(過去のごくたま)

**2001.09.28(金) 白菜キムチの日

今度お酒飲んだら罰金よ。

スクープ!
実は、昔話の桃太郎は.....





















双子だった!!


おばあさんが川で洗濯してるときに大きな桃が1個流れてきて、それをうちに持ち帰ったが、実はそのあと.....












もう一個、大きな桃が流れてきたのだった!



その桃は海まで流れ、なんと鬼が島に漂着!

その桃を鬼が拾い上げ家に持ち帰り、割ったところがなんと元気な男の子。

でもこの子、悪い鬼に育てられたくさんの悪事を働いて実績を上げ、鬼たちの親分になる。




もう一方のおじいさんおばあさんに拾われた桃太郎。

こっちは、お話とおりに育てられ、ついには鬼が島へ鬼退治に。


いよいよ、クライマックス。

お互いが兄弟であるとも知らずに、面と向かい合う2人。
今まで正反対の人生を歩んできた2人。
今こそ、決戦のとき。





ん、なんか俺たち、似てない?

ひょっとして桃から生まれたのか?

そうだけど。

なんだ、ぢゃ、やめない?
悪いことはいかんよ。

わかった。
今まで人々から盗んだものも返すよ。

ものわかりいいじゃん。
そうこなくっちゃ。
これから、なかよく暮らそうよ。

こんなんでいいのか?

**2001.09.27(木) 敬亀の日

垢すりに行かない?

会社行くのに、ホームで電車待ち。
次の電車がくるまで後5分。
ぢゃ、ちょっと文庫本でも読んでるか。
どれ、しおりちゃんはここだから、ここからスタートね。。
ふんふん。
ふんふん。
どれ、次。
と、手をページにかけようとしたとき、風がふんわり吹いてきてページをふんわりめくってくれたのだった。
わぉ、ラッキィ。
らくちんらくちん。
ふんふん。
ふんふん。
どれ、次。
と、手をページにかけようとしたとき、またもや、風がふんわり吹いてきてページをふんわりめくってくれたのだった。
え、偶然か?
偶然にしてはすごすぎ。
どれ、今度は読まないでめくらせてみよ。
読んだふりしてページから指を離す、と。
だめだ。
どれ、きちんと読も。
ふんふん。
ふんふん。
どれ、次。
と、手をページにかけようとしたとき、案の上、風がふんわり吹いてきてページをふんわりめくってくれたのだった。
そうか、ここらあたりに本好きな風の妖精でもいるのか。
ん、おりこうさん。
なでなで。
これからも仲良くしてね。

書いてて恥ずかしいんですけど。

**2001.09.26(水) にこごりの日

ぼくの鼻、ダブルクリックしてみな。

あ、おすもうさんだよ。
そうね。
ん、なんかすごくあまくていいにおいがする。
おすもうさん、ってちょんまげしてるでしょ。髪の毛にびんづけあぶらっていうのを塗ってちょんまげの形にするの。このにおいはそのびんづけあぶらなのよ。
そうなんだ。
ママ、なんかクッキー食べたくなっちゃった。
あらま、やっぱり。じゃ、帰ったら焼いてあげるわよ。びんづけあぶら入れてね。
ぎゃふん。

いいはなしですねぇ〜。

**2001.09.25(月) テトラポットの日

カバの歯磨きのお手伝い。

かのじょに聞いた話。
かのじょがまだ幼稚園の頃、よくおじさんとかくれんぼして遊んでいた。
で、かのじょが隠れているとき、
「ちいさいアキ♪、ちいさいアキ♪、ちいさいアキ♪、みぃつけたぁ〜♪」
と歌う声が上から聴こえてきた。なにかなと思って上を見上げたら、おじさんが、してやったりといった顔で歌っていた。
そう、かのじょの名前は、あき。

いいはなしですねぇ〜。

**2001.09.21(金) キーボードを綿棒で掃除する日

キャベツ、要りますかぁ。

あ〜、おやすみなさい。
どうもありがとうございましたぁ。また来てね。
うぃ〜。
だめだ、こりゃ。
2時過ぎじゃん。これがほんとのオーバー・ザ・レインボー(虹)ってか。会社に泊まるか。
歩いて帰ろ。
(てくてく、よろよろ)
お、コンビニやんけ。しかも、酒まで売ってる。
缶入り水割りとさきいかでも買ってくか。
毎度ぉ〜。
(てくてく、よろよろ)
お、ここかぁ。
どれどれ、入館カード。
ピッ。
ガチャ。
(てくてく、よろよろ)
ただいま戻りましたぁって、誰もいないか。
どれ、水割り水割り、さきいかさきいか。
ごく。
ふぅ。
ごく。
なんか、あっちぃな。
ん、なんかねみぃ。
どれ、いす並べて。
パンツいっちょになって。
どうせ、眠り浅いからみんなが出てくる前には目ざめるし、着替えはばっちしさ。
おやすみなさぁい。



