今回利用したサービスはPALAU SPORT号でのダイビングクルーズなのである。
潜りたい放題、朝一番のブルーコーナーを殺し文句に、パラオの海を縦横無尽に駆け巡る大型クルーザーでのダイビング。
今にも落ちそうな橋を2つ程渡ると、照明に照らされたパラオスポート号の待つ発着場に到着した。
スタッフの人達から歓迎を受ける。
続々と送迎バスから人が降りてきて、数人で行く伊豆ツアーの雰囲気とは違うようだ。
老若男女、いろいろな年齢の人が来ているようだ。
ん、待てよ、そういえば送迎バスの中には女性が1人しか居なかったように思うが。
多少の不安を抱きつつも、裕さんにルームキーを渡されて、各自自分の部屋へと案内された。
2階部分が客室のようだ。
一本の通路を挟んで、客室が向かい合っている。
恐る恐るドアを開けてみた。
視界にまず飛び込んできたのは、正面に2階建てベッド、右手にも同じ2階建てベッドがあるようで、なるほどここが4人部屋だということが想像できた。
左手にはシャワーが備え付けられていて、その右側にはトイレが設置されており、薄手のカーテンで仕切られているだけ。
テーブル等の類は無く、初めての海外旅行になんと贅沢な設備であろうか。
思わず涙が込み上げてきた。
ベッドの取り合いをするほど子供ではないのだが、紳士的な方法で正面上部のベッドを確保し、自己紹介&スタッフ紹介の意味で船室一回のダイニング&リビングルームへ案内された。
テーブルには7UP等の炭酸飲料が置かれており、横には食欲を誘う匂いを放っているヤキソバが大皿に乗っていた。
「とりあえず皆さんお腹がすいていると思いますので、食べてください。」
なんと気の効いたセリフ。
ドリンクもお1人様1本はサービスのようだ。
早速頂くことにしようと、小皿によそって口に運ぼうとすると、何やら嗅いだことのないような匂い。
ヤキソバのような中華そばの様な、何ともいえない味だった。
「これは食事も期待できそうだな。」
そう心の中で呟いた。
お腹も落ち着いてきた頃に、スタッフの自己紹介に入った。
日本人スタッフが3人(うち女性1人)、現地スタッフが1人で、他にボート
クルーが数名いるようだ。
女性のスタッフは非番のようで、遊びで来ているらしい。
その理由は、お客の自己紹介ではっきり確信した。
ツアー客は総勢17名、うち女性は1人である。
そう、送迎バスに乗っていた女性唯ひとりだ。
先ほどの女性スタッフは、この女性の専属バディとなるらしい。
ツアーのパンフレットには、
「女性1人でも安心。」
などと詠われていたのを、帰国後に雑誌の中で発見してしまった。
経験本数も20本前後の初心者から、数百本潜っている強者まで多数おり、ランク毎に船に備え付けてある3隻のダイビングボートに振り分けられる事になる。
ダイビングの経験等を記入する申込用紙に、チームメンバーの希望を書き込み、明日の集合時間と場所を聞いて解散。
明日の6:30には朝食、今日は早く寝る事にする。