[ 3/14  都議会での自民と港湾局のなれ合い答弁 ] 大西議員(自民党) 有明北地区は本当にハゼの最後の楽園と言えるのでしょうか。私は 葛西の漁業組合の顧問をやっているんですけども、最近はハゼも釣 れればですね、オコゼも釣れて、アナゴも釣れてですね、それは東 京湾そのものがきれいになってきたから、今、魚の楽園に生まれ変 わりつつあるわけで、あそこだけにですね、特定されたものではな いと思うわけでございますけれども、現行●●と比べてどのような 違いがですね、仮に橋をかけるな、埋立をしないということだと出 てくるのか、客観的な事実に基づいて明快な答弁をお願いしたいと 思います。 港湾局長 はじめに有明北地区のハゼの最後の楽園と言えるのかというご質問 でございますが、マハゼは東京港のほぼ全域に生息する魚でござい まして、また有明北地区は他の地域と比べマハゼの巣穴の密度も少 ない状況でございます。水質についても夏場に海底付近で酸素が欠 乏した状態となり、水質は夏・冬を通じて富栄養な状況となってい るなど、東京港の奥の部分と同様の傾向を示しております。有明北 の水域は民有地に囲まれ、一般の都民が立ち入ることができず、こ こ数年限られた季節に船で釣りをされる方のみの釣り場として利用 されております。ハゼにとっては釣り上げられ、テンプラにされ食 べられるのですから、釣り人にとっては楽園であっても、ハゼの最 後の楽園と言えるものではなく、ましてハゼの唯一の生息地という 実態にはございません。  次に埋立を行わず親水公園や橋梁方式の道路を作ろうとした場合 の影響についてでございますが、埋立造成や道路整備、あるいは護 岸整備にかかる費用については、埋立地を処分した収入によって賄 うこととしているために、埋立をしない場合は、橋梁方式の道路の 整備、あるいは親水公園や●●護岸の整備、補償費や調査費などを 都民の税金で負担せざるを得なくなります。これらの経費を試算致 しますと、橋梁の整備費は単純な試算で200億円以上、護岸整備 に約250億円、それに100億を超える補償調査費など合計60 0億円近くを税金で賄うことが必要になります。さらに橋梁●●へ の変更に伴う設計の見直し、都市計画手続きやゆりかもめの許可手 続きのやり直しなどが必要になることから、平成17年度に予定され ておりますゆりかもめ延伸や、公益幹線道路延伸が大幅に遅れるこ とになります。ゆりかもめや公益幹線道路の延伸は、有明北地区の 街づくり、臨海副都心の開発のみならず、東京全体の交通ネットワ ークの観点からも重要でございまして、その事業の遅れは多方面に 大きな影響を及ぼすことになります。  以上のことから、都民の皆さんにお約束いたしましたスケジュー ルどおりに埋立を実施していくことが、何としても必要であると考 えております。 大西  ま、それこそハゼの最後の楽園が、ハゼの最後の処刑場みたいな 感じで、あのーお話がありましたけれども、その通りの部分もある んじゃないかなと思いますね。有明北の埋立を行わないとですね、 都民の税金を使うことになるわけですね。 ●は聞き取れなかった部分です。