あの、ちょっと。

すみません、起きてください。

えっ

あのぉ、今日、社長さんとお会いする約束だったんですが、ちょっと早く来すぎまして。
げっ、もうこんな時間。
じゃ、ここ空けますんでちょっとお待ちください。
と、立とうとしたとき気づいた。


げっ、パンツいっちょうじゃん


きゃ〜〜〜っ!

はずかしぃ!

すいません、ちょっと着替えてきます。
はぁ。

いかん、まずい。社長にばれる!
はやくせねばっ!


おまたせしました。
ちょっと、いす片付けますんで。
あれ、もう片付いてる。
あの、ちょっとやっといたんで。
あ、すみません。おはずかしいところを見られたうえ、片付けまでしていただいて。
いえいえ、わたしも若い頃似たような経験ありますからねぇ。
あの、社長には内緒ということで。

いかん、寝込みをおそわれた。

**2001.09.20(木) なにやってもいい日

なるほど、こうなってるのか。

「あの通りすがりのものなんですけど、トイレ貸してください」
「あ、どうぞ。こちらです」
「ありがとうございます。ぎゃう!」
たたたっ。
バタン。
.....
なんか、ふぅっ、って声がトイレから聞こえてきそう。
.....
「ありがとうございました。ところで、ここは御社のビルなんですか」
「いいえ、上の階の大家さんから借りてます」
「あ、そうなんですか」
「なんか?」
「あのですね、わたし、こういう[[○○大学 理学部教授 ○川 虎衛門]]ものなんですが」
「はぁ」
「あのトイレの壁って切り出された石ですよね。で、その、してる最中にその中に新種かもしれない化石を発見したんです」
「え、まじですか」
「おおいに、かなりまじ、です。なので、あのトイレの壁をいただけないかと思いまして」
「そうなんですか。でも、借りてる身なので、上の大家さんに話をつけてからの方がいいかと思いますが」
「それもそうですね。失礼しました」
その日の夕方。
「あの、ご存知かとおもいますが、このトイレに新種の化石があるかもとかで、明日トイレの壁をはずします。なので、男子トイレは午前中いっぱい使えません。小さい飲み屋さんみたいにちょっとの間、男女共用とかにしてね」
というような内容の、丁寧な文書を大家さんからいただいた。
ま、しょうがないっすね。
でも、ひょっとしたら世界的に有名になるかも。
<○○の化石発見場所 △△のトイレまで 100メートル>
<あなたもトイレしながら、太古のロマンに浸ってみませんか>
なんて、看板が立ったりして。
そうなったら、人が集まって仕事できないかも。

でも、なんで化石があるなんて気づかなかったんだろ。

**2001.09.19(水) 光速の日

おめざ、何にする?

これってシリーズその2。

電車ん中。
ん、寝てたのか。
あれ、誰もいないや。
まだ3時じゃん。
なんとなくきょろきょろすると、目の前の席にこどもでいうと5さいくらいの大きさのくまのぬいぐるみが。
忘れ物か?
しょうがないなぁ。
あれ、でもぬいぐるみなのに目つむってるぞ。
う〜ん。
ま、いっか。次の駅ついたら、駅員さんに渡したろ。
どっこいしょ。
と近づいて抱き上げたら、


「きゃー、ちかん!!


え、なに?
ちかん?
このくまさんから聞こえたみたいだけど。

「なにすんのよ、はやくおろしなさいよ。せっかく気持ちよく寝てたのにっ!」

やっぱ、このくまさんからだ。
なんか信じらんない。
まじ、ですか?
でも、とりあえず謝っとこ。
てっきり、忘れ物だと思っちゃったんで。すいません。でも、なんで寝たりしゃべったりするんですか。

「ぬいぐるみだって進化してんのよ。言葉だってしゃべるし自分で考えて行動できんのよ。だから、プレゼントだって、宅配便でなくて電車使って自分でいけるのよ。しかも、こどもだから電車賃タダだし。どおっ?

