● 鳳龍弐号 解析プログラム・インストール奮闘記 (2012年5月5日) -------------------------------------------------------- 自局の 新ノートPC では正しく起動せず、管制局サーバーにも接続することがで きませんでしたが、別の古い旧ノートPC で試しに接続実験してみたところ 正常 に繋がりました。その原因を追究すべく試行錯誤した結果をここに紹介します。 原因はやはり、「Microsoft.NET Framework 2.0」 にありました。この解析ソフト は 「.NET 2.0」 に関連付けられて作成されています。Windows Vista/7 ではこの Microsoft.NET は標準装備されているので、意識することなくこの解析ソフトは 管制サーバーに簡単に接続できます。しかし、Windows XP は Microsoft.NET を 手動でインストールしなければならないのです。自局の旧ノートPC では 以前に Microsoft.NET をインストールしてあったので、管制サーバーに接続できたので した。では、なぜ自局の新ノート PC では管制サーバーに接続できなかったのか というと、「.NET 1.0〜4.0」 まではインストールしてありましたが、理由は不明 ですが 「.NET 2.0」 のみがインストールできていなかったからです。もう一度、 新ノートPC の 「Microsoft.NET Framework」 の周辺を検討してみました。 「Microsoft.NET Framework」 を、新ノート PC に 何とか 10個インストールしま した。これで 旧ノートと同じ環境になったはずですが、これでもまだ新PC では 「Horyu2 Decoder」 がサーバーに繋がりません。まだ他に原因があるようです。新ノートPC でも、ついに管制局サーバーに繋がりました! 涙涙涙(感涙)です。 昨日今日の二日間で30時間以上もパソコンの前で作業していたので、体(右腕)を 壊しました。この作業の中で、PC レジストリを操作したり、config ファイルを 移動したりと非常に危険な操作をしているので、他局の皆様は絶対に真似しない ように願います。(行う場合は自己責任で。) 所々で発生したエラーメッセージ を読み取り、次のことを行いました。(再度警告,以下は非常に危険な操作です。) 1. まず、Microsoft.NET に原因があると考え、新PC内の .NET をすべて削除。 2. 「コントロールパネル→プログラムの追加と削除」 で ほとんどの .NET が 削除できたが、一部の .NET はシステムエラーで削除できず。そこで、 「スタート→ファイル名を指定して実行」→「regedit」 として、レジストリ エディタを起動。 3. 編集→検索 で 「Microsoft.NET」 とし、関連する語句をすべて削除。この 削除作業が意外にも数百箇所も該当があり、ここだけで 2時間も要した。 4. すべてのバージョンの Microsoft.NET を再インストール。これに丸一日。 5. Microsoft.NET のインストールの途中で、.NETFramework レジストリの中 に、InstallRoot がないというエラーメッセージ。インターネットの検索 で次の項目を発見。そこでレジストリエディタを使って危険な作業を行う。 (1) Open regedit, (2) Goto HKLM\Software\Microsoft\.NETFramework\ (3) Right-click on the panel and in the menu select New->String Value (4) Change its name to "InstallRoot" (5) HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\.NETFramework\InstallRoot 6. 旧PC では、ここまでの作業で HORYU2-Decoder が起動しサーバーに接続が できたが新PC ではサーバーに接続せず。他にも原因があると考え策を練る。 7. 正常動作している旧PC の C:フォルダ直下に、「HORYU2_Setting.config」 ファイルが自動生成されていたので、それを新PC内 にコピー&貼り付け。 しかし、それでもまだ新PC はサーバーに繋がらない。 8. そこで、最後の手段。 旧PC内の C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\CONFIG フォルダ内にある 「machine.config」 を新PC 内にコピー&貼り付け。 9. この 8. の作業も非常に危険。新PC 内にある 「machine.config」 は削除 せずに別名でとっておくこと。万が一、Windows OS そのものが起動しな くなった場合でも元に戻せるように。 ( 1.〜 9. の操作すべてが危険。) 以上で、新ノートPC でも 「鳳龍弐号 解析プログラム」 が正しく起動し、管制局 サーバーに接続するようになりました。来たる 2012年5月18日(午前1時39分JST) の打ち上げが是非とも成功するよう祈念します。 《補足1》鳳龍弐号 解析プログラム入手先 http://kitsat.ele.kyutech.ac.jp/Documents/information_launch.html 外部サーバー接続 問い合わせ先 http://kitsat.ele.kyutech.ac.jp/ground_station_1.html 《補足2》サーバー設定 データベース名:半角大文字 〃 ユーザー名 :半角大文字 《補足3》衛星データ解析方法 http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/mixw2dec.htm
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