病気と健康
- 飼育者としての注意点は? -

 

 病気と健康と題しましたが、ここでは個々の病気の説明などは私では役不足なのでしません(^^; あくまで飼育者として知っておくべき事、注意すべき事に限定して書きます。

 

鳥のサイン

 次に挙げる鳥の仕草は、病気のサインかも知れません。

  • 羽が膨らんでいるか(寒がっている証拠。本当に寒い時と、体の調子のわるいとき、のどちらかである)
  • 羽(風切り羽)を浮かせ気味にしているか(暑がっている証拠。本当に暑い時と、体の調子のわるいとき、のどちらかである)
  • 下のまぶたが目立っていないか(相当リラックスしないと、鳥は下まぶたを閉じません。リラックスしているときなら良いのですが。) この状態がもう少し進めば、眠りがちになります。
  • 尾羽を小刻みに震わしていないか(時々やるプルプルという震わせ方ではなくて、もっと小刻みな震えが続くときには要注意です。オカメインコは特に尾羽が長いので、体の震えを尾羽で真っ先に察知することができます。)
  • 頭を背中に埋めているか(頭を背中の羽毛に埋めているのは、体温が口から逃げるのを防止しています。じっとこの状態のままだと、かなり重症の病気だと思われます。一刻も早く獣医へ)
  • 特に朝、鳴いているか(状態が悪くなると、鳥は鳴かなくなります)
  • 反応が鈍くないか(呼びかけに応じるのがワンテンポ遅れたりするのは、悪い兆候です)

     

    家庭の中の毒物

    鳥の周囲にありませんか? 金属製品だけでなく、塗料にも要注意です。
    テフロンフライパンなどのコーティングに使われています(フッ素加工とか、シルバーストーンとか、プラチナストーンとか呼ばれている)。高温(200度ぐらいだと思います)になると気化します。人間には無害と言われていますが、鳥には急性毒性があり、テフロンを吸い込んだ鳥はアッと言う間に(数分で)けいれんを起こして死ぬことがあるようです。オカメインコでもテフロン中毒の死亡例があります。台所に鳥を置いては行けません。また、機密性の高い家の場合は、炊事時には必ず換気扇を回して下さいね
    嗜好食品コーヒー、アルコール類、チョコレート、タバコなどをやってはだめですよ
    観葉植物アイビー、サツキやツツジ、ジャスミン、ポインセチア、スノードロップなどスイセン仲間など沢山あるが(^^; 心配ならば、食べないように気を付けて下さい。そういう意味では、鳥に非毒性の安全な観葉植物を知っておいた方が良いですね。タケ類、シダ類、セントポーリア、ベゴニア、ブーゲンビリア、クリスマス・カクタス、コレウス、カランコエ、マリーゴールド、キンレンカ、ペペロミア、ペチュニア、ポトス、シェフレラなどは大丈夫だということです。ただし、常食させて良いとは限りませんよ(^^;

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