introduction

今年の春、「AERA」が”オリーブおばさん”の特集を組んだといって、私の周りではちょっと話題になりました。というのは、私の周りには自らoliveババアと称する人間が結構いるのです。(もちろん私もだ)私たちの自負は、コギャルとかシロガネーゼとか、そういったマスコミなどが十把ひとからげで括るような分類にはどれにもあてはまらない、結構オリジナリティあるものだということだったので、ついに私たちも括られてしまったかとなかば落胆したのです。(私だけか?)この特集はそれほど共感できるものではなかったのですが、この特集の元ネタとなったインタビュー集を読んでみました。オリーブおばさんと呼ぶにはまだ早すぎる25歳くらいからちょうど私と同じ年齢のふつーの人たちのインタビューが収録されています。こちらの方が「あるあるある〜」という点が多かったです。ただ作者が無理矢理結論めいたことを言わざるを得ないという感じが、ちょっと違和感あり。(きっとこーでもいわなきゃ、決裁するおやじが納得しないんだろうな)別にこの本がまとめているような、自分らしく人生を楽しむためには「少女性」こそが鍵となるのでは、なんてこれっぽっちも意識してる訳じゃないんですけどね。

で、このコーナーでは、olive好きぶりをいかんなく発揮していこうかなと思ってます。(勝手にこれはオリーブババア的、と決めつけます。)かわい〜!!ドーパミンをバンバン出してハイになると、シアワセ。

oliveの良いところは、礎を築いた編集長、スタイリストやカメラマン(まだ現役の方も)がとってもセンスがよかったことが第一にあげられますが、編集の目の付け所もよかったです。ナチュラル雑貨やフレンチカジュアルブーム(なつかしい)は間違いなくoliveが牽引したと言ってよいでしょう。第2特集でいち早く精神世界や環境問題などを取り上げる視野の広さも他誌にはない点でした。下世話でないこともポイント高し。そんなこんなで創刊当初から早17年(当初はPOPEYEの妹版として女子大生向けだったが)、いちばん長く買い続けている雑誌となりました。(ananは買い始めは古いが、最近はたまにしか買わなくなったし)しかーし、今号のフラワーエナジー占星術ではついに(?占いはあまり見ないのでとっくに、かもしれないけど)私の生まれ年がなくなりました。占い自体は九星占術などをベースにしたものなんだけど、二黒土星とかいう代わりにチューリップなどの花なの。oliveらしーい!

らしいといえば、ゴチャゴチャした情報誌とは一線を画し、おしゃれ系以外の情報記事には割と無頓着なところもご愛敬です。(神宮花火大会の日程とか思いっきり間違えてる)

最近読んだ大橋歩さんの新刊エッセイにも「olive」についての記述があり、元祖oliveおばさん(ババアは失礼ですよね)の存在がとても心強いです。ここで話題になっているエンジニアブーツって7年くらい前の号の話かな?白いフリルのロングスカートにエンジニアブーツっていう、あれ。私もすっごく好きで、探し回って、(その頃はHAWKINSすら小さいのなかった)1番小さいサイズのインポートものに3枚も厚い中敷き敷いて履いてました。それでもぶかぶかブーツ♪、私も歩さんと同じ22cmです。花柄ワンピースなんかとあわせるのがお気に入りでした。

参考図書

 

私たちは大人少女

村岡 清子 著

青樹社

1,500円

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おしゃれにうつつ

大橋 歩 著

幻冬舎

1,500 円