**2001.04.27(金)
髪の毛伸びすぎ。
たまに、かのじょとお弁当もって公園に行く。
しばらくはそこらへんをうろつき、おなかがすいてきたら持ってきたお弁当を食べる。
たまに、お弁当のごはんの上に海苔をパンダの形に切ったものをのっけてくる。
黒いところは海苔、白いところはごはん。
海苔を切るときは白い部分を切りとるかたちになる。
これを称して、かのじょは、「ごパンダ」という。
なんか、性格写ったみたい。
そのうち、ぼくが二人できるのか。
**2001.04.26(木)
財布がぱんぱん。
うそ。
休みでどっかでかける途中。
大きな通りに出て向こう側へ渡るのに信号待ちをしていた。
ちょい長かったのでいらいらしていたが、ようやく青になった。
突然、脇道から三人の青年が出てきた。
詳しく言うと、二人は短パンにランニングシャツにゼッケンをしている。
もう一人は白いズボンに白いシャツ、まるでかもめの水兵さんだがそうではなく、ピストルみたいなのを持っていた。
短パンの青年たちはまるで陸上の100メートル走みたいにスタートの体制をとり、ピストルをもった人は脇に退いて、用意と言いつつ、ピストルを持った手を上げた。
進行方向100目メートル先くらいにを見ると、ゴールテープを持ったらしい人とビデオカメラを持った人が見えた。
その先の信号も赤だ。
なんじゃこりゃ。
つまり、2つの信号が同時に赤になったタイミングでその間の道路上に車がぜんぜんないときがでてくる。
それを見計らって、100メートル競争をしようというのか。そんなに時間ないんじゃないか。
しかも、ビデオカメラでそのシーンを撮ろうとしている。
ま、運良くポリスマンがいないからいいようなものの。
どーん。
二人の青年が走り出した。
なにがなんだかわからないほかの人たちは、頭ん中が、クエスチョンだらけだろう。
そんな中、一人のランナーが半ばあたりで転んだ。
スターターの人は固まってしまった。
ゴール近辺のビデオマンが両腕を交差させペケ印をつくっている。
とりあえず、中止だろう。
あ、信号が点滅しだした。
転んだ人は起き上がるのか。
スターターの人は我に返り、大きな声で、
「信号変わるぞ、早く起き上がれ」
といった。
転んだ人は、足を引きずりながら歩道へと戻っていった。
もう一回やるな、きっと。
たのしみ。
あぶないけど。
**2001.04.25(水)
だぶりんちょん。
会社いくとき。
前を、小学生とその母親らしき人があるいてた。
母親らしきはきちんと和服を着ており、なんか今日が入学式みたいだ。
しばらく、道がいっしょなので後からつける形ではあるが、そのまま歩いていった。
が、突然、小学生の子が急に後ろに倒れそうなった。
おっとっとっと。
なんかぼくにせまってくる。
なので、ぼくは反射的に前に進みランドセルを支えてやった。
「どうもありがとうございます。きみはる、なんか中に入れてんの」
「ちがうよ。なんか、ランドセルが急に重くなったんだよ」
「そんなばかなことあるわけないじゃない。中を見せてみなさい」
母親がランドセルを開けた。
「なにこれ。金魚ばちじゃない。ご丁寧に金魚までいるわよ」
「しらないよ、ぼく」
「いつのまに、入れてんのよ」
「ほんとしらないんだよ」
ぼくもちょっと覗いてみた。確かに金魚ばちに水が入っていて金魚が泳いでる。
「邪魔になるから、ちょうど燃えないゴミの日らしいし、ここに置いておきましょ」
「うん」
「あの、ぼくもらっていいですか」
「え」
「会社で飼って上げますよ。この近くですし」
「あなたも変な人ね。でも、そうしてもらえると助かるわ。じゃこれ」
母親は、ランドセルから金魚ばちを取り出しぼくに手渡した。
「じゃ、お願いね」
で、ぼくらは別れた。
会社へのおみやげ。
時空の歪みなのか。
誰かの手品なのか。マリックって書いてないか。
**2001.04.24(火)
おとうさん、そんなことしちゃいけないんだよ。
電話番でんがな。
「○○でございます」
「あの、<ピー>と申しますが」
