慶応4年1月8日  大坂・八軒家















   




      朝から熊野街道を落ちのびる兵士が続いています。京都「見廻り組」佐々木只三郎もそのひとりでした。
      官軍の先鋒がいつ大坂に到着するか、緊迫した情勢の中で八軒家に布陣して戦闘態勢を維持している新選組の存在は、
      兵士たちに限りない励ましと勇気を与えていました。
      「最後までしたたかに戦う」 八軒家には、新選組の矜持を示して、「誠」の旗がひるがえっています。