家族写真 No.5

北海道家族旅行(第4回)

2002年 北海道道中記 (8/7〜8/13)



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Date: Wed, 07 Aug 2002 17:02:24 +0900
From: Mieko Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp]
Subject: hokkaido-1

皆様、お久しぶりです。 昨年、美香の右手首骨折に終わった北海道旅行で
すが、あれから早くも1年が経ちました。再び、その続編です。その美香も
小学校5年生になり、骨折の後遺症もなく、すこぶる元気です。

今回は、4度目の北海道です。最初は道央(富良野・層雲峡)、2回目は道東
(襟裳・知床)、そして昨年は道北(稚内・宗谷)。 今年は道南(江差・松前・
函館)の計画です。 昨日、練馬から新潟まで一っ走り、今、日本海の洋上を
フェリーで進んでいます。明日早朝、小樽に入港します。
では、また。・・・美根夫


ハーイ、皆様お元気ですか。
8月2日の未明、なんと我が家に雷が落ちました。直撃です。
寝ている真上で、ゴロゴロなっていたかと思ったら、突然ドカン!!!
そして真っ暗に...。 何処かに落ちて停電だ... と夫。 でも真上だよ...と
私。外を見ると我が家だけが真っ暗でありました。エッ、やっぱり我が家に
落ちた? ブレーカーをあげたら、ピンポンピンポンと不気味でした。

調べてみたら、テレビアンテナに落ちて、接続していたビデオデッキが破壊
され、それでブレーカーが落ちたのでした。インターホンは回路破壊?!。
ブレーカーが落ちたため室内の電化製品は無事でしたが、外回りが全て破壊。
アンテナ・デッキ・ガス・電話・チャイム・コンピュータ(モデム) と全壊。

ガス検針器は、携帯電話で連絡すると、真夜中でもすぐに東京ガスの業者の
人が来てくれて、交換復旧。電話(NTT)も翌日復旧。 大変だったのは、ガス
給湯器。こちらはコンロもシャワーも使えずに、月曜日にやっと新品を取り
付けてもらえました。35万円も掛かってしまいました。翌日、消防署に届け
出をして、罹災証明を受けてきました。

直前にいろいろありましたが、予定通り、今、小樽行きフェリーに乗ってい
ます。絵美(中2)はソフトテニス部で横浜三ッ沢で試合があり、夜7時半に
帰宅して、シャワーを浴びてそのまま出発という強行軍でした。今、絵美は
フェリーの個室のベッドの中で グースカピー と寝ています。
では、また。・・・美惠子でした。



 

----------------------------------------------------------------------- Date: Thu, 08 Aug 2002 20:14:54 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-2 小樽に、本日(8/8)早朝4:10 に入港しました。夏のこの時間は、もう薄明る いです。小樽漁港は、この時間にもう活気付いています。朝市としては小樽 駅前の三角市場がよく知られていますが、私達は駅から少し離れた鱗友朝市 に行きました。市場の中の一角に、この時間から開いている小さな朝食堂が あります。観光客も市場の仕事をしている人達も、みんな朝から海鮮丼を食 べていました。   私  ・・・ ウニイクラ丼       ¥2000   妻  ・・・ 巴丼(ウニ.イクラ.ホタテ) ¥1500   絵美 ・・・ イクラ丼         ¥1000   美香 ・・・ マグロ丼         ¥ 800 市場でカニ・ホタテを姪っ子宅に宅配しました。箱いっぱいに詰まっていて ¥3500でした。 小樽運河は前にも何度か散策したことがあるので、今回は道路を挟んで真向 かいにあるホテルノルド小樽のレストランから遠景を眺めました。昼食は、 このホテルでバイキングにしました。大人¥1300。子供達はローストス テーキやデザートのケーキを、今までにないほどたくさん食べていました。 そのあと近くのカトリック富岡教会を訪れ、私達だけしか見学者がいなかっ たので、係りの方に教会の扉を開けてもらい、中まで案内してもらって説明 をしていただきました。 今日一日、雨がシトシト降っていて肌寒いくらいです。今、ニセコのキャン プ場にいますが、雨降りなのでテントは張らず、車(エスティマエミーナ)に 一泊します。こういう時、大きな車は楽です。その分、食べる方でとことん 堪能しています。ではまた、あした・・・     小樽 カトリック富岡教会 撮影:平成14年8月8日  

