フィールドノート5 5/23 高瀬川
初夏の風がふきわたる京都「高瀬川」界隈を駆け抜けました。
三条大橋
1 三条大橋を渡り、木屋町通りを北へ。
新緑の高瀬川
2 高瀬川にかかる小橋をいくつか過ぎた御池通の手前に加賀藩邸跡の碑
幕末に御池通はなく、加賀藩邸は現在の御池通にありました。
池田屋事件に際して、長州藩の吉田稔麿がこのあたりで壮絶な死を遂げています。
3 御池通を過ぎると長州藩控屋敷。向かいは長州藩邸。
長州藩邸跡:左高層ビル(京都ホテルオークラ)
4 史跡「一之船入」
参考:幕末の古地図
高瀬川「一之船入」
高瀬川の歴史に出会いました。高瀬舟の船溜です。
5 島津創業記念資料館
6 桂小五郎像
河原町通に面した京都ホテルオークラ(長州藩邸跡)で桂小五郎に出会いました。
7 再び木屋町通を南下、三条小橋を過ぎると坂本竜馬寓居
8 土佐藩邸跡
9 古高俊太郎邸跡
● 池田屋事件にかかわる地理的体験が目的でした。大変狭いことはわかっていましたが、体感する必
要がありました。
すると、たとえば、次のようなことを想像することができました。
いったん脱出して藩邸にたどりついた吉田稔麿が槍をとって引き返したというエピソードがありますが、
周囲が息をひそめた静寂の中で池田屋の激闘の音は長州藩邸近くでも聞こえたのではないでしょうか。
24歳の青年をかりたてずにおかない音であったかもしれません。
● 幕末維新ミュージアム・京街道「京都三条編」をご参照ください。