**2001.05.31(木)
あ、今ニュートリノがぼくのからだを貫通した。
会社の帰り、あと3分くらいで家に着こうとしたところ、向こうからvespaにのったミッキ−マウスがやってきた。
ぼくとすれちがおうととするとき、「はやくみんちゃんの夢の中にいかなきゃ」といった。
また、あと2分くらいで家に着こうとしたところ、向こうから三輪車にのったドナルドダッグがやってきた。
ぼくとすれちがおうととするとき、「はやくみんちゃんの夢の中にいかなきゃ」といった。
そして、あと1分くらいで家に着こうとしたところ、向こうからはちみつ持ったくまのプーさんが走ってきた。
ぼくとすれちがおうととするとき、「はやくみんちゃんの夢の中にいかなきゃ」といった。
ぼくの夢は通過するのか。
**2001.05.30(水)
エレベータの天井、開けてもいいですか。
この前、近くの神社まで散歩に行った。
そんなに大きくないとこだけれど、ぽつぽつとぼくみたいに散歩してる人がいた。
けれど、人以上に鳩がたくさんいた。
地面には、鳩の餌らしきものがかなり散らばっている。
今、餌をまいてる人はいないので近所の人がまきにきたんだろう。
しばらく、餌をついばむ鳩を眺めてすごした。
が、突然、ぼくの目の前に1列にならんだ鳩の集団が現れた。しかも電車ごっこやるみたいに、ひもで列全体を囲んでいる。
なんじゃ、こりゃ。
鳩も芸をするようになったのか。けっこう、列を乱さないもんだ。
足並みはばらばらだけど、やっぱ、首を前後にかくかく動かしながら歩いててかわいらしい。
これじゃ、はとぽっぽでなくて汽車ぽっぽじゃん。
しかし、誰が鍛えたんだろうか。
自発的にやってたら、こわいけど。
さぁて、いくで。
みんな、ひももってるか。
写真あるので。
**2001.05.29(火)
感じなければ感じない。
新聞より。
世界のどっかで新種の動物が捕まった。
名前を「ブッビィ」という。たぬきに似ているらしい。
でも、すごく弱っちいので、他の動物に出会ったらすぐに逃げ出してしまうらしい。
闘争本能でなくて、逃走本能だ。
漢字で書かないと正確にこの動物の性格は伝わらないね。
まただじゃれですますとお思いかもしれないが、ぼくがだじゃれ好きなのではなく、世の中がだじゃれに満ちているのだ。
**2001.05.28(月)
ぼくはロボコンに入っていなかった。
ピンガレ、ホンタン
ハムホレ、ハムホレ!
(ハムホレ、ハムホレ)
ハムホレ、ハムホレ!
(ハムホレ、ハムホレ)
ハムホレ、ハムホレ!
(ハムホレ、ハムホレ)
(訳)
日が出た、木に登れ
祈れ、祈れ!
(祈れ、祈れ)
祈れ、祈れ!
(祈れ、祈れ)
祈れ、祈れ!
(祈れ、祈れ)
**2001.05.24(木)
脳みそがこりこりする。
巷にこんなうわさが流れている。
「あるつまらないだじゃれをいうと、だじゃれ大魔王が出現してとり憑かれ、盛り上がった場でつまらないだじゃれをいい、
その場を一瞬にして冷却させるようになり、みんなから嫌われる」
きゃ、まずいかも。
あるつまらないだじゃれって、なんだ。
これか。
これか。
それとも、これか。
もしくは、あっためてるネタか。
もう、ぼくにとり憑いているのか。
そういえば、思い当たることが.....
