基本的にDebian(woody)環境ではacrobatreaderを使用するのは難しいことがわかった。acroreadとacroread-asianfontパッケージをインストールすればいいのだが、両方をインストールしてもうまくいかない。
acroread-asianfontパッケージのインストール方法を補足しておく。まず実際のファントはアドビからダウンロードし、次にupdate-acroread-asianfontコマンドを実行する必要がある。コマンドの指定は下記のようになる。
update-acroread-asianfont /root "chsfont.tar.gz, chtfont.tar.gz, jpnfont.tar.gz, korfont.tar.gz"/rootの部分はダウンロードしたファイル名の存在するディレクトリを指定し、次のパラメータの部分ではインストールするフォントを指定する。
上記作業でうまくいくと思うのだが、やはり日本語pdfが読めない。CMapフォントが読めないとかのメッセージが出る。原因は、アドビでの現在のacroreadのバージョンは5で、ダウンロードしたフォントファイルも5対応になっているのだけれど、Debian(woody)でのacroreadのバージョンが4.05であるためのようだ。さらに、確認してみると、acroreadは廃止になっている。久保田の使っているacroreadは古いバージョンだった。
結局、4対応のファントがあればいいはずなので、別のマシン(shelby)上にインストールしておいた/usr/lib/Acrobat4/Resourceの下のディレクトリ、ファイルをそのままコピーすることで、一応読めるようにはなった。
ただ、これは便宜的な措置なので、普通にDebian(woody)環境でpdfファイルを読むには、xpdfとxpdf-japaneseパッケージをインストールすればいいみたいである。一応これでも読めている。