奥日光、冬の自然

 

秋のミズナラ林

冬のミズナラ林(左とほぼ同じ場所)

クロスカントリースキールートとなる奥日光の湿原と周辺の森は、文字どおり自然の宝庫です。

春から秋のグリーンシーズンには、木々はあふれんばかりに緑の葉を茂らせ、湿原の植物は次

々と花開きます。たくさんの虫たちが飛び交い、森の中には野鳥の美しい歌声が響き渡ります。

 

戦場ヶ原から見る太郎山

冬のアズマシャクナゲ

雪に覆われた冬、景色は一変します。乾燥し晴れ渡る青空、灰色の木々の中でひときわ鮮やかな

緑の針葉樹は、足跡の無い新雪の森の道案内のようです。厳しい寒さと乾燥の中でも光合成を続

けているのはウラジロモミやコメツガ、トウヒなど針葉樹です。アズマシャクナゲは厚い葉を丸

め、ニッコウササは雪の中に身を埋めて冬を越します。                  

 

ミズナラ(ドングリの木)のクマ棚

シカの食害(ウラジロモミ)

真冬も冬眠せずに活動を続ける動物たちの姿や痕跡を、見通しの良くなった森の中や雪の上に見

つけることが出来ます。樹上や雪上を走るニホンリスやオゴジョ。点々と足跡を残すシカ、テン

ノウサギ。キツネのマーキング。ミズナラの高いこずえには、冬眠前のツキノワグマがたらふく

ドングリを食べた跡に残るクマ棚。                           

 

キレンジャク

ミコアイサ(上オス、下メス)

ズミの実は鳥たちにとって冬の貴重な食料で、ウソやイカルに混じってマヒワやキレンジャクな

どの冬鳥に出会います。凍らない湯ノ湖の北岸にはキンクロハジロやミコアイサが越冬し、カラ

の混群は鳴き交わしながら、手が届く程間近を移動してゆきます。冷たい湯川ではカワガラスが

せわしなく水中に餌をさがし回っています。                       

 

冬の湯川と小滝

泉門池から見た男体山

 

 

 

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