まずい、これからずっとそうなのか。
一発受けるだじゃれをいえば、はなれていくそうなので、これからもがんばる。
**2001.05.23(水)
ずっこぎ。
このホームページのデザインを変えようと思ってる。
なので、画面のイメージコピーをとり電車の中で赤ペン片手にいろいろ考えていたところ、前に立っていたかわいい女の人に声をかけられた。
「あの、ちょっとつかぬことをお聞きしますが、『おれんちなのか』の作者の方ですか」
「え、はい。そうですけど」
「よかった。あたし、ファンなんです」
「え、まじですか」
「まじですけど。だって、おもしろいんですもの」
「それはよかった。こういうふうに直接知らない方から感想聞くの初めてなんですよ。身内からは聞くんですが」
「わたし、どんな人が書いてるのか、いつも考えてたんです。イメージどおりの人ですね」
「そうなんですか」
「あの、よろしければサインください」
「え」
「この手帳にサインください」
「いいですけど。ハンドル名でいいですか」
「はい」
「お名前は?」
「恵美子です。ひらがなでいいですよ」
くんちょ えみこさんへ、と。
「はい、どうぞ」
「これからもがんばってくださいね。あ、わたしここで降りますんで」
女の人が降りた後、となりに座ってた年配の人から声をかけられた。
「あの、つかぬことをお聞きしますが、何やられてる方なんですか。サインを求められていたようなので」
ちょっと、言えない。
書いてて恥ずかしいかも。
**2001.05.22(火)
最近あたまにさらをおいてないと、おちつかない。
「はい、これ」
「なにこの写真。あたまのつむじじゃん。しかも2枚ある」
「そ。あたしのつむじ。右と左で2枚ね」
「なんで」
「なんでって、寝言でいってたじゃん。つむじがほしいって」
「そうなの」
「そうなのって、言ったこと覚えてないの」
「おぼえてるか、寝言なんて」
「普通覚えてない? でも、とにかく渡しておくわ。自分のつむじの写真持っててもなんも意味ないもん」
「もらってもなぁ」
「せっかく撮ったんだから。もらってよ」
「わかったよ。しぶしぶ」
会えないときには、2枚のつむじの写真を見ろってことか。
寝言を信じるかのじょ。
意外と面白いかも。
**2001.05.21(月)
プリンが沸騰するほど暑い。
どうだす(ぽすぺ)だす。
きのう、ちょい暑かったけど飼い主さんに散歩につれていってもらった。
かめの散歩はとってものろいので、飼い主さんもいらいらしていた。
もうしわけないけど、かめだもん。
ガメラになるわけにもいかないし。
なので、途中から飼い主さんは甲羅の上に乗ってしまった。
ちょい、重ひ。
暑い日はこうらがちょいやわらかくなる。
なので、帰ってみたら、飼い主さんの尻型にこうらがへこんでいた。
ん、ジャストフィット。
でも、冷やせば元に戻るのさ。
冷えたコーラ。
ぼくは飲み物なのか。
**2001.05.18(金)
親カメが子ガメを背中にのせるほど、暑い。
今のテレビは味とかにおいを伝えられないけど、できないことではないと思う。
味とかにおいって、電気信号に変換されるんでしょ。
だったら、テレビで食べてる人の味とかにおいの電気信号を電波にのせればできるんじゃないかな。
でも、見てる側は電気信号を伝えるための道具を直接神経に接続しないといけないですね。
人が道具と融合して進化していく。
なんか、SFっぽい。
でも、絶対、セロリだけは食べて欲しくない。
まじ。
**2001.05.17(木)
いちご大福が破裂するほど、暑い。
ガスタンクが意識を持ち出した。
自ら開いていたバルブを閉め、土台の鉄筋から力任まかせに脱出した。
そうして、国道○○号線を東に、海を目指して転がっていく。
道幅の狭いところでは、若干、家を壊してしまった。
また、一度網を使った捕獲作戦が展開されたが、やっぱり力まかせに引きちぎられ失敗に終わった。
なので、あとは見守るしかない。
ぎりぎりまで海に近づくと、崖の上でしばらくじっとしていた。
やがて、意を決したように、崖っぷちから海へまっさかさまに落ちていった。
海面に浮き上がると、沖に向かって泳ぎだした。
5キロくらいいったところで、バルブを開け、内部のガスを一気に吐き出した。ばふ、って海水が吹き上がった。
まるで、海におならをしに来たみたいだ。
人心地ついたようにしばらくじっとしていたが、やがて海岸めざして戻っていった。
砂浜から陸に上がり、もと来た道を引き返していった。
