● (No.457) XI-V 打ち上げ成功, CW受信 (2005年10月27日) ----------------------------------------------------- JE9PEL/1 脇田 received: XI-V の CW らしき信号を解読しましたが、真偽のほどは定かではありません。 一応、録音もしてあります。 XI-V Oct 27, 2005 13:46-13:59 UTC 22:46-22:59 JST 437.465 MHz CW 82 max elevation > IE.FINAL.FRONTIER. > TK1001BFE JH4DHX/3 大谷氏 received: 脇田さん、皆さん、こんばんは。 大谷です。 XI-V、22時47分過ぎからのパスで、CWテレメトリを受信しました。 信号は大変強力ですが、大きなドップラーシフトを伴っています。 ビーコンの送信間隔が長いために、適正な周波数追尾が必要です。 21時過ぎのパスをワッチしましたが、大阪では入感ありませんで した。以下に、受信内容を示します。(周波数437.465MHz±Dop.) > XIV5 ____80827376 > XIV6 8BE1358869 > XIV7 SPACE-THE.FINAL.FRONTIER. > XIV1 001A5A > XIV2 E0A8006A > XIV3 353181 > XIV4 010101010101 > XIV5 656E7073615F > XIV6 85_____B61 > XIV7 HELLO-W____RROM-U-TOKYO- 2005.10.27 JH4DHX/3 大谷 P.S XI-Vの誕生、おめでとうございます! (^^)v SSETI 1 288XXU 0503XC 05300.28641000 -.00000001 00000-0 10000-4 0 16 2 288XX 98.1900 197.1500 0001920 0.0000 50.5000 14.60850000 00017 http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/gs/ JH4DHX/3 大谷氏 wrote: Subject: XI-V_CWテレメトリ解析結果(Oct.27th) Date: 2005年10月28日 11:39 皆さん、おはようございます。 JH4DHX/3@大谷です。 XI-Vの打ち上げ成功、おめでとうございます。 昨夜、22:47JST過ぎのパスで得られたXI-VからのCWテレメトリを、 さっそく新しい XI-V CW Converter を使って解析してみました。 ※以下に解析結果を示します。順調のようです。 OBC時刻,6746, 電池電圧(BattV)[V],3.991, 太陽電池電圧(SolarV)[V],3.694, 太陽電池電流(+X面)[mA],5.1, 太陽電池電流(-X面)[mA],4.7, 太陽電池電流(+Y面)[mA],4.1, 太陽電池電流(-Y面)[mA],5.6, 太陽電池電流(+Z面)[mA],4.6, 太陽電池電流(-Z面)[mA],7.2, 温度(+X面)[deg],-6.1, 温度(-X面)[deg],-1.1, 温度(+Y面)[deg],-0.2, 温度(-Y面)[deg],0.9, 温度(+Z面)[deg],-7.9, 温度(-Z面)[deg],-10.1, 温度(電池)[deg],14.6, 温度(無線機)[deg],13.7, 温度(電池)(OBC)[deg],13.7, アップリンクカウンタ,0, カメラカウンタ,7, SELカウンタ,0, アンテナ展開,展開済み, CWデューティー比,デフォルト, 起動要因,通常起動, 充電状況,充電停止, OBC生存情報,生存, TxTNC生存情報,待機, RSSI(XIV2)[V],1.995, RSSI(XIV6)[V],1.976, 電池電圧(BattV)(OBC)[V],3.971, 太陽電池電圧(SolarV)(OBC)[V],3.746, bottom top 東大大学院生 船瀬氏 wrote: Subject: XI-V FMパケット送信成功 Date: 2005年10月28日 13:14 JAMSAT-BBのみなさま 船瀬@XI-Vチームです. 本日午前9時47分からのパスで,管制局からのコマンドアップリンクと, 衛星からのFMダウンリンク機能が正常に動作していることを確認しました. 本日午後からは,衛星の電力収支を見極めつつ,トラッキングしやすい CWデューティー比を探索する運用に入ります. 引き続きみなさんの協力をお願い致します. JE9PEL/1 脇田 wrote: 東大管制局では、XI-V の軌道要素として OBJECT E を使っていますね。 本日(10/29) 10:28-10:41 JST のパスでは、ぴったりでした。 信号強度も 59 でした。 OBJECT E 1 28894U 05043E 05301.57941332 .00002056 00000-0 44271-3 0 115 2 28894 098.1817 198.2653 0018410 170.9865 189.1650 14.59416020 193 http://www.celestrak.com/NORAD/elements/ http://www.space-track.org/perl/login.pl JH4DHX/3 大谷氏 wrote: Subject: XI-V 受信報告(Oct 29th_22h) Date: 2005年10月30日 0:35 ----- CUTE-I & XI-IV 受信報告 ----- 皆さん、こんばんは。 JH4DHX/3@大谷です。 今夜22:30過ぎからのパスで、XI-VからのCWビーコン 及びFMパケット信号を受信しました。以下に、受信 した内容を示します。 CWビーコン信号は、安定して入感していました。 XIV7の行では、衛星から色々なメッセージが送られ てきています。皆さんも、ぜひ受信してみて下さい。 