そういえば、汚れないためなのか、赤い長靴を履いてる。
でも、どおっ?、て色つきで言われましても。


「あたし、そろそろ降りるんだからねっ。じゃましないでよ」


はぃ。
電車がホームに入る。
ドアが開き、ぬいぐるみのくまが赤い長靴履いて去ってゆく。

これって、未来?
※"くま"が"どお"で"どおくまん"になるのだが。知っている人は知っている。ちなみに、"うおー"っていったら?

**2001.09.18(火) 英語教師の日

踏み切り棒、上げてください。

(怖いのはまたいつか)
この前の休み、秋○原電気街に行った。
ちょい、ノートパソコンが欲しいかったのだが、ふところとのつりあいがとれなかった。
なので、なんかくやしかったので、展示してあるパソコンでインターネットにつながってるものを、全部自分のホームページにしてやった。
ん、なんだこれ。
う、がはははっ!
やるな、こいつ。
なに、なんかあったの。
いやこれ、なかなかおもしろいんだよ。
え、見せて。
ぎゃははは。最高!!
なになになんかあったのか。
こうやって、人が群がってくる。
いずれ、超人気サイト間違いなし。

これって、罪?

**2001.09.17(月) ふっくらピロシキの日

108段アイス。

ショート・ショート劇場。

「え、ママ、冷凍人間になっちゃったんだ」
「そうなんだよ。悪い病気の治し方がわかるまでね」
「それまで、ママといっしょにいられないんだよね。何年もかかるのかなぁ」
「そうなるかな、さびいしいけど」
「ママぁ」ぐすん。
「.....」
「ん、この目盛り、体温なの?」
「そうだよ」
「今、零度なんだね」
「そうだね」
「はやく治し方がわかるといいね。そしたら、また、マーマレード作ってもらうんだっ」
「そうだね。」

決まったのか?
明日のは怖いかも。

**2001.09.14(金) 糸電話の日

カップ焼きそばは、かやくを麺の下に入れてお湯を注ぐと、湯きりの時ふたにかやくがくっつかない。
わかった?

ポスペのどうだす(かめ)も日記を書く。

ポン、と頭出し。

ん、今日も目覚めのよい朝。
どれ、手足尻尾にも朝の光を浴びさせてやるか。
あれ、なに?
手足尻尾が出せないっ。
んぐ〜〜〜っ!
なんで?
もっかい。
んぐ〜〜〜っ!
だみだ。
ちょっと鏡で見てみよ。
あ、だめじゃん、動けないのに洗面所まで行けない。
しょうがない。
んぐ〜〜〜っ!
だみだ。
んぐ〜〜〜っ!
だみだ。
んぐ〜〜。

ポン。

ポン。


ポン。

ポン!

あれ?
出たみたい?
よかったぁ。
でも、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、とかなんか飛んだみたい。
どれどれ。
ん、なんじゃこりゃ
コルクじゃんかぁ。
そっか。ぼくが寝てるときに、りんご(うさ)がいたずらしたんだな。

ぼくは、ワインではありません。ふたなんかしないでくださいっ!!
ちきしょ、りんごめ。
いつか仕返ししてやるっ。

うさ VS かめ、再び。

ちなみに、ここに、[ポン、と頭出し]〜[いつか仕返ししてやるっ。]までをコピー(Ctrl+C)して貼り付けると、わりとおもしろいかも。1回だけでなくて何回かやってみて。

**2001.09.13(木) 舞妓(まいこ)さんの日

トイレットペーパー巻き戻し。



この前台風が来た。
その後、何日かして新聞を見たら台風関連の投稿があった。
以下引用。

わたし、小学校低学年の子供をもつ親です。
この前、台風が日本を通り過ぎたニュースを見ていたら、お決まりの文句である、台風一過という言葉をアナウンサーの人が使いました。
それを聞いていた子供は、
「この前の台風って、誰なの。おとうさんなのおかあさんなの」
といいました。
わたしは訳がわからず子供に問いただしました。
「なんで、そんなこと聞くの」
「だって、一家でしょ。家族でしょ」
あ、そういうことか。
「ねぇ、どっち」
う〜ん。
「台風一過って、台風がとおりすぎたっていうことなの。それと、台風って生き物じゃないでしょ。だから番号で呼ぶのよ、1号、2号って。この前のは11号」
「ふ〜ん」

「台風一過」って聞くと、条件反射でおんなじことを考える。しかも、長男、長女、・・・までついてる。

いかん。ぼくはぜんぜん成長してなのか。

**2001.09.12(水) 流しそうめんの日

モスラをウチワがわりにする。

だじゃれスクリーンセーバ、開発中!!

