ひまわり8号初画像, および Meteor-M N2画像処理


● (No.854) ひまわり8号初画像, および Meteor-M N2画像処理 (2014年12月22日)
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ひまわり8号による初画像について、2014年12月20日付け JA0CAW局Blog で紹介
しています。元画像は、JMA (Japan Meteorogical Agency, 国土交通省 気象庁)
のサイトに掲載されています。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/coment.html
http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web89/himawari8_first_image.html



(C)JMA

 
[補足1]

昨今、動画はiframeタグを使ってシンプルに埋め込みコードが書かれていますが
自局のXP環境では表示されないので、旧objectタグでこの動画の埋め込みコード
を書いています。Windows8.1環境でも動画表示されているはずです。次の動画は
は、先日MyBlogでも紹介した ひまわり8号による受信画像を、JA0CAW局がフリー
の JTrim を使って日本付近の様子を彩色しているところです。その下の動画は、
Meteor-M N2 気象衛星による受信画像に彩色していることろですが、iframeタグ
でも XP環境で表示されることがわかりました。

   Himawari-8
  
   http://www.youtube.com/watch?v=0I-_oLpMI4k

   Meteor-M N2
  
   http://www.youtube.com/watch?v=rwszE75rUQg

   JTrim によるエンボス加工 (14Jun2015)
  


Meteor-M N2 Trimming
今年(09:46JST 2Jan2015, 38deg)最初の画像。ノイズが少し入る。全国的に曇り。

この日受信解析した Meteor-M N2画像ファイルを No.854 を参考に加工しました。
画像編集ソフトは、以前から愛用しているフリーの Pixia です。 Windows標準
の Paintソフトも大変使いやすいので、拡大縮小・切り取りなど基本的な操作を
する時はそれを使っています。さらに応用的な加工をしたい時に Pixiaソフトを
使って画像を編集しています。

 1. Pixia→ファイル→元の画像ファイルを開く。
 2. 一部を切り取る時は、上段左から10個目の□アイコンをクリック。
 3. 必要な箇所を囲み、領域→トリミング→ファイル→名前を付けて保存。
 4. 今回は色付けなので、画像→明るさとコントラスト→バーをスライド。
 5. Meteor-M N2画像は縮尺が縦長なので、日本地図らしく見えるように
    今回は横縦の縮尺を原画像に対し 9:8 にする。
 6. 画像→大きさを変えて複製→縦横比維持のチェックを外す。
 7. 原画の変更後の幅と高さを電卓で計算して入力。
 8. ファイル→名前を付けて保存。

  
   詳細は、http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr846.htm 参照。

 
[補足2]

次図は、今朝(08:26JST, 6 Jan 2015) の Meteor-M N2 低仰角37度の画像です。
太平洋の海上が綺麗に取れていますが、最初その場所が特定できませんでした。
JMAサイトMTSATひまわり画像と見比べ、その場所を特定することができました。

Meteor-M N2 を解析したファイルは縦長なので、今まで画像編集ソフトを駆使
して横縦の縮尺を変えたりしながら試行錯誤していたところ、JE1CVL局Blogで、
Smooth Meteor という言葉を見つけました。どこにでも既に考えている局が
いるのですね。検索してみると、"smoothmet.exe" という Meteor-M 画像補正
ソフトが UKサイトにありました。さっそく今朝受信解析したばかりのJPG画像
を補正してみると、下図のように自然な画像が得られました。このソフトには
どのようなアルゴリズムが使われているのか、興味のあるところです。

Smooth Meteor HP, Ver1.30, Ver1.09, Ver0.06, Special, Algorithm

    


LRPT Processor

Meteor-M N2 の画像処理に関連して、QPSK Plugin と LRPT Processor について
JE1CVL局が Win8.1 の環境上で精力的に実験レポートしています。そこに書かれ
ているとおり進むことによって、Win8.1上ではそれらを再現することができます。
自局はそれを、WinXP + 1G Memory の環境でどこまでできるか実験してみました。
以下、QPSK Plugin を QP,  LRPT Processor を LP と略記します。

SDR# Ver1000 では QP起動せず。Ver1327 では QPを組み込むことができて 起動
はするが、SDR# の Play ボタンを押した瞬間にエラー表示で異常停止。つまり、
QP は、WinXP + 1G Memory では動作せず。

LP は、事前に Runtime Library をインストールしておくことで起動する。次に
LRPToffLineDecoder で作成した jpg または bmpファイルを右クリック→ 「プロ
グラムから開く」 として LPを指定すると、LP画面内の Source, Remapped, Veg_
etation, InfraRed, Thermal, False-colour の 5つのタブ内に それぞれ画像が
現れた。JE1CVL局による解説では、この後に 「5つの画像がパラッと展開される」 
ということであるが、自局フォルダ内に画像が作成された形跡は確認できない。
WinXP上で実験しているので、Win8.1のようなセキュリティ上の問題とは考えに
くい。LPについては、あともう一歩というところ。(2015.4.24)

Meteor-M N2関連の各種解析ソフトや画像ファイルを、利便性を考え それぞれの
フォルダーに置いておきましたが、このままでは LRPT processor フォルダ内に
画像が生成されないことがわかりました。 LRPToffLineDecoder による画像ファ
イルを、LRPTprocessor.exe, TempToColourHLS.bmp と一緒に 同じフォルダ内に
置くことにより (画像ファイルと TempToColourHLS.bmp が同居していればよい)
LRPT processor の 5つの Remapped, Vegetation, InfraRed, Thermal, False-
colour, それぞれの画像が、同じフォルダ内に自動的に生成されることが確認で
きました。さらに、Lrpt Image Processor の名称でバージョンアップしました。
http://blog.goo.ne.jp/je1cvl/d/20150424          (Tnx.> JE1CVL, JA0CAW)
http://www.satsignal.eu/software/LRPT-processor.html

    

    


QPSK Demodulator および LRPT onLine Decoder
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr846.htm#qpsk


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