で公開していた日記を本にしたもの.キーワードの解説などあるが,まあ安直な本である.1996の8月より1997年いっぱいの日記.我孫子氏や大森氏などその当時からのネット日記者も数多く出てくるが,当時,小生は森氏を雑誌のインタビューで知っている程度で,日記の存在など知らなかった.ネット日記黎明期の別の状況を今になって本で知るというのも面白いものである.

§(Apr.06,2001 Fri.)フリーライター

樋口聡著「フリーライターになる方法」(2000,青弓社)読了.世の中には様々な分野にフリーライターがいる.実にピンからキリまでというところだろう.21人のケーススタディからフリーライターになるいろいろな方法が提示される.ライターになることが目標ではなく,道を極めていったらライターになっていたというところか.
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裏モノ
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医療ライター
映画ライター

§(Apr.01,2001 Sun.)


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