子宮頚ガンdiary+α
【その4】

〜不妊治療〜


12/21
3ヶ月ごとのお約束になった腫瘍外来検査といっしょに不妊外来も受ける。すごく若い初めての先生。どうも大学病院ってたくさんの職員がいるので、指名するという手もあるのだろうが、そうしないときってたらい回しな感が否めない。カルテではこちらの不安や希望は読みとれない。来月生理後初めてのクロミッドを飲むことになったが、なんか、機械的に処方された気分。とにかく学生みたいに若いんだもの…。先にI先生の診察を受けたので、排卵誘発剤の副作用などを聞きそびれてしまった。また、筋腫がもうひとつできているらしい。このこともああそうですか、と鵜呑みにして質問などしなかったのが悔やまれる。最近手術が遠い過去のことになりつつあるので、病気に関する知識欲も低下しているというか、対面で適切な質問ができない。あとで不安になったり…。
1/10
いよいよクロミッドを飲むのか…五つ子が出来ちゃったらどーしよー、などど思っているうちに生理が始まりそうな時期になった。が、始まったかと思ったら不正出血!?すごく珍しい。手術前だってなかったのに…。ビビっているのでそれがあらわれたのだろうか?
1/14
ちゃんと生理が始まった。ちょっぴりだったけど不正出血が気になる。生理の5日目から5日間クロミッドを飲む。
1/24
クロミッドを飲み終わったので、不妊外来へ。この前の先生ではなく、3回目の先生で少し安心。排卵間近でよい状態らしい。このままクロミッド+タイミングで何ヶ月か様子を見るか積極的に検査をしていくか聞かれ、年齢的には1ヶ月でも早い方がいいのかと思いそう答えると、早速明日ヒューナー試験をすることになる。これは朝Hをして2時間以内に検査してちゃんと精子が子宮の中へ行けるかどうかを見るテストだ。ひゃ〜、ついに来た!ってかんじ。時間指定でやらされるっていうのもねぇ。うちは自由業なのでいいけど、サラリーマンのダンナさんだと結構たいへんそう。プレッシャーに弱い私たち夫婦は、どきどき。(いきにくくなっちゃったりするじゃない、きゃっ、はずかしー)こーゆー場合のお決まり(?)、夕食にニンニクたっぷりの焼き肉を食べて明朝に備えるのだった。
1/25
モーニングショーを見ながらいたす。腰の下に枕をあてがって30〜40分骨盤を高く保った後、病院へ行かなくてはならないが、うとうとしちゃって起きていくのがつらかった。きょうは昨日と比べすごーく寒いし。ヒューナー検査をしてくれた医者はまたもや面識のない人で、結構痛かった。しかも向こう側では何人かで見学していてさらし者。待合室で待つときも、私のカルテについてなんだか言っていて、ちょっと気分悪い。大学病院は学習の場でもあるので、こーゆー扱いはいたしかたないのだが、眠いし痛いしで気分わる〜。診察は簡単なもので、昨日の先生に指示されたことを言うだけ。指示とは、きょうのヒューナー検査のあと、HCGという注射をする、そして明日(排卵日の可能性大)またタイミング、その後高温期になったら7〜8日目に黄体機能検査をするというスケジュールだ。HCGは高温期になるように(今は高温が続かない)するためのホルモン注射だが、この先生に詳細を聞きそびれ、注射を待つ間にもし明日のタイミングで受精したら、きょうの注射って悪い影響ないのかだんだん不安になり、注射担当の看護婦さんに尋ねてみる。やはり初対面の先生だとコンセンサスがとれないと言うか、こちらがよほど予習してこないといろいろ聞けない。でも、あとでいろいろ疑問や不安が湧いて来るんだけどね。看護婦さんが言うには、ホルモンが足りないと高温期が続かないのでそれを補うようなもので、受精には問題ないということ、で、注射して帰る。もっとちゃんと下調べしよう。それにしても大学病院ってほんとに待たされる。きょうはまだ時間制限のある検査なので早めにしてもらえるが、たいてい映画が1本観れるくらいの時間を待合室で費やす。
