システム概要と特徴
Last Updated 1999/08/17
システム概要
簡単にプロキシーサーバーについて説明します。
プロキシーサーバーというのはネットワーク上で通信する時にその仲立ちをするようなソフトです。
なんでそのような事をするかと言うと、セキュリティの問題とかネットワークの効率とかのためです。
ダイヤルアップユーザですと一番一般的なのは、プロバイダーのhttpプロキシーサーバーになると思います。
このプロキシーサーバーの目的は主としてキャッシュの利用によるアクセス速度の向上です。
ppsdも基本的にはこのプロキシーサーバーと同じ役割をはたします。
ただし、主要な目的はデータの保存閲覧です。
ですから今までプロキシーサーバーを通してインターネット上のウェブページにアクセスしていた人はppsdからそのプロキシーサーバーを通した方がいいし、直接接続していた方はppsdから直接インターネットにアクセスすればいいです。
特徴
特徴としては下記のようなものがあります。
- Javaアプリケーション(1.1以上のバージョン対応 jdk1.2で動作するという報告をいただきました)
Javaのアプリケーションです。
ブラウザからは動かないのでJavaの実行環境を別途インストールする必要があります。
しかし、実行環境さえ動けばほとんどのマシン・OSで動くはずです。
- 頑強
プログラムの特徴というよりJavaの特徴ですが非常に頑強です。
NullPointerExceptionといったCのプログラムですと異常終了してしまうような状況でも決して終了せず動き続けます。
私がプログラムをデバッグしている最中でも基本的な機能は常に使えていました。
しかし、ガーベジコレクション処理が発生して一時的に動作停止してしまうような現象はあります。
- ブラウザを通して操作
ppsdは固有の操作画面を持たずにブラウザを通して操作しますので、対象となるページを見ている状態で処理を行う事ができます。
フレームをサポートしていないブラウザだとほとんどの機能が使えないという面もあります。
- リンク先を抽出して目次ページの作成が可能
一つのページからリンク先を抽出して別フレームに表示する事が可能です。
画面一覧のようなページで行っては戻るを繰り返す必要があるページでも作成した別フレームから直接選択する事ができるようになります。
ウインドウを二つ開けてドラッグアンドドロップする方法よりも簡単です。
ppsdは「伽藍とバザール」という文章に感動したため、バザール方式による開発を目指してオープンソース/フリーソフトウェアとして公開します。
とは言っても訳の分からない他人のソフトウェアの開発に協力してくれる人がそんなにいるとは思えませんが、当分の間一人で機能拡張は続けていくつもりですので、感想、文句、要望、批評、批判、嘲笑、悪口等をいただけたらうれしく思います。
もちろん、バグ報告、ソースの修正、ドキュメントの整備等開発に積極的に協力をしていただくのも非常にうれしいです。
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