(過去のごくたま)

**2001.03.30(金)

きみ、もちょっと落ち着きたまえ。

透明なジェットコースターができたらしい。
透明なだけに、どうやって乗るのかという問題があるが、ある特殊な光線を当てれば見えるらしい。
つまり、乗るときに光線を当て客に見えるようにし、発車と同時に光線をOFFにし見えなくする。
そこから、みんな空を飛ぶことになる。
なにせ、透明なのはジェットコースターだけでなく、土台も見えないのだから。
しかもさらに仕掛けがあり、土台をブロック単位で造っているので、組み合わせによりコースの変更ができるという。
いくら透明でもコースがひとつだとやっぱり慣れてしまう。
よって、毎日コースを変更し飽くことのないスリルを楽しんでもらう。土台も透明なのでどんなコースになってるかわからない。
一度乗ってみたが、すごかった。
出発と同時に足元の色が抜けて、下の景色が見えるようになる。
ここで一瞬、落ちるのではという恐怖感をちょっと味わう。
そのあと、通常通りに一定の高さまで登って行き、そのあとは推して知るべし。
見えないコースに翻弄されるだけ。
なされるがまま空中を疾走させられるイメージだ。
好きな人はめちゃくちゃはまるそうだ。

うそです!

**2001.03.29(木)

これもホラーなのか。

吸骨鬼が最近出没しているらしい。
名前の通り、骨を吸っちゃうのだ。
中年の紳士風で、後ろから「今何時ですか」って訊かれて時計を見たときには既に頭にかぶりつき、
頭蓋骨からちゅうちゅう骨を吸い出すらしい。
吸っちゃわれたあとは、当然ぐにゃぐにゃ。
もう、日本全国で36人の人がぐにゃぐにゃになってしまったのだ。
あとは、軟体生物みたいな寝たきりの生活。ちょっと動くたびに、内臓がぬぺっと動くのが感触でわかるらしい。
でも、それで生きてるのも不思議。
吸骨鬼が若い女性であったら、骨抜きにされてみたいのに。

うそつけ!
うそです!

**2001.03.28(水)

だるっ。

なんか、遊びでつくったプログラムをCDに焼いた。
CDプレイヤーで聴いてみると、なんと「アンコ椿は恋の花」の出だしだった。

うそつけ!
うそです!

**2001.03.27(火)

100メートルたこ焼き。

おいしいなりんご(ポスペ)の日記。
そろそろ、花見の季節。
実はネットの世界にもお花見はあるのさ。
各地域に季節コントロールサーバっていうのがあって、ネットにつながってるマシンに、そのマシンの地球上の位置に対応する気象データを送っているのさ。
で、受けた方でその気象データを解析して広大なメモリ空間に季節のイメージを展開するわけ。
なので、実世界と連動した季節がネットでも楽しめるわけさ。
もちろん、酒は飲めないけど。
ネット内プログラムも人格みたいなのを持つようになったし、こういうのがないとストレスがたまるっす。
そのうち、酒でも飲まねぇとやってらんねぇぜっていうのがでてくるかも。
でも、さくらの花びらは、そよ吹く風に身をゆだね、かめがひょっこり目をさます。

サイバーパンクなのか?

**2001.03.26(月)

分子と分母と分父と分爺と分婆と分孫。

ある日、空から大きな布が降ってきて、ぼくの住んでるあたり一帯がすっぽり蔽われてしまった。
なので、曇り空のような感じになってしまった。
夕方のニュースでは、「ぼくの住んでるあたり一帯」ではなく「ぼくの住んでる県一帯」といっていた。
で、こまるのは、今建築中の建物。
布が邪魔で進まないという。
火で燃やすとか、ナイフなんかで切っちゃえばとかいっても、なんか燃えないし切れないらしい。
しばらく、対策に頭を悩ましていた政府は、ヘリコプタ何機かで持ち上げ、とりあえず海まで持っていこうということにした。
でも、かなりな重さだと思うよ。なにせ「ぼくの住んでる県一帯」分だから。
それに運ぶのだって大変。吊り上げてそのまま平行移動しながら海までいくんだもの。
が、いよいよ実行されるときが来た。
ん、でも、やっぱり持ち上がんないぞ。
はじめのうちは、地上に重量がかかってるからいいけど持ち上げるにしたがって結構ヘリコプタに負担がかかってきた。
ううん、やっぱ、無理だ。もっといっぱいヘリコプタが必要だ。でも、そんなにないし。
しかたない。腐るのを待つか。
あの、腐らないと思うんですけど。
ま、とりあえず名所ができたと思えば。なにせ、白い布がかぶさったことで広大な山脈ができたと同じなんだからな。
切れないし燃えないし腐らないし重いし、どうしたらいいんだろう。
このまま永久に布の下で暮らすのか。

