飼育道具
- 飼育するのにどんなものが必要か? -

 

カゴ

 最低限の大きさは、オカメインコに限りませんが、止まり木に止まった状態で鳥が両翼を一杯に広げられるスペースがあることです。オカメインコの場合は、40cm四方ぐらいのカゴが最低のスペースだと思います。もちろん、これは最低の数字です。大きければ大きいほど良いです。
 材質はステンレスが無難です。塗装には気を付けて下さい。鉛が塗料に含まれていないことを確認できないものは避けて下さい。ハンダには鉛が含まれていますので、これも避けましょう。銀ロウなどの鉛を使っていないロウ付けは構いません。ハンダなのか銀ロウなのか分からない場合、そのカゴは避けましょう。そういう意味で、溶接してあるものやカシメてあるものが無難です。
 カゴの棒材の間隔は、当たり前ですが、オカメインコの頭より大きい物はダメです。普通、棒材はタテに並んでいますが、ときどきカゴの側面の棒材がヨコに並んでいるのも見かけます。それぞれの特徴を知っておいて下さい。
  タテに並んだ棒材・・・鳥が移動するとき尾羽を痛めない。
  ヨコに並んだ棒材・・・鳥が移動しやすい。
 うちのカゴの棒材はタテに並んでいますが、私はヨコに並んでいる方が良いような気がします。もし、そういうカゴを見つけることができれば、検討してみて下さい。

止まり木

 止まり木の太さは意外と重要です。太さは、鳥が止まり木をつかんだときに、爪がしっかりと木に当たる程度の太さが良いです。爪が伸び過ぎるようなら、止まり木が細すぎる可能性があります。うちの止まり木もやや細目なので、爪の伸びるスピードが速いです。ただし、自分で爪を咬んで処置してくれるので、爪切りの心配はありませんが。
 止まり木を良く囓るので、止まり木の材質は硬いもの、例えば、桐が良いです。まあ、柔らかい材質の場合は、しょっちゅう取り替えてやれば良いというだけです。
 先日、うちの止まり木を直径2cmのものに代えましたが、少し太すぎるようです。オカメには、1.5cmぐらいが丁度良いように思います。使用したのは、ラミーという材の丸棒で、この材は止まり木として堅さも十分で桐よりも良いと思います。

餌入れ・水入れなど

 餌入れなどはカゴに付属のプラスチック製の容器で構いません。大型インコ類と違って、プラスチック容器を破壊するなんてことはありませんから。ただし、プラスチックから溶出する可能性のあるホルモン攪乱物質を問題にするなら、陶器やステンレスが良いかも知れません。

おもちゃ

 うちでは、鎖などの先に鈴を付けたものをカゴの上部から吊しています。オカメインコはおもちゃが好きです。色々と工夫してやってください。何種類か用意しておいて、飽きた頃に取り替えて行けば良いです。何種類かのおもちゃをローテーションするわけです。

その他

 ペットヒーターなどの健康に関する道具は健康の項目で、フゴなどの育雛関係の道具は、育雛の項目で、扱います。


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