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ダイアルアップ環境でのqmail Tips


●fetchmail を使う

・MTAとしてqmailが動いているホストにおいて、fethcmailを使ってプロバイダから メールを取得して、ローカル配信させる。


(1)qmail側: envelope-to: のドメイン名が localhost の場合も、ローカルに 配送するようにする。


a)コントロールファイル locals に次のエントリを追加。

localhost

意味:xxx@localhost (xxx:任意)宛のメールは、ローカル配信する。

b)コントロールファイル rcpthosts に次のエントリを追加。

localhost

意味:xxx@localhost (xxx:任意)宛のメールは、自ホストで受け取り可とする。

(2)fetchmail側: 受信したメールのヘッダに Delivered-To: フィールドを付加する ようにする。


a).fetchmailrc を次のように設定。

poll remote-host
protocol POP3
envelope Delivered-To:

user myusername
password mypassword

no mimedecode

★ "envelope Delivered-To:"指定により、Delivered-To: フィールドがヘッダに付加 され、qmail側で、ここに指定されたアドレスが受信者(recipient)と判断される。
★ Delivered-To: フィールドは、user@localhost (user:fetchmailを実行している ユーザ)という値になる。
★ 必要に応じて、no mimedecode を指定する。fetchmail-5.1.0 以降では、これがない と、ヘッダ中でMIMEエンコードされた文字列がデコードされて生JISになってしまう。

■参考にした情報:

fetchmail FAQ(英語): http://mirror.nucba.ac.jp/mirror/Linux/system/mail/pop/fetchmail-FAQ.html


●MewでMaildir形式のメールを処理する

・Maildirに配信されたメールをMewで読めるようにする。


・IM の設定ファイル ($HOME)/.im/Config に次の行を追加する。

# for qmail Imget.Src=local:${HOME}/Maildir
MBoxStyle=qmail

■参考にした情報:

Mew FAQ: http://www.mew.org/FAQ/index-j.html


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