もといた場所に行き着くとそのままじっとどとまった。
でも、それ以降、何度ガスを注入しようとしても頑として受け付けてくれないのだった。
ガスタンクの引退なのか。
**2001.05.16(木)
ウィンク目玉焼き。
帰りの電車。
わ、座れるじゃん。
寝ていこ。
ん、隣に座った人、かばんからベルト付枕だしてる。しかも、吸盤までついてる。
ははん、吸盤で後ろのガラスに頭を固定するわけだな。
でベルトを頭に巻いてと。
相当ゆれるんだな。
「あの、なんでそんなことしてるんですか」
「実はですね、わたし、寝てるときのゆれがすごくて隣の人に迷惑をかけたことがあるんです。それで一度、殴られました」
「そうなんですか。たいへんですね」
「で、この車中快眠枕を発明したわけなんです。あなたにも、いっちょ、作って差し上げましょうか」
「え、お願いしてもいいんですか」
「はい。聞いてきた人はあなたが初めてです。なので、特別作って差し上げましょう」
ほかに欲しい人いるのか。
**2001.05.15(火)
うなぎが食いたいほど、暑い。
仕事で遅く帰った日。
終電が終わってしまったのでタクシーで帰ることにした。
大きい大きい通りに出てタクシーを待つことにした。
ふだんなら、2、3分待てば来るのに今日に限ってなかなか来ない。
ちょい、しびれを切らしかけたところに1台のワゴンが止まった。
助手席側のドアが開けられ、ドライバーの若い男の人が、
「千葉方面ですけど乗っていきませんか」
といった。
「え、いいんですか」
「いいですよ。でも、あなただけではないです。定員まで後一人です」
後ろの席を見てみると、たしかに5、6人の老若男女が乗っている。
「でも」
「お金なんかはいりませんよ。一人で帰るのがつまらないんでお誘いしてるだけですから。
あ、それにビールもクーラーに冷えてますよ。あまりですけどね」
「遠慮はいりませんよ。わたしなんて3回目ですからねぇ」
と先乗者の中年男性。
しかし、「冷えたビール」は殺し文句だ。
「じゃ、お言葉に甘えて」
ドアを開けると、先に乗り込んでいた人たちが「お疲れさま」と口々に言ってくれた。でも、「もひょ」となんか混じって小さく聞こえた。
ちょい、うれしくなってしまった。
「どちらまでですか」
「船橋駅前なんですけど」
「あ、あたしとおんなじ」
と、先乗者の女の子。
「了解しました。寝ててくださっても結構ですよ。着いたら起こしてあげますから」
「そんな」
「かまわないですよ。お疲れでしょうし」
「すいません、なにからなにまで」
「はい、ビール」
行き先の同じ女の子が手渡してくれた。
プシュ。
いい音だ。疲れも忘れしまう。
ごくごく。のどがしゅわしゅわと泡につつまれる、なんとも心地よい刺激に満ちた感じ。
「なんの、お仕事なさってるんですか」
と、ビールを手渡してくれた女の子。
「ちょっと、コンピュータ関係を」
「あ、あたしとおんなじ。言語はなんですか」
「東北弁です」
「?」
「うそです。Javaです」
「びっくりした。また、あたしとおんなじ」
「わたし、彼女の上司です」
と、3回目のおじさん。
「え、そうなんですか」
「そうなんです。遅くまでやらせて女の子一人で帰らせるのもなんなんですし」
「しょうがないんです。わたしのミスなんで」
「たいへんですね」
「あなたは」
「え、わたしも同じでして。ちょっと仕様の勘違いでこんな羽目に」
「わたしは、とある会計事務所の人間でして」
と、会話に加わった30前後の男性。
「わたしは、顧客がなかなか資料をだしてくれなかったんで、こんな羽目に」
「おたがい、羽目だらけですね」
「うんぎゃ」
これは、最後のひとり、普段着の若い男性。
「あの人ったら、さっきから擬音しかしゃべんないんですよ。お仕事はって聞いても、ぷりぷり、っていうだけ」
まるで、ぼくみたいだ。
「ほげ」
「ほらね」
と、おんなじ女の子は困り笑いをした。
「やっぱ、楽しそうでよいですね」
とにこやかにドライバーさん。
「ところで、ドライバーさんはなんのお仕事なんですか」
「わたしは、しがない釣り人です。」
後ろに竿らしきものが見える。
「結構遠くまで出かけられるんですね」
「そおなんですよ。あちこちの釣り場に出没してます。今日はちょっと遠いとこだったんで、こんな時間になっちゃいました」
「そおなんですか」
「お忙しければ、またいつか偶然にお会いできるかもしれませんね。そんときはまた、ご利用ください」