「申し訳ございません、もう一度お願い致します」
「<ピー>と申しますが」
「はい?」
電話が壊れているのか、もしそうでなかったら、自動的に放送禁止用語を判別しているとしか思えないが、
いったいどんな名前なのか、すんごく聞きたいんですけど。
タイミングよすぎ。
**2001.04.23(月)
そこはツボじゃありません。
この前の休日。
ちょい遊びすぎて、帰りが遅くなってしまった。
電車も立ってる人がちらほら、という具合。
ぼくは電車では、よほど疲れていない限り眠たくない。
ので、文庫本をとりだし読み始めた。
しばらくして、ちょっと一息ついて顔を上げてみるとなんと、前の席の人たちが全員進行方向に頭を傾けて寝ている。
一番後ろの人は向かって左側の人の肩に頭をのせて、その左側の人はその左側の人の肩に、という具合。
で、一番左側の、進行方向一番前の人は、ドア口で立って寝てる人のお尻をクッションにしている。
まちがって、ばふっておならでもされたら目が覚めて頭が反対側へ動き、右隣の人もその隣の人も、順番に頭が右へ傾くのか。
写真撮ってきました。
**2001.04.20(金)
耳たぶにお城ぶらさげてる。
この前、かのじょとカラオケに行った。
あんまり最近のは知らないので、ちょい古いやつを中心に歌った。
だが、かのじょがある女性歌手の最近のを入れたとき、なんか聞き覚えあると思った。
「ねぇ、この曲聞き覚えない」
「ん、なんだか、あるんだよねぇ」
「そうでしょ、そうでしょ」
そういってかのじょはあやしげに笑った。
「実は、ほにょほにょ、もげもげなの」
「なに、睡眠学習?」
「そ、あなたが公園の芝生で寝てるときに、小さい音でこの曲聴かしてたの」
「そ、そうなのか」
「うん」
なんかほかにも実験されてるのか。
**2001.04.19(木)
なんの餡子なの?
なんだか。
しらないけど、みかんくらいの大きさの雨が降ってきた。
なので、家の屋根に雨の粒のあたる音がすんごい。
なので、かささしても傘がこわれるし、頭蓋骨が骨折するほどなのである。こわい。
恐怖のレイン。
雨も凶器になるんですよね。
SFのアイディアでとっとこ。
**2001.04.18(火)
月曜日の日記消してしまった。
もったいないと思う?
おいしいなりんご(ポスペ)なのだわ。
イソップ童話の汚名は、うさぎの間でずっと引き継がれていたのよ。
なんで、どうだす(ポスペ)を原っぱに誘い、かけっこを申し込んだわ。
スタートの合図は、さきに原っぱに来ていた知り合いでペンギンのただのぶにウィンクつきでお願いしたの。
いざ、スタートラインに並んだ途端、どうだすは手足を甲羅の中へ引っ込めた。
あたしは、ふん試合放棄かと一瞬思ったけど、今度こそと思いつつゴールの木を見つめたわ。
ただのぶがようい、といったとき、どうだすの手足から突然火が、ビューって吹き出した。
抗議の声をあげるまもなく、ドンと言われたので、反射であたしはスタートしてしまった。
手足から火を吹きながら回転して飛んでいったどうだすの方がぜんぜん早かったわ。
半分も行かないところで、どうだすはゴールについてしまったの。
そのあとなんとなく走る気がしなくなって、ゴールしたあとどうだすに文句言ったわ。
「ガメラはずるいんじゃない」
「カメも進化したのさ。昔のままじゃ絶対勝てない。友達のカメが小型ジェット噴射のアタッチメントを開発したっていうからつけてみたのさ」
「だからって」
「自然の流れにまかせてたら、いつ進化するかわかんないよ。進化は自分の手で手に入れなきゃ。うさもなんかつくればいいんだよ」
「でも。よくわかんないし」
「ぼくらはデジタルだから、魔法でもつくれるのさ」
イソップは永遠に続くのか。
**2001.04.17(火)
つぶされるぅ〜。
なんかまた。
小さい子とサッカーしてる夢を見た。
ちょい力があまって、ぼくの蹴ったボールが隣の家の塀を越え窓ガラスを割ってしまった。
ちょうどそのとき、目覚し時計がなって目が覚めてしまった。
隣の家のおじさんに謝りに行かなくていいのか?