----------------------------------------------------------------------- Date: Fri, 09 Aug 2002 21:43:54 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-3 車の中で目が覚めると、まだ霧雨が降っていました。朝食は、コーヒーを入 れ、昨日のうちにスーパーで買っておいたトマトとキュウリをキャンプ場の 炊事場で調理し、それを挟んだロールパンを食べました。お湯は、登山用の 携帯ガスコンロで沸かします。登山用のガスは強力で、3000m級の冬山でも 実績積みです。 ランコシ シリベツ ニセコのキャンプ場から少し南に下った蘭越町を流れる尻別川の河川敷に、 よく整備された大きな緑の芝生に敷き詰められた公園があり、川の脇に数km に渡るこれも前面芝生の場所を、数人のお年寄りがパターゴルフをしていま した。絵美とお母さんは、持ってきた硬式テニス用具で1時間以上も対戦し ていました。美香も最初は一緒にテニスをしていましたが、後はずっと私と 一緒に雨蛙を追いかけたり、藤の木の種を取ったりして、のんびりと過しま した。 午前中は鉛色の雲がどんよりとしていましたが、午後からは本降りとなりま した。道路脇の気温表示は19度を示していて、一時は寒くて車の暖房をつけ たくらいです。昼食は、日本海沿いの閑散とした漁港の脇にある小さな店に 入りました。私と妻は、生ウニ丼。絵美の刺身定食の舟盛りには5種類ほど の新鮮な刺身が入っていました。 海老、鮭、ホタテ、そい(白身魚)... 美香はホッケ定食を食べました。美香は生まれて初めてホッケを見ましたが、 長さ35cm、厚み1.5cm はあろうかという特大のホッケを、骨だけになるまで 箸を使ってムシャムシャと上手に食べ切りました。美香のスケッチブックを 後でのぞくと、ホッケを茶色のクレヨンで大きく塗った、おいしそうな定食 の絵が描いてありました。 明日は江差・松前に向かう予定で、本日はその手前の熊石町にある国民宿舎 に泊まっています。 久しぶりの布団で、足を伸ばして寝ることができます。 アワビが特産で、夕食にはアワビの塩辛やアワビの刺身、大きなツブ貝、鮭 のムニエル、イカの丸焼き、と海産物尽くしでした。     日本海沿いの食堂にて 撮影:平成14年8月9日  

  ----------------------------------------------------------------------- Date: Sat, 10 Aug 2002 21:47:06 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-4 本日も、雨降りの一日でした。北海道に着いてから4日たちましたが、毎日 雨雨雨... です。これまで、いつも食べる話ばかりでしたが、夏の北海道は やはり温泉です。キャンプ場で泊まる場合も、必ず地元の温泉(露天風呂)が 隣接している所を選んでいます。 新潟から小樽に入る新日本海フェリーの中には、ガラス張りで日本海を一望 できる大浴室があります。実に気分爽快です。初日のニセコキャンプ場には 五色温泉があり、硫黄の匂いのする、また景色の良い露天風呂もあり、有名 な所です。 昨日は、江差の北に位置する熊石町立国民宿舎「ひらたない荘」に泊まりま したが、そこには「あわびの湯」という温泉場が隣接していました。きょう は、江差と松前の史跡を見学した後、吉岡温泉「ゆとらぎ館」の露天風呂に 入ってから、キャンプ場のある知内(しりうち)町に向かいました。 ここに来てから知ったのですが、松前郡福島町吉岡は、相撲の千代の富士の 出身地だったのですね。あちこちに幟(ノボリ)が立っていて、体育館よりも 大きな九重部屋の稽古場もありました。また、きょうのキャンプ地の知内町 は、歌手の北島三郎の出身地だそうです。 きょうも雨降りなので、車中泊です。気温は17度です。車の脇で登山用ガス でお茶を沸かして一段落してから、今、この旅行記を書いています。明日は、 いよいよ函館に入ります。 明日もまた雨みたいです...     松前城 撮影:平成14年8月10日  