と、まあ、こんな風に会話を交わしながら帰っていったとさ。
ドライバーさんに感謝。
また、乗れるといいかも。
**2001.05.14(月)
うな重、つゆだく。
ラジオで聞いた話。
ある小学校の校医をしている人からの手紙らしかった。
わたしは、予防接種をするため午後からその学校に行きました。
まず低学年から順番に始めました。
たまに怖がる子や痛みの予感に顔をしかめる子なんかがいますが、
これはごく普通のことなので、軽くなだめながら進めていきました。
しかし、ある3年生の男の子の順番になったときです。
「さぁ、腕をまくって」
とわたしがいうと、その子は思いっきり腕をまくり上げました。
そこにはなんと、道路標識の「駐車禁止」のシールが貼ってあったのです。
わたしは、あまりのおかしさに爆笑してしまいました。一緒にいた看護婦も同様です。
そして、その子のセンスに感心せずにはいられませんでした。
わたしは、その子の頭を、よしよし、となでました。その子は自慢気にしてましたが、
急転直下、わたしはさっとシールをはがし痛みを感じないほどの早さで注射してやりました。
してやったり。
その子は、ちいさな声で、「ちきしょ」と残念がりながら、引き返していきました。
すんごい、将来性のある子ですね。
**2001.05.09(水)
ネタがないときゃ、だじゃれでごまかす。
新聞から。
茨城県鹿島市より、女性のお笑いコンビがデビューすることになった。
これがほんとの「かしまし娘」、という落ちまでついてた。
やめたほうがいいんじゃないか。
**2001.05.08(火)
つんつくつん。
スーパーにお米を買いに行った。
5キロはちょい重かった。でもなんとか家についた。
あれ、なんか漏れてる。
玄関口からお米が線を描いてる。
どっひゃ、穴あいてるじゃん。
ということは。
玄関を開け、道路に出てみると延々と家まで白い線が。
まずい。
掃除しないといかんのか。
そのままだったら、なんかいわれるかも。
なにせ、ばればれなのだから。
しょうがない。
コードレス式掃除機で最大スーパーまでお米を吸い込みにいくか。
歩行中のみなさんの視線を集めるかも。
明日の新聞にでるな。
しかしお米が結構減ってる。
また、買いにいかねば。
**2001.05.07(月)
連休おわりなのだわん。
会社行くとき。
会社までの電車の中ではたいてい本を読むのだが、やめるにやめられないときがある。
そんときは、あぶないと知りつつも駅を出てからも歩きながら読む。
で、あるとき、やっぱりやめられない本に出会ってしまった。
会社まで歩いて10分。信号3つ。曲がり角3つ。
知らないうちに、会社のエレベータの前に来ていた。
どうやってきたのか、記憶がない。
信号で立ち止まった記憶もない。
赤でもそのまま歩いてきたのか。
どっひゃー。
「本読みながら無事に歩ける」神様が発動したかも。
**2001.05.02(水)
そうなんだね、君。
スナックでの呼び名。
お酒を飲むときはたいてい世間での身分を忘れるもんである。
なので、知り合いになった人たちは、多くの場合、名前でなくあだなで呼び合う。
ぼくなんか、いっぱいあるよ。
あるところでは、ロッキーチャック。
またあるところでは、ガッチャマン。
またあるところでは、ぱっつん。
またあるところでは、さんかく。
またあるところでは、やんちゃるもんちゃ。
またあるところでは、らっきょ。
またあるところでは、.....。
歌ったカラオケの曲からくるのが多いかな。
ごらんの通りいっぱいあるので、メモをとってる。
その場所に行く前にメモを確認して、今日ぼくはやんちゃるもんちゃと暗示をかける。
でも、酔っ払うと分けわかんないよ、もう。
呼ばれたのに返事しないんで、怒られた事もある。
行くとこ、減らすしかないのかな。
誰か、催眠術かけてくんない?
**2001.05.01(月)
うすうす感づいてたんだ。
夜寝てるとき、ときどき部屋のどっかで、ばきっ、とか音がするけど、これは室内の温度変化で木材とかがきしむ音であって、
決して幽霊のせいではないと思うけど、もし、ほんとに幽霊がいるんだったら、科学的に証明してほしいもんだ。
もし、証明されれば、あたらしい生物として分類されなければいけない。
そうすれば、共存する道もひらけるのではないだろうか。
ごくたまには、まじめなことを書く書く、しかじか。
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