グッドタイミングとしかいいようがない。
**2001.04.13(金)
なんなの、これ?
視線ベースのマウスができないかな。
手でマウスを動かすよりは、どうせ視線はそこに行くはずだからね。
クリックする操作はウィンクで代用する。
もちろん、ファイルを開くときは左目を連続ウィンクするのさ。
ウィンクできない人は練習するのね。
右目を1回ウィンクすると、プロパティが見られるのさ。
ぼくはウィンクできるからだいじょうぶ。
ウィンク、バチバチ。
でも、画面に色目を使うようでちょい気持ちわるい?
未来は近い。そろそろ練習しといた方がよいかも。
**2001.04.12(木)
トイレに誰か入っているのか。
このページがはやくヤフーとかの検索エンジンで拾ってもらえますように。
うわっ、キーワード間違えた。
ま、いいか。
どれどれ。
なに「おれんちなのか?」
じゃ適当にこれ見よ。
うわっ、これなに。
すっげーおもしろい。
とくに、この日記。
ブックマークしておこ。
今日も獲物が一人。
**2001.04.11(水)
誰かが見張ってやす。
お仕事のはなし。
なんの因果が、この前、ある組のお仕事を頼まれた。
組といっても、学校のではなくこわ〜いところのことだ。
なんでも、その筋の世界はまだIT化が進んでいなくてぜひとも他の組に先駆けたい、とのことだった。
で、システムの仕様を固めるためにいろいろお話を聞いたが、ところどころ実話になって、すごい話を聞いてしまった。
とても、ここでは書けない。書いたら、殺される。
データベースの名前とか細かいデータの名前とかもすごいのだ。実際は世間一般で使われているような名前でごまかしたけど。
やっぱ、ここには書けない。書いたら、殺される。
だから、ぼくにはここで書いたことについて聞いて欲しくない。お願いだから。
ここにその筋の仕事をしたと書くのは、万が一の場合のことを考えてのことだ。
そこんとこよろしく。
フィクションですので、そこんとこよろしく。
**2001.04.10(火)
いちごポッキーにしなさいっ!
餃子屋にいったとき。
ライスもいっしょに頼んだのだが、こどものこぶしくらいあるのが6個あり、3個は食べたがやっぱり食べきれなかった。
残すのももったいないので、となりのかわいい女の子に、ダメもとで聞いてみた。
食べきれないのでこれ、どうですか。
いいわよ。
え?
いつもラーメン2杯頼むんだけど、ちょいお金がなくって。
じゃ、これ。
ごちそうさま。助かったわ。でも、察しがいいわね。
まぐれ、です。
いつもこういう手使うの。
はい。えっ?
これが、今のかのじょ。
**2001.04.09(月)
たんこぶがいっぱい。
ちょいゲイ・バーに行った。
「こんちは」
「いらっしゃいませ」
「わ、盛況だね。どうぞ、おかまいなく」
「なにいってんのよ。おかまならいっぱいいるわよ」
月曜日からめいっぱい脱力か。
**2001.04.06(金)
夏にむかってる。
電車のなか。
座れた。
となりで女の人が寝ている。
でもなぜか歌いだした。しかも、「天城越え」。
まわりの人が一斉に顔をあげた。
が、ちょい聴かせるため、うるさい、とか文句がでない。
サビの部分を情念たっぷりに歌いこみ、歌い終えた。
まわりの人からは一斉に拍手。
でも、本人は寝てるので届かない。
ぼくは「もののけ姫」がうたえるのか。
**2001.04.05(木)
鯉のぼりの刺身。
「じいちゃん、じいちゃんがこどもの頃ってどんなだったの」
「戦争っちゅうのがあって、国と国が戦って、人がたくさん死んだよ」
「じゃ、じいちゃんのともだちなんかも死んだの」
「ああ、けっこうな。さとるもけんちゃんが死んだらかなしいだろ」
「うん。もうあそべなくなっちゃうよね」
「だとしたら、今なんか戦争ってそうそうないからいいよね」
「そうだな。じいちゃんも昔は、未来では戦争がなくなればと思ってた」
「そっか、じいちゃんにとっては今が、昔夢見た未来なんだね」
ぼくらの未来は?