2/4
ホントならばタイミングのあと高温になって1週間後あたりに黄体機能検査を受ける予定だったのに不正出血。生理にはまだ1週間ほど早い。私は今までに生理がずれたことがほとんどない。不安。初めての薬や注射のせい?不正出血だと思っていたらそのまま生理になってしまったようだ。だが、いつもより長く1週間も続いた。へんだ。へんだ。
2/15
腫瘍外来の定期検診で病院へ。そちらの方はだいじょうぶ。続けて不妊外来へ。ヒューナーテストは異常なし。ほっ。生理がずれて長かったことなどはあまり心配しないように、というかよくわからないみたい。もうすぐ排卵日推定検査によい日取りらしいので、今週の金曜日に再来院することに。もう今月は間に合わないそうなので、クロミッドはなし。月1クールで概ねこの日しかできないという検査が結構あるので、スケジュールに縛られる。自分の体調次第。
2/18
どうもここ(不妊外来)には3人先生がいて、誰に当たるかは曜日順番次第。きょうの先生は2回目かもしれないが、前回とは違うので、またいちいち説明しなければならない。カルテ見ればわかるんだろうけど。名前も知らない。こんなんでいいのかなー…。エコーで卵巣の様子を見ると、右卵巣に卵子はちゃんといた。15mmくらいだって。排卵まではまだ2〜3日かかるそう。(20mmくらいに育つまで)そのころにタイミングを持ってもいいが、その後高温期になってから1週間くらいにまた黄体機能検査に来るように言われる。高温期が続かないのでわかりにくいのだが、生理前に行けばいいようだ。そして、生理になったら予約を入れて子宮卵管造影検査というものを受ける。これは人によってかなり痛いらしい。しかも2日がかり。ちょっとこわい…。
3/1
高温期があいまいなまま黄体機能検査のために採血。きょうは待たされずすぐ帰れた。
3/8
またしても不正出血?という状態から生理に。クロミッドのせいかはわからないが、どうも今までと違う…。
3/17
卵管造影検査。人によってかなり痛いと聞いていたが、やはり痛かった。まず造影剤を腕に注射してアレルギーなどないかみるようだ。そしてレントゲン室で、股間部分だけあいている紙のパンツになり、子宮口より造影剤を注入し撮影するのだ。そのとき何かバルーンを膨らませるらしい。(見えないからわからない)この注入と、膨らませるときが痛い。重い生理痛のような痛みがあるが普段生理痛が軽い人はそんなに痛まないと言われたので、だいじょうぶかも、と思ったのが甘かった。体内に器具が入るのにはもういいかげん慣れたが、思わず「痛いっ!!」と叫んでしまった。担当の方たちも痛がる人が多いようなのでとても気遣ってくれるのだが、痛いものは痛い。涙がにじんでしまった。思えば手術の時は麻酔がかかるので、今までの病院経験の中では一番痛かったかも。でも出産の痛みはこんなもんじゃないのだから、ガマンガマン。検査自体はものの5分程度で終わった。検査直後は痛みのためちょっぴりブルーになって、こんな痛い思いしてまで不妊治療なんかしなくてもいいのかな…とさえ思った。なんて根性なし!通常ならば翌日午前に再びレントゲンを撮るのだが(これは痛くない)、明日から連休なので4日後になる。だいじょーぶなのかよ〜?帰宅頃には痛みはほとんどなくなる。きょうはお風呂は禁止、抗生物質と痛み止めを処方される。この検査の結果は3週間後だそうだ。3/1の採血の結果を聞くと、3週間後に一緒に担当の先生から聞いてくださいと言われ、一抹の不安。問題なければ今言ってくれてもいいじゃん。カルテ探してたから、結果が見つからなかっただけなのかもしれないけど。

to be continued...