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上尾シティマラソン+東京国際女子マラソン観戦(2003/11/16)

 この日は上尾シティマラソンを走るとともに、Qちゃんこと高橋尚子が出場する東京国際女子マラソンの観戦を予定していた。併設イベントとして約2000人の市民ランナーが同一コースを走った(制限時間は男子で3時間15分なので、自分は対象外)。

 まず上尾。昨日から太ももに違和感があって、やる気なし(最近いつもこんな感じ)。とりあえず会場に行ってアップを行ってダメだったら止めようという感じで会場入りをする。意外と体も軽く、足も気にならなかったのでそのままスタートに立つことにした。いまから考えれば足の痛みもたいしたことのない部類である。去年もそうだが上尾ハーフは関東の大学生が集まる大会なので、会場周辺はかっこいいウィンブレを着た大学生を中心にアップをする人でいっぱいになる。自分からしてみればとてもアップとは思えないスピードでさくさく走っている。

 いよいよスタート。今回はちょっと後ろ目に位置どってしまったため、直後はかなりの渋滞に巻き込まれる。入りの1キロは5分5秒。手賀沼のときよりもだいぶ走り慣れてきていて、この速さにちょっと物足りなさを覚えたので、スピードを上げることにした。5キロの通過が23分7秒。スタート前の気分とはうって変わって、かなり快調。余裕をもって走れているのですこぶる気持ちが良い。上尾は中盤折り返すコースになっていて、途中ランナーとすれ違う、ちょうどびゅんびゅん飛ばす大学生ランナーを見て自然とこっちもスピードが出る。またゲストランナーの安部友恵さん(100kmの世界記録保持者でもある)ともすれ違った。

 雨が心配だったが、実際は雲1つない天気で、気温もぐんぐん上昇。レース中もとにかく暑かった。みんな日陰のあるところを、ありの行列のように1列で走っていく。見ていてなかなか面白い構図だが、走っているほうは必死である。最後はさすがにバテたが、ペースは落ちることなく、またひざも痛くなることなくゴール。タイムは1:34:24、去年の上尾よりは遅かったが自分では満足のいく走りだった。次は90分切りを本気で狙っていきたい

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 お昼ごろ上尾を後にし、1時半ごろには四ツ谷の駅に着いた。ここは東京国際名物の最後の坂を上りきって新宿通りに入るところである(距離にして39.5km地点)。さすがに駅前だけあって、すでにかなりの人が待ち構えていた。ちょうど良い場所が空いていたのでそこを陣取り、ランナーを待つ。隣の人のラジオでは、Qちゃん独走ということで安心して待つ。いよいよ交通規制が敷かれて、ランナーが来そうな気配。でもなかなか来ない。ようやく来たがQちゃんではない。みんな「あれっ」っていう間があってからその選手に声援をおくる。30秒ほどして、見るからにヘロヘロのQちゃんが来た。「どうしたーーっ、がんばれ」 すごい声援、でも足取りは鈍い。初めて間近で見たが、TVで見るよりずっと細い。ほんとに筋肉と骨しかないような体型にビックリだった。
 Qちゃんが行ってからは沿道もだいぶ寂しくなったが、自分は後から来る走り屋のメンバーを応援するために残る。ここは残り2km地点、市民大会ランナーを含めてかなりの人を見たが、まともに走れている人はあまりいなかった。立ち止まってしまう人や歩いている人、なかには吐いてしまっている人まで、国際級の選手ですら苦しみもがいているんだというのを実感できた。そうこうしているうちに走り屋メンバーが続々と通過、と書きたかったが実際は4人だけ、半分以上は四ツ谷に来る前にレースを終えていた。やはりフルは厳しい、ましてや3時間15分ですからね。
 終わったあと、歩いて国立競技場に行く。競技場はまだすごい人だかりで、走り屋メンバーはまず見つからない状況。とりあえず席に座って表彰式を見る。見終わって出るときに偶然(ほんとに偶然)走り屋メンバーに会うことが出来た。みんなで参加者をねぎらいながら、当然のごとく飲み屋へなだれ込んでいく。月末のフルマラソンのために禁酒しようと思っているのだが、まあこの際いいやって感じで一緒に飲んだ。なんて意志の弱い・・・・。でも楽しかったから良しとしよう。