**2001.04.04(水)
辛尿病なんです。
帰る途中。
うっひゃ、仕事でおそくなった。もう10時。急ご。新杉田。大船。
ちゃう、京浜東北線じゃない。
う、なんか遠くの方が騒がしいな。なにやってんだべ。
え、公園でおぢさんたち花見じゃん。
やっぱり、酒飲んでる。
「お、にいちゃん、酒飲みだけに酔っていかんか。つまみもいっぱいあるで」
ずこ。
「え、でも、はやく帰んないと」
「なにいっとるんや、これから風強くなるから今がピークやで。はよこんかい」
こりゃ、いかんとまずいな。かといって逃げるのももったいないし。
「わかりました。ご相伴にあずからせていただきます。でも一杯だけ」
「なに言っとるんじゃ、ほら、コップ」
う、帰してくれないかも。
「わしら、花見前線の会の会員や。この時期、桜前線といっしょに北上中や」
そういえば、新聞載ってた。
「そうなんですか。たいへんですね。毎日宴会なんでしょ」
「そや。にいちゃんも会員にならんか」
「え、でも仕事あるし」
「一ヶ月くらい有休とれんのか。悠久の有休なんちって」
ずこ。
「無理ですよ。そんな」
「だいたい、今の日本人は急ぎ過ぎやねん。もちょっと、ゆっくり構えたらええねん」
「はぁ」
「そや、名刺渡しとくから気が向いたら連絡くれや。何年後でもええから」
う、今年度会長やて。
「ところで、にいちゃん結婚しとんのか」
「いえ、まだです」
「はよ、結婚せんかい。わしかてよめがしっかりしとるから、こんなことできんねん」
「そうなんですか。うらやましいですね」
「そや、ええもんやで」
「彼女はいるんですけど」
「なんじゃい」
このくらいから銚子、じゃない調子にのってきた。なんか気持ちいい。よそ風も吹いてるし。
帰るのが面倒くさい.....
ん、なんか顔にかぶってる。
起きながら払いのけてみると、なんと、散ったさくらの花びらだ。
見渡せば、横になって寝てるおぢさんたち、花びらがうっすら積もって見えない。
木には、数えるほどしか花がない。
本望やね。
**2001.04.03(火)
ピロリンがはやってるらしい。
「じゃんけんしない?」
「いいよ」
「じゃんけんぽん」
「うっひゃ、パーでおれの勝ち」
「じゃんけんぽん」
「またまた、パーでおれの勝ち」
「じゃんけんぽん」
「げ、パーでおれの勝ち」
「じゃんけんぽん」
「ん、パーでおれの勝ち」
「じゃんけんぽん」
「パーでおれの勝ち.....なんかわざとやってない。なんかグーばっか」
「いわゆる、グーだくさん」
「料理してんじゃねーよ」
ちゃんちゃん。
**2001.04.02(月)
自分でもよくつづいてると思う。
花見の季節だが。
新聞の三面記事に変な人たちがいた。
なんと、花見の時期が始まったら、仕事そっちのけで桜前線とともに北上し、毎日花見をしまくるというのだ。
なので、3月終わりからゴールデンウィークすぎまで、 南は鹿児島から北海道まで、延々と花見がつづく。
最初の花見は一人だが、北上するにつれてその地域の会員が合流するので、だんだん大人数になっていく。
なので、北にいくほどすんごいにぎやかになる。
会員になるには、その席に紛れ込んだら、まず、「われわれこういうものです、いかがですか、あなたも会員になりませんか」と勧められる。
日本全国を花見して北上するとなったら、仕事の関係もあるので断る人も多いが、やっぱり、暢気な人はいて、いいですぅ、とOKしてしまう。
目標は、日本全国民を会員にすることなのだそうだ。
そうなったら、花見の時期、だれも仕事する人ないじゃん。
おいらも参加したい。
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