300発連続放射だじゃれが、

あなたのこころ絶対零度暗闇世界へ引きずり込む!!

もう、あなたは元には戻れない!!

必殺覚悟!!

空前絶後の大スペクタクル!!

大ヒット必至!

近日公開予定。

うそなんですけど、欲しい人いるのか?

**2001.09.11(火) 産婆さんの日

え、おやつ、またメロンなの?

会社が10時に終わった。
会社を出、駅に着きホームのいつもの位置に並ぼうとしたとき。
なんか、目の前にへんな人がいるんですけど。
首にひもかけて、ひじ曲げてなんかしてる。
あの駅弁売ってるんですか。
ちょい脇からのぞいてみてみると、なんと、ノートパソコンの対角線上にひもつけて首にぶら下げていたのだ。
で、キーボードに一生懸命なんか打ち込んでる。
え、そんな格好で立ちながら仕事してるんですか?
しばらくすると、電車が入ってきた。
電車は、満席の状態。
なので、乗る人は全員座れない。
あ、そういうことか。
座れれば、ひもなんかなくても、ひざの上にノートパソコン置いて仕事できますもんね。
思ったとおり、その人はドア脇の立ちスペースを陣取り、キーボードを打ちつづけた。
こんな人、まわりにいませんか?

いないと思うんですけど。

**2001.09.10(月) 小骨の日

あなた、帰らないでっ!

平日に休みをとった。
実家の親から用事を頼まれ親戚の家へ。
最寄の駅で降りて近くまで来たのだが、おおよそのところしか聞いてなかったのでよくわからない。
もうちょっとで約束の時間になるので、向こうからくる人に道を聞いてみることにした。
「あの、○○のちかくなんですけどどう行ったらいいですか」
「あ、あそこね。あそこはここからだど、説明するにはちょいややこしいですね。う〜ん」
何秒か黙られてしまった。
「あ、そうだ。わたしこの近くの会社なんで、道路地図コピーしてきてあげますよ」
「え、そんな。そこまでしていただかなくても」
「ほんの1、2分待っててくださいね」
と、その人は買い物かなんかあったはずなのに戻ってしまった。
たしかに、地図の方がわかりやすい。でも、なんともありがたいことだ。
あ、来た。
「はあ、はあ。これ」
「わざわざすみません。ありがとうございます」
「あの、一応、赤ペンで道順書いておいたので」
「え、そこまで?」
「んでは」
「ありがとうございましたっ!」

こんな人もいるんですね。

**2001.09.07(金) うなぎパイの日

ばらしたの、だれだ?

フリーのソフトで、おもしろそうなスクリーンセーバを見つけたのでダウンロードしてみた。
ランダムに絵柄が変わるのだそうだ。
インストールして、待ち時間を1分にする。
しばらく待つ。
と、絵本に出てくるようなこどもの顔が出てきた。
それが、しゃべる。
といっても、マンガの吹き出しみたいにだけど。
「や、こんにちは」
「どうも」
「あなた、今、濃いグレーのスーツにストライプのワイシャツ、それにピンクのネクタイしてますね」
言葉がでない。
「それに、徹夜なのかどうかしらないけど、ひげ剃ってない。いかんなぁ」
まじ?
合ってるよ。
背筋が寒い。
マウスに触ってスクリーンセーバを消す。
なんか、ほんとに見えてるみたいだ。
ためしに今度は、ちょっとネクタイをとってワイシャツの第一ボタンをはずしてみよう。
1分待つ。
今度は、中学生くらいの女の子。
「あら、ネクタイとれてるわよ。ボタンもはずれてるし。ははん、試したのね。そんなことしても無駄よ。見えてるんだから」

あなたも見られてる。

**2001.09.06(木) ひも付き飴玉の日

たこのあし結んで開いてじゃんけんぽん。

たまには、ふつうの日記にしよう。
起きた。
めし食った。
電車に乗った。
会社に行った。
ちょっと仕事した。
会社出た。
電車に乗った。
駅ついた。
ねこ発見。
ねこ追いかけた。
迷子になった。
え〜ん。

