● (No.0) はじめに (1993年7月) ----------------------------- 今までに、アマチュア衛星と呼ばれる人工衛星が世界で約50個ほど打ち上げられ ており、1996年8月17日には、日本の衛星「JAS-2」も打ち上げられました。2000年 11月16日には、世界各国の共同製作の衛星「Phase-3D」も打ち上げ成功しました。 これらの衛星をアマチュアとして楽しむには、いわゆるマイク等を用いるアナログ 通信と、コンピュータとモデムを用いるデジタル通信の二通りの方法があります。 筆者は、特にこのデジタル衛星通信に興味を持ち、数年前から「衛星通信入門」 と題して、「JAMSAT」(日本アマチュア衛星通信協会)の運営する「JDB」(Jamsat Data Base)、(現 インターネット電子メーリングリスト」)をはじめ、各所に原稿を連載 してきました。1994年夏に、東京の晴海で開催された「ハムフェア '94」のJAMSAT ブースにおいて、これらをまとめたフロッピーディスクを来場者に配布し、1995年 春には東京の王子で開催された「JAMSATシンポジウム '95」において、「デジタル 衛星通信」と題するポスターセッション(ディスカッション)を行いました。 筆者が衛星通信に興味を持った初期の頃、まだ筆者は衛星設備も何もなく、ただ パソコン通信 NIFTY-Serve FHAMフォーラム の衛星関係の記事を関心を持って拝見 しているのみでした。その頃、私の素朴な衛星設備に関する質問に対し、この分野 で今もご活躍中の北海道に在住の JR8XPV 丹呉氏から丁重な返信メールをいただき 感動して読んだことを、つい昨日のように覚えています。 その後、衛星とデジタルでアクセスする日を夢見ながら、少しづつ機材を揃え、 苦労しながらも ようやく衛星 FO-20 に対して、ほぼ完璧に送受信が出来るように なり、その後 JDB において、JJ1WTK 坂本氏や JH3BJN 中根氏などから多くの貴重 なご助言をいただいたりして、衛星 FO-20, AO-13 などにおけるアナログ通信や、 「PB.EXE, PG.EXE」を使用したデジタル通信も出来るようになりました。その後、 さらに JR1ING 菊川氏をはじめとする JAMSAT の関係諸氏から、Windows 上で動作 するソフト「WiSP」に関して多くのご助言をいただき、衛星 GO-32, AO-51 などを 運用するまで、現在に至っています。(AO-13 は1996年12月6日に消滅しました。) 以下、登録原稿(日時順)に加筆訂正しながら、できるだけ具体的に実践的に衛星 通信の方法について解説をしていきます。ここまでの筆者自身の主にデジタル衛星 通信の運用に至る軌跡を紹介することにより、衛星通信に興味・関心を持つ方々に 参考になる部分が少しでもあれば幸いに思います。参考までに、著者の現時点にお ける衛星通信の設備を次に紹介します。 無線機 : TS-790S (ケンウッド) , 144MHz/430MHz帯 送受信機 TRX4S (SYMEK) , 高速38k4baud 対応無線機 アンテナ : ZQ-81 (ラムダ) , 144キュービカルクワッド 8エレ UQ-141 (ラムダ) , 430キュービカルクワッド14エレ HGL2429 (マキ電気) , ループアンテナ 29エレ ローテーター: KR400, KR500A (ケンプロ) , 方位角 仰角 回転装置 CS232, CX500 (ケンプロ) , 方位角 仰角 自動制御装置 プリアンプ : GR-430 (マキ電機) , 受信用 430帯プリアンプ GR-2400 (マキ電機) , 受信用2400帯プリアンプ コンバーター: 2880 (DRAKE) , 2400 -> 144 コンピュータ: Mebius (シャープ) , 通信用 WindowsXP PC-9801nv (NEC) , アンテナ制御用 TNC : TNC241, TNC555 (タスコ) , G3RUH型モデム TNC31S (SYMEK) , 38k4baud 対応モデム ソフトウェア: WiSP3215 +---------------------------------------+ | GSC 2.03 MsgMaker 2.10a | | View-Dir 2.00e ProcMail 2.00g | | MSPE 2.01a MsgView 2.00b | | UpdKeps 2.00c | +---------------------------------------+ Satellite Tracking ProgramII Exterm(v1.8e), WinTrak(v3.5) デジタル衛星通信の概要については、次を参照して下さい。 http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr226.htm なお、本書の内容に関する事項は全て著者に帰属するものとし、著者の許可なく 本書の一部または全部を複写、複製及び転載することを禁じますが、もし衛星通信 の全般に関して疑問点、質問事項などがありましたら、下記までご連絡下さい。 Name : 脇田美根夫 JE9PEL/1 E-mail: ei7m-wkt@asahi-net.or.jp
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