犯人さん、取って下さい。

**2001.03.23(金)

おさるさん、下さい。

会社行くとき。
通り道にあるごく普通の一戸建のおうちの塀の前に、なにやら人が集まっている。
近づいて行って、ある人に聞いてみた。
「何があったんですか」
「これを見なよ」
「はい」
と、見てみると、なんと塀の下のコンクリートの部分がまだらに溶けているのだ。
なんか、うずくものが.....
実はここだけの話、昨日結構飲んで帰り道、おしっこがしたくなったのだ。
どうしても膀胱がはじけそうで我慢できなかったぼくは、どこかの家の塀にしてしまった。柿の木があったような。
柿の木は、えっと、あ、あった。
そうか、ここだったんだ。
え、ということは、ぼくのおしっこがこの塀を溶かしたのか。
まじ?
ぼくのからだは溶けてないのに。

ぼくは、どこで用を足したらいいんだろう。

**2001.03.22(木)

今日のは、こわい。

休みなので、本さがしに電車に乗った。
乗った車両には、ぼく以外誰もいなかった。
ま、静かでいいなと思いつつ文庫を広げて読み始めた。
が、しばらくしたあと、なんか、わーっというこどもの歓声がとなりの車両から聞こえた。だんだん大きくなってくるので、こっちに
来ようとしている。
そいつは連結器を越え、ぼくの前を走り過ぎた。ドップラー効果により声が小さくなり始めた.....
途端に、ひゅっ、っと音がして首だけがことんと落ち、なんの因果かぼくの足の間に収まるように転がってきた。
下の体部分はコントロールを失ったらしく、その場に仰向けにバタンと倒れた。
コントロール元の首は、こっちをもの欲しげに見つめている。
「ねぇ、のっけてくれない」
とその首はいった。
「ん、いいけど」
で、ぼくはかがんで首を拾い上げ、首がちょん切れたところに向かった。
「これかぁ」
タバコを取り出しちょっと探ってみると、案の定細い糸があった。誰かのいたずらか。あぶないのでタバコに火をつけて溶かした。
「ちゅ」
「わ、なにすんだ」
「こんなのめったにないから記念に」
「ほらよ」
「わ、投げんな。天井にぶつかるじゃねぇか」
こんなことしてるうちに電車が次の駅に止まった。
幸い、人は乗ってこなかった。
ぼくは、ドアの外に出てホームに首を置き去りにした。
「こら、いいかげんにしろよ」
「ふふん」
「こら、はやく。ねぇ、お願いだから」
「頃合いだな」
ぼくは、ドアの前にかがんで手だけ外に出して首をつかんだ。
途端、ドアが閉まりだした。
「げ」
「げ」
ドアはぼくの両腕を感知した途端、再度開いた。
その隙に、首を中にいれてやった。
「ふぅ、あせるぜ」
「よかったな」
「よかったなじゃねーよ。自分からやっといて。なんでもいいから、はやくくっつけてくれよ」
仰向けのからだに向かい、半分ずつに分かれていたほくろを目印にくっつけてやった。
「どう、ずれてない」
「ん、ぴったし」
「立てるだろ」
「ひょい」
「もう、走り回るんじゃねーよ」
「ん」

人はここまで進化したのさ。

**2001.03.19(月)

フラフープ練習してる?

お酒を飲んで終電がなくなったときは、たまにオールナイトの映画館を利用する。
タクシー使うよりは、安いので結構いいかもと思ってる。
だけど、映画見ながら寝ちゃうことも多いので、そのあいだ、かばんが盗まれないか心配ではある。今まで盗まれたことないけど。
ただ、そんな状況の中でへんな目にあったことがある。
やっぱ、寝るのはもったいないので起きてようと心に決めていたのだが、結局寝てしまった。
で、起きてみると、なんと目の前が白一色なのだ。
ん、なに、と思いつつ手を伸ばしてみると、なんか膜みたいなものに包まれているらしいのがわかった。
足元を見てみると、コンクリートの床だった。ということは、袋か。
なので身を屈めて、蚊帳から出る要領で脱出。
ふぅ、でもなんで、袋のなかにいたんだ。
だれか、ぼくをおみやげにもっていこうとしてかぶせたのか。
ではなくて、趣味でやっているのか。
「趣味はなんですか」
「寝てる人に袋をかぶせることです」
「そんなことして楽しいですか」
「楽しいです」