----------------------------------------------------------------------- Date: Sun, 11 Aug 2002 21:08:35 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-5 早朝、目覚めると、たたきつけるような大雨です。結局、北海道に来てから 一週間、雨が止むことなく降り続いていました。ここ知内町のキャンプ場か ら函館まで 50km ほどの距離なので、いつも函館に来ると立ち寄っている、 去年も寄った、朝市の中にある「きくよ食堂」で朝食をとることにしました。 この食堂は昔はカウンターしかない小さな食堂で、ウニ・イクラ・ホタテの 載った「元祖巴丼」として有名な店でしたが、今は規模が大きくなってます。 でも味は昔と変わらず、きょうは朝からこの巴丼・ウニイクラ丼・海老イク ラ丼・鮭ハラミ定食を注文して、みんな食べ切りました。     函館 きくよ食堂にて 撮影:平成14年8月11日  

肌寒い雨が降りしきっていたので、食べ終わるとすぐに車に戻り、暖房を効 かせました。天気が良ければハリストス正教会や、旧イギリス領事館などを ゆっくり見学する予定でいましたが、とにかく強い雨が降っているので、昼 過ぎまで「赤レンガショッピングモール」で土産を物色した後、きょう宿泊 予定の B&B のペンション「カントリーボーン」に 3時にはチェックインし て宿の中でゆっくりしました。函館の夜景を一望に見渡すことのできる山麓 のペンションで、最高のロケーションにあります。 北海道最後の夜なので、夕食は、天皇・皇后両陛下も食されたという明治12 年創業の「五島軒本店(雪河亭)」でフランス料理のコースをじっくりと嗜み ました。子供達も慣れたもので、上手にナイフとフォークを使っていました。 明日は昼発で、函館から青森までフェリーで渡ります。夕方には青森です。     函館 五島軒本店(雪河亭) 撮影:平成14年8月11日  

----------------------------------------------------------------------- Date: Tue, 13 Aug 2002 07:26:24 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-6 昨日(8/12)は、宿で大御馳走にビールを大瓶2本も飲んでしまって、気分が 大変良くなってしまって、そのまま寝てしまいました。そういう訳で、昨日 の道中記は一日遅れで翌日の朝、温泉に入った後に、これを書いています。 昨日は、昼の12時20分発のフェリーで函館から青森まで渡りました。夕方の 16時に青森に入港しました。すぐに東北自動車道に乗り、数十km行った所の 碇ヶ関ICで降りました。宿は「かんぽの宿・碇ヶ関(いかりがせき)」です。 さすが郵政省の施設だけあって、部屋・WC・風呂のどれも立派な設備です。 郵政省の簡易保険に入っていると安く泊まることができます。私は年金対策 で以前から簡保に加入しており、子供達も生まれた時から学資保険に加入し ていて、どちらも十何年か後に貯金と同じように還元されます。私達の退職 時の年金についても、今から考えておかなければなりませんからね。 「かんぽの宿・碇ヶ関」の夕食は、山の幸・海の幸、郷土色豊かなごちそう で、大変おいしくいただきました。特に、イワナの塩焼き・鱈(タラ)チリ鍋 は絶品でした。なかなか普段は青森まで来る機会はないのですが、こういう 時に東北の食文化に触れるのもよいですね。 本日は、東北道をあと 300km進んで仙台ICで降り、知り合いのお宅に寄るこ とになっています。そして午後は、昨年、美香が骨折した「みちのく公園」 に寄り、再び因縁の「インラインスケート」(縦4輪のローラースケート)に 挑戦です。美香も昨年のリベンジに燃えています。     仙台 みちのく公園 撮影:平成14年8月13日  

----------------------------------------------------------------------- Date: Wed, 14 Aug 2002 13:15:01 +0900 From: Mineo Wakita [ei7m-wkt@asahi-net.or.jp] Subject: hokkaido-7 本日(8/14)早朝(深夜?) 3時40分、横浜に帰着しました。総走行距離1690km。 絵美の部活の関係で、いつもの年よりも短い一週間の北海道道中記となりま した。この間、ずっと雨にたたられましたが、それもまた風情があってよか ったです。今回は小樽・ニセコ・江差・松前・函館という道南の史跡めぐり でしたが、道東や道北とはまた違った北海道の一面を知ることができ、楽し い道中でした。(絵美は部活の方が楽しい、という感想でしたが...) これで、何年かかけて北海道を一周したことになり、来年は絵美の高校受験 のこともあるので、北海道道中記は本年をもって一応、一段落ということに なります。もしかすると一地点のみの「函館散策記」となるか、または絵美 も美香も、沖縄の青い海だったら泳ぎに行きたーいということなので、来年 は、「沖縄○○島探検記」として継続連載することになるかもしれません。 ではまた、その時まで... PS. 感想をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。


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