XIV3 363381 XIV4 010101010101 XIV5 63707374615F XIV6 8AE4367C6E XIV7 ALLISWER__THATENDSWELL.KN- XIV1 02CFA3 XIV2 F1B8006B XIV3 35327D XIV4 010101010101 XIV5 5C696C6F5F57 XIV6 85E536766B XIV7 LONGLIVECUBEINNLAB-LIANG- ★XI-VからのFMパケット信号を、初めて受信しました。 JQ1YGW>JQ1YCX <UI>: xic01302ce40Ve436I0319S010101010201T6973767763617f8b ffeeb8010 なお、追尾には管制局のHP掲載のものを使いましたが、 ほぼ合致しているようです。 XI-V 1 28894U 05043E 05301.64798449 -.00000003 00000-0 00000+0 0 100 2 28894 098.1822 198.3357 0018192 170.8446 189.3580 14.59414517 195 JE9PEL/1 脇田 wrote: Subject: XI-V OBJECT F Date: 2005年10月31日 18:10 東大管制局が XI-V の追尾に使用している軌道要素が OBJECT F に変わり ましたが、他の OBJECT より 周回数が 12周 も遅いのは何故でしょうか。 OBJECT F 1 28895U 05043F 05303.84220064 .00000587 00000-0 13380-3 0 114 2 28895 98.1858 200.4957 0018359 162.5632 197.6203 14.59303437 402 JA6PL 井地氏 wrote: Subject: Re: XI-V OBJECT F Date: 2005年10月31日 20:21 OBJECT F は、当初は無くて、昨日朝頃から出現したようです。 超小型のため識別できなかったものが、識別できるようになってからの 周回数でしょうか。 推定通りならば、それまでの物体の周回数に加算してほしいですね。 本当のところ、どうなんでしょう。 bottom top JE9PEL/1 脇田 wrote: 本日(11/3) 夜22時台のパスで、XI-V からパケットテレメトリを ascii 8KB そして binary 24KB を取得しました。AOS後 22:40-22:45(JST) まで 5分間 連続して送信していました。下記は その一部抜粋です。 XI-V Nov 3, 2005 13:37-13:50 UTC 22:37-22:50 JST 437.345 MHz 1200 bps AFSK 79 max elevation S9 +40dB [Nominal Data] JQ1YGW>JQ1YCX [11/03/05 22:40:03] <UI>: xic013099ba0Ve536I0318S010101010102T716e7b7a68627f8c ffffb8010 JQ1YGW>JQ1YCX [11/03/05 22:40:22] <UI>: H.......... [by StatusDecoder.NET_v1.1.exe] 取得データ xic013099ba0Ve536I0318S010101010102T716e7b7a68627f8c ffffb8010 OBC時刻 629664 電池電圧(BattV) 4.041 太陽電池電圧(SolarV) 3.817 充電電流(CHGI) 5.3 通信系電流(CDCI) 166 太陽電池電流(+X面) 0 太陽電池電流(-X面) 0 太陽電池電流(+Y面) 0 太陽電池電流(-Y面) 0 太陽電池電流(+Z面) 0 太陽電池電流(-Z面) 0 温度(+X面) 1 温度(-X面) -1.1 温度(+Y面) 6.3 温度(-Y面) 5 温度(+Z面) -3.8 温度(-Z面) -8.3 温度(電池) 8.3 温度(無線機) 14.3 テレメROMモード 粗履歴 上書きフラグ(ROM1) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM2) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM3) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM4) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM5) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM6) 上書き禁止 上書きフラグ(ROM7) 上書き禁止 アップリンクカウンタ 31 カメラカウンタ 7 SELカウンタ 0 アンテナ展開 展開済み CWデューティー比 デフォルト以上 起動要因 通常起動 充電状況 充電停止 カメラ OFF JQ1YGW>JQ1YCX [11/03/05 22:40:03] <UI>: xic013099ba0Ve536I0318S010101010102T716e7b7a68627f8c ffffb8010 このデータの xic013 に続く6桁の16進数値 099ba0 は、衛星内部の OBC時刻 を表しています。これを東大管制局の作成した "TimeCalculator V3.0" に かけたところ、実時刻 "2005/11/3 22:40:02" と変換表示されました。 上記の myTNC との誤差1秒、と正確に解析されました。 http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/gs/application.html#xi5 http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/gs/report.aspx?id=1790 > Tnx. Funase 東大大学院生 中村氏 wrote: Subject: XI-V 解析ソフトウェア Date: 2005年11月4日 0:40 JAMSATのみなさま 東大管制局の中村です. XI-Vの受信にご協力いただきましてありがとうございます. XI-Vからの画像パケットを解析するソフトウェアとして ImageDecoder を公開 してきましたが,本日最新版の version 6.5 を公開しましたのでお知らせします. 