袋は記念にもらい。

**2001.03.16(金)

忠犬ハチ公に顔なめられた。

昼間は眠いですね。
いつだったか、昼ご飯食べたあと思いっきり眠くなって机の上にかぶさるようにして寝てしまった。
1時ちょい前になって目がさめ、タバコのないことに気づき、外に買いに行った。
でも、なんでか、ぼくを見て、通りすぎていく人たちが笑うのだ。
ちっちゃい子供なんかには、指さして笑われた。
ん、寝てる間に誰かにいたずらされたのか。
服装を見ても、何ともない。背中にも、なんにもない。
原因不明のまま戻ってきたので、気持ち悪い。で、トイレの鏡で顔を見てみることにした。
なんと、おでこにくっきりとしたキティちゃん&ダニエルくんの形が.....
つまりは、机にかぶさるようにして寝たときに、けっこう大きめのキティちゃん&ダニエルくんのの消しゴムを枕がわりにしたのだった。
会社の人たちにも、くすくすされてしまった。
先輩、まだ残ってるわよ。くすくす。

なんで、そんな消しゴムをもっているのか。

**2001.03.15(木)

これが、虹色のこしあんなのね。

歯を抜いた。
で、麻酔が効いててよくかめないので、野菜ジュースを昼飯がわりに買ってきた。
ペットボトルのふたをあけ、一口飲んだ。
そのあと、しばらくパソコンでゲームしていたのだが、野菜ジュースって沈殿してるから振らなきゃ、と思い、ペットボトルを思い切り振ってしまった。
ん、なんか飛び散ってるぞ。なに?
気づくのになんでかしばらくかかった。
そっか、ふたしないで振ったからね。
なので、キーボートとか資料とかに点々と野菜ジュースのあとが。
付近にいた女の子たちも気づいてくれて、ふきんでふいてくれました。ありがと。

ふた開ける前に、振った方がよいかも。
いや、べきかも。

**2001.03.14(水)

次は、大根切るのよ。

おじさんちに行った。
ここ何年も遊びに行ってないので、たまには来い、ということなのだ。
日曜日の昼前に行き、ビール付昼飯をご馳走になりながら、最近はどうのこうのという話をした。
で、しばらくすると酔いが回ってきたせいか眠くなってきた。
ちょっと、横になってもいい、って訊いたら、おばさんが2階の部屋空いてるからそこ使って、と言ったのでお言葉に甘えることにした。
二階に行くと、窓が閉まっていたので、酔い覚ましのために開け放した。
カーテン閉まったままだけど、ちょうどいい風がきて、昼寝にはちょうどいいかも。
で、さっそく横になり.....
Zzzzz Zzzzzz Zzzzz.....
ん、何時?
と寝ぼけているぼくの顔をおおうものがある。よく見てみると、風でふくらんだカーテンだった。
ちょい邪魔っけなので起き上がってみると、なんと、そのカーテンが風でぶらじゃをした女性の胸の形に、ふわぁっと膨らみつつあるのだった。
窓が2つあるのでなおさらそれっぽく見える。ちょい、興奮。
ぼくは、左のおっぱいの下で寝ていたのか。寝ながら顔なでられていたのか。エッチな夢見なかったけど。
でも、風のせいでなければ、2階建てくらいある大きな女の人が開け放した窓から胸だけどーんと出し入れしている、といった想像もできてしまう。
なんのためかはわからないが。

風は女性なのか。

**2001.03.13(火)

子分にしてください。

ちょい、歯医者。親知らず抜く?
なんか、診察前に血圧測るのだが、なんと180。
2週間前の健康診断では130だったのに。
緊張しているのね。
そんなにかたくならなくてもいいのよ、って看護婦さんにいってほしい。
じゃ。

次はほんとに抜く。

**2001.03.12(月)

あつあつ、たまごかけごはん。

お買い物。
なにげなく、ホームの後ろへ移動中、両脇にそろって電車が入ってきた。
ほぼ同じタイミングで両方のドアが開いたとき、右側のドアから「それっ」と言う掛け声とともに、なんか飛んできた。
おもわず、手が出てそれを受け取ってしまったのでどうしていいかわからず、きょろきょししてしまった。
が、左側のドアにいた人が、「おい、こっちだ。はやくしろ、このバカ、なんでとったんだ」
バカ?
むっ、としつつ一瞬、ほおってやんないもんねとか、もっかい右側の人に投げ返すとかいぢわるを考えたが、悪いことのできない
ぼくとしては、左側の人に中継してやることにした。
「ほらよ」
ぼくの投げたそれは、閉まりゆくドアと運命的な出会いをし、みごとに真剣白刃取りされてしまった。
なので、再度ドアが開き、はさまったものが下に落ち、それを左側の人はうまくキャッチしたのだった。
めでたし、めでたし。

しかし、なんの取引だったのか。

**2001.03.09(金)

ドナルドのあしびれがおちてた。

ある夏の日のこと。
何年ぶりかで、会社の同僚と海に泳ぎに行った。
ひゃっほぅ。さすが広い。
ひさびさの解放感。
さて、泳ぐか。
と海に入ろうとしたとき、ビーチパラソルの下の日陰に尻を半分出した男が寝ているのを見つけた。
近づいてみると、そばに小さな白い袋。「食べられません」
ん、なに?
なんか、あるのか?
こんな状況は偶然では考えられない。明らかに、意図的に仕組まれたものだ。
あ、そうか。
たぶん、「シ・リ・カ・ゲ・ル」
だじゃれの状況が現実にあるなんて。
「きみ、シリカゲルになってるよ、って起こしてやろうか」

