例 「タイトル」 江東区有明、十六万坪(旧貯木場)の埋立てに関して、計画見なおしの陳情 「主題」 1.経済効果の計画時とのギャップ 計画はXX年前のものであり、バブル後経済情勢及び、臨海部の未利用空き地の実情 都内貸しビル・オフィス状況を鑑みるにつき、新たな土地を、多額の予算を投じて 求める理由はありません。 また、経済は回復基調にあるが、東京都に必要な企業活動も昨今のIT化に伴ない 世界的潮流の情報文化サービスの提供に移行するものであり、多大な土地・箱物を 必要とする一極集中の時代が再来する事は無いと予想されます。 2.無駄な公共事業計画の見なおし  土建大型公共事業は、環境への影響が危惧され、国レベルでも、問題が顕在化して います。必要性・経済効果を十分に評価し、環境への影響を、公開で議論し 見なしされる機会を設けられる様にお願いします。 3.広域環境への影響 江東区有明、十六万坪(旧貯木場)臨海部は、きれいな水質を維持しており 貴重な生物資源も甦っており、水鳥も多く飛来しています。 これが埋め立てられた場合、この地域ならず、 流れ出す埋め立て土砂は、周囲の自然を破壊し、水鳥などは3番瀬などへ行くか 行き場を無くし、どこかの地域の生態系を圧迫するかもしれません。 また、この水資源は、南風を冷却し、東京都をヒートアイランドから守りますが 埋め立てられた場合、東京都のヒートアイランド化が進み、地下水位上昇に伴ない 関東地区の異常気象を招き、河川氾濫・洪水などの被害も予想されます。 これらの検討が十分でなければ、東京都・東京都民は、費やした公共事業費を 回収できないどころか、莫大な損害を被り、更に莫大な自然災害対策費を 必要とする事に成ります。 いくらかは、推定・仮定ですが、 尻拭いは「次の世代」と、自然破壊の責任を取らない、 多くの政治家、議員、行政官、企業、学識者の意見を 冷静に受け止め、利害関係の無い第三者(米国の研究者等)に 環境アセスメントメントを求める様に提案します。 3.東京都民の憩い 親水公園として、広大な海に身近に接する都民は、心を癒し豊かにします。 未利用な埋立地と異なり、未利用であっても海は自然や人々の心を育てます。 埋め立て・自然破壊はいつでも出来ますが 破壊された自然は取り戻せません。 決定的な「必要性」が都政に求められるまで、 埋め立て・自然破壊は中止して下さい。 「お願い」 本計画を今の実情に照らし、一次中止とし、新たなアセスメントを含めた        有明北地区の埋立計画の再考をお願いいたします。                        ( 3/10 MEVAさんよりご提供 丸帆亭一部修正 )