以下のサイトからダウンロードできます: http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/gs/application.html#xi5 画像ダウンリンク開始まではあと少し日数がかかりますが,ぜひ受信していた だき,この ImageDecoder で解析してみてください.バージョン6.4 以前でも デコードは可能ですが,東大ウェブサイトからの情報取得などに関して大幅に 更新されていますので,こちらをご利用ください. なお,ご利用前に添付の pdf ファイルを必ずお読みください. なお,各ROM に格納されている画像に関する情報は, http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/gs/camera.aspx からご覧いただけます. そのほかの公開されている解析ソフトについても簡単にご説明します. ■ XI CW Converter CWのデコード結果を入力すると,衛星のステータス情報に変換してくれます. ■ XI Status Decoder "xic01" から始まるパケットを解析できます.衛星のステータス情報が含まれ ています. ■ XI-V ROM Data Decoder "H" から始まるパケットを解析できます.衛星の ROM に保存された各種センサ 履歴情報が含まれています. ■ ImageDecoder "C", "D", "P", "Q" から始まるパケットを解析できます.宇宙で撮影した画像 データを処理します. ■ TimeCalculator 解析ソフトではありませんが,衛星の OBC時刻と実時刻(JST)を相互に変換でき ます.衛星の1秒は実際の1秒と厳密には等しくないので,このソフトを利用して ください. bottom top JE9PEL/1 脇田 wrote: 本日(11/13) 朝9時台の XI-V から受信したパケットデータのうち、変化のあった 部分を抜粋し、"StatusDecoder" と "TimeCalculator" を用いて解析してみました。 XI-V Nov 13, 2005 00:14-00:27 UTC 09:14-09:27 JST 437.345 MHz 1200 bps AFSK 32 max elevation JQ1YGW>JQ1YCX [11/13/05 09:18:07] <UI>:(1) JQ1YGW>JQ1YCX [11/13/05 09:18:25] <UI>:(2) JQ1YGW>JQ1YCX [11/13/05 09:18:57] <UI>:(3) JQ1YGW>JQ1YCX [11/13/05 09:19:07] <UI>:H.......... JQ1YGW>JQ1YCX [11/13/05 09:19:09] <UI>:H.......... (1) xic013167199Ve73fI2505S01010122010aT819c83968185928b ff97b8010 (2) xic0131671acVe73fI2d04S010101230110T809e83977e86938c ff98b8010 (3) xic0131671cdVe740I2f05S010101180118T7f9f83987a89938c ff99b8010 by "StatusDecode"r and "TimeCalculator": ------------------------------------------------------------------ 実時刻 09:18:01 09:18:19 09:18:51 OBC時刻 1470873 1470892 1470925 電池電圧(BattV) 4.076 4.076 4.076 太陽電池電圧(SolarV) 4.453 4.453 4.524 充電電流(CHGI) 65.3 79.4 82.9 通信系電流(CDCI) 34.6 27.7 34.6 太陽電池電流(+X面) 0 0 0 太陽電池電流(-X面) 0 0 0 太陽電池電流(+Y面) 0 0 0 太陽電池電流(-Y面) 83.9 86.3 60.2 太陽電池電流(+Z面) 0 0 0 太陽電池電流(-Z面) 29.1 43.7 63.2 温度(+X面) 10.4 9.9 9.3 温度(-X面) 26.2 27.3 27.9 温度(+Y面) 11 11 11 温度(-Y面) 21.4 22 22.6 温度(+Z面) 10.9 9.2 6.8 温度(-Z面) 12.4 13 14.8 温度(電池) 19.6 20.2 20.2 温度(無線機) 13.7 14.3 14.3 テレメROMモード 粗履歴 粗履歴 粗履歴 上書きフラグ(ROM1) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM2) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM3) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM4) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM5) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM6) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 上書きフラグ(ROM7) 上書き禁止 上書き禁止 上書き禁止 アップリンクカウンタ 23 24 25 カメラカウンタ 4 4 4 SELカウンタ 0 0 0 アンテナ展開 展開済み 展開済み 展開済み CWデューティー比 デフォルト以上 デフォルト以上 デフォルト以上 起動要因 通常起動 通常起動 通常起動 充電状況 充電停止 充電停止 充電停止 カメラ OFF OFF OFF
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