水星の太陽面通過(2003.05.07)



☆撮影データ
 望遠鏡:BORG76ED
 アイピース:LV12mm
 カメラ:カシオQV-8000SX

 アストロソーラーフィルム(バーダープラネタリウム社製)で減光
 露出時間:1/180秒(拡大像),1/2000秒(全体像)



 2003年5月7日に起こった,水星の太陽面通過の様子です。

15:34撮影。水星が太陽の前に姿を現してから,1時間以上経っています。この画像は南を上にした「倒立像」です。太陽の下のほうに見える,黒い小さな点が,水星。水星の視直径は,12″。こりゃ,小さい……。来年は,金星の太陽面通過があり,これは130年ぶりの現象です。今回,その前哨戦と言う意味もあり,がんばって観測した天文ファンも多かったことと思います。……でも,私は,朝,曇っていたので,半ば諦めていました(^_^;)。お昼過ぎぐらいから雲が切れて,あわてて準備して撮影したのが,この画像です。

拡大像。このぐらい拡大すると,水星が面積を持っていることが分かりますね。
太陽面の粒状斑もよく見えます。
実際,眼視で眺めてみると,不思議と立体感があるような気がして,水星が手前にあるように見えます。先入観かなぁ……。


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