でも、男の半ケツ状態はあまりみたくなよね。

**2001.03.08(木)

浮き袋の塔があった。輪投げなのか。

仕事中なので。
集中力が途切れ、窓際で一服。
ここはビルの9階なので、低いビルの屋上が丸見えなのだ。
そのビルの中になんか、ビニールハウスみたいなのが見えた。
しばらく見ていると、頬かむりしたおばさんが出てきてこちらに顔を向けた。
で、あっ、というような顔をして、ささっと奥の方に消え、また戻ってきた。
手にはなんか巻物みたいなのを持っていて、屋上の端っこに来ると、するっーとその巻物を垂らした。
そこには、「野菜とりにきませんか」と大きな文字で書いてあった。垂れ幕みたい。
ん、なんと返事したものやら。
ま、気のいいおばさんらしいし、くれるものはもらっておく主義なので一応、手で○をつくりOKした。
でそのご返事。
「じゃ、会社の帰りにとりにきてください」とまた垂れ幕。
また、手で○。
で、ぼくは会社の帰りそのビルの屋上に行っておばさんにあった。
「あら、よく来たね」
「まぁ。でも、いままでもあんなことしてたんですか」
「そ。作るのは好きなんだけど、下でお店みたいにするのも照れくさいし、趣味でやってるもんだからお金とる のもね。だもんで、あんな風に目があった人に垂れ幕でさそってみるのさ」
そっちの方がちょい照れくさいと思うのだけれど。
「ほれ、味見」
と、トマトを手渡された。
「んまい」
おせじではなく、なかなか。
「まとめて持っていくかい」
「いいんですか」
「あ、年寄りだからそんなに食べないし、食べてうまいっていってもらえれば、なにより」
で、コンビニの袋にトマトときゅうりがいっぱい。
「きゅうりはみそつけて食べるとおいしいんですよね」
「そうだよ。また、なくなったら寄っとくれ」
「じゃ、お言葉に甘えまして。んでは。」

駅までの道、トマトを、汁をたらしながら齧って帰る。

ばっちし。

**2001.03.07(水)
ちびる。

ともだちの結婚式の二次会。
例によって例のごとく、ビンゴが始まった。
カードが配られ、司会者が番号を読み上げる。
ただし、最小回数の5回でビンゴした人には、ハワイ旅行が当る。
まぁ、いねぇだろ。なんせ、6,375,600分の1だもんね。
「3です」
まぁ、最初だもの。
「16です」
お、いいじゃん。
「21です」
う、まじ?
「14です」
げ。
「9です」
死ぬかも。
「1です」
く、苦しい。
「こ、これです」
「まじですか」
「はい」
「みなさん、すごいことです。最小回数のビンゴが出ました」

まだ、海外行ったことないもんね。

**2001.03.06(火)
思い出し怒り。

あるとき、会社の女の子と個人でやってるコンピュータについてのホームページを見ていた。
無論仕事がらみで、ちょっと前にぼくが見つけておいたものだ。
「で、ここをクリックするとね、ほら」
ほら、といっておきながら出てきたのは、ダイナマイトバディなブロンドの女の人のヌード写真だった。
「きゃ、先輩。まじっすか」
「あれ、おかしいよ。この前はちゃんと飛んだのに」
「もういいです。先輩の趣味わかりました」
わかられても困るんだけど。誤解なのに。

○○さん、ちゃんとリンク修正しておいてね。

**2001.03.05(月)
象さんの鼻毛は、あんなに長いのか。

「あら、奥さん髪切ったのね」
「え、ちょっと気分転換に」
「すてきだわ。どこで切ったの」
「この前開店したばかりの3丁目のお店。でね、」
.....(長くなりそうなので、中略).....
「ただいま」
「お、おかえり」
「今晩のおかず、なに」
「いわしのマリネスポコン風(どう?)」
「と?」
「ワカメと豆腐の地中海&四川風味噌汁(どう?)」
「あ、そ。おいしくつくってね」
「ねぇ、なんか気づかない(どう?)」
「ん、なに」
「あたし、かわったでしょ(どう?)」
「ん、わかんない」
「ね、それ本気でいってんの(ぶち)」
「なんかこわいよ」
「よく見てよ、ほら」
「あ、そういえば」
「そういえば、なに」
「ちょい、にきびできてるよ(ぶち、ぶちぶちぶち)」

これがほんとの、髪切り無視。

お後はよろしいのか?

ごくたま日記へ戻る