ネットワークコマンドの基礎


#1. ipconfig について

Windows のネットワーク設定は、通常「コントロールパネル」から入り、GUI で
行ないますが、細かい詳細設定はコマンドで行うこともあります。

 スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト

で DOS コマンドに入ります。 または、

 スタート → ファイル名を指定して実行 → 「 CMD 」

と打ち込みしても入れます。

DOS プロンプト「 > 」の状態で、「 ipconfig /all 」と入力すると、次のよう
に全てのネットワーク設定の詳細が表示されます。

この中で重要なのは、ローカルエリア接続の中の「 Physical Address 」および
「 IP Address 」です。解説は次の URL をご参照。

http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/netcom/ipconfig/ipconfig.html






#2. ping について

ping とは、ネットワーク疎通を確認したい相手のホストに対して、TCP/IP の
IP レベルで通信できるかどうかを確認するために使われるコマンドです。
ICMP (Internet Control Message Protocol) パケットを送信して、相手からの
応答を要求するネットワークコマンドです。
基本的な使い方は、DOS プロンプト「 > 」の状態で、疎通を確認したい相手の
IP アドレス、または ホスト名を入力します。

ping ***.***.***.***
     IP アドレス

ping www.asahi-net.or.jp
     ホスト名

このホスト名とは、例えば http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/ の
www.asahi-net.or.jp の部分を言います。

ping という名前は、潜水艦の探針音 (ある単発音を出して、その反射から
相手の距離などを測定する) にちなんでいます。詳細は次の URL をご参照。

http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/netcom/ping/ping.html






#3. telnet について

telnet とは、TCP/IP ネットワークにおいて、リモートにあるサーバを端末から
操作できるようにする仮想端末ソフトウェア、または、それを可能にするプロト
コルのことです。つまり、遠隔地からほかのコンピュータにログイン (リモート
ログイン) をして、遠隔操作を行なう仮想端末プロトコルのことで、主に UNIX
環境で利用されますが、Windows 環境でも使用することが可能です。
しかし、ログインされる側としては、不正アクセスと認識される場合があります
ので、これから telnet について述べることに関係する実験は、お薦めしません。

http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/tcp01/01.html






次は、telnet を用いて、メール (POP3) サーバーに接続してみた例です。
その中で、USER, PASS, LIST, QUIT 各コマンドを使っています。

http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/troutol04/02.html






上図で、telnet pop.asahi-net.or.jp 110 としています。
この 110 は、pop3 を意味するポート番号です。
この他に、次のようなポート番号があります。

ポート番号   機能                  名称 
  20   ファイル転送(データ)            ftp-data 
  21   ファイル転送(制御)             ftp 
  23   ネットワークを経由した他コンピュータの操作 telnet 
  25   メールの送信と転送             smtp 
  53   コンピュータ名からIPアドレスへの変換    domain 
  80   Web サーバへのアクセス           http 
  110   メールの読み出し              pop3 
  123   コンピュータの時計あわせ          ntp 
  443   Web サーバへのアクセス(暗号化あり)     https



《参考》 http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/


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