おわり。

**2001.09.05(水) 名刺配りの日

圧力釜で目をさます。

SETI@Homeというのがあって、さっそくプログラムをダウンロードしてやってみた。
電波望遠鏡で採取されたデータを、全世界のコンピュータを使ってるユーザに手伝ってもらって分析し、地球外生命体を発見する趣旨なのだ。
コンピュータを使ってない時間とかに一生懸命動くようにできてるので、スクリーンセーバとしても作られている。
もしだよ。
地球外生命体の存在を示す電波がぼくのパソコンで発見されたら、すごいかも。
アメリカから、「あなたのコンピュータを譲ってくれませんか、これが一番最初に地球外生命体の存在を示す電波を発見したコンピュータです っていうのを全世界の人に見せたいんです」ってきたらどうする?
もちろん譲ってしまう。
で、ある条件をだす。
「発見者は、自分のホームページを作成中に兆候を発見しました。この画面がその瞬間です」
っていう紙を紹介文として置いておいてもらい、パソコンももちろん画面が出てる状態にしておく。
見学に来た人たちの中から、"Orenchi-Nanoka? is Great!!"という声があがるかも。
そのため、今から、多国語対応にしようかと検討を始めている。

うそです。

**2001.09.04(火) 目が回るの日

読み返すのも恥ずかしい。

この前電車の中で変な人を見た。
向かい側の席に座っていたのだが、なんと着ているTシャツの左胸に郵便番号と住所、真中に名前、右上に切手がデザインされてるのだ。
で、その住所を見てみるとおれんちの近辺なのだった。
あんな人いたっけ、と思ったが、帰って玄関のドアを開けたとき、「こんちは、郵便です」とか考えると面白いので、後をつける形で家に帰ることとした。
ところで、あの住所本物?
こんな公共の場でみせるのもなんとなく不思議だし。
ま、いいや。だまされたらだまされたで。
別々の道を行くだけだし。
で、なんとなく尾行。
駅を出て、途中で買い物をし、裏道を通って近辺まで来た。
きっと、あの家だよ、住所からすると。
近くの電柱に隠れて、玄関に入るのを見届ける。
で、塀から見えないように腰を屈めて玄関に近づく。
彼がドアを開ける。
いよいよだ。
待ちに待った、「こんちは、郵便です」
「ただいまぁ」
あれ?
やっぱ、だめか。
がっくりきてるところへ、玄関のドアが開き、彼が顔をだした。
「つけられてたのは、わかってましたよ。これで5人目です」
「え」
「どちらにお住まいですか」
「この近辺ですが」
「そうなんですか」
「中には、7駅先の人もいましたよ。それはそうと、このTシャツ、住所はあってるんですが、名前がでたらめなんです」

だまされた。

**2001.09.03(月) フラミンゴの日

フラミンゴといっしょに踊る。

この前、会社の先輩のうちに遊びにいった。
用事で近くまで来てたので、そのついでなのだった。
ぴんぽん、とドアベルをならす。
待つこと、10秒。
とんとんとん、という音の後、ちょい間があってドアがあけられる。
「お、おまえか」
「そうなんです。ちょっと近くに用事があって。そのついでなんですけど」
「ん、おれんちはついでなのか。まぁ、いい。上がれ」
「おじゃまします。ところでなにしてたんですか」
「ちょっと、映画見てたのさ」
リビングにつくと、なるほど映画のある場面で一時停止してる。
「すいませんね。お楽しみの途中で」
「ん、いいよべつに」
「でも、これ見させてもらってもいいですか。一回見たんですけど、なかなか面白かったんで」
「かまわんぜ。けど、ちょいつまんないシーンは強制的に早回しするからな」
「かまいませんよ」
よっこらしょ、と敷いてあった座布団に座り、先輩といっしょに映画を楽しむ。
ん、ここね。笑うとこ。
そっからしばらくして、車での移動の場面なので早回し。
でも、あれ、ビデオの電源入ってないんですけど。
「先輩、ビデオの電源入ってませんよ。なんで、早回しできるんですか」
「ん、なにいってんだ。こりゃ、テレビでやってる映画」
「え」
「ほら、巻き戻しもできるぞ」

先輩って、時間を調節できるのね。

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