フィールドノート4 5/4 和泉山脈 野外ミュージアム
野外ミュージアム「恐竜の時代の化石採集に出かけよう」(NPO法人企業ミュージアムの協会主催/現代マンガ資料館協力)も第4回目を迎えました。
4日、嬉しい快晴、子どもたちが太古の海底を駆け回りました。
白亜紀行きパスポート発行
教本「たのしい化石採集」などの資料を受け取ります
1 緑のトンネルを抜けると・・・
こどもたちを和泉山脈が迎えます。
緑のトンネルを抜け、毛虫のブランコを楽しみ、初夏の優しい森につつまれると、そこはもう別世界。
2 発掘のイメージが膨らむ野外展示
パキディスクス
自由にさわれる展示です。
白亜紀の海のイラスト。
モササウルス(海の爬虫類)、パキディスクス(アンモナイト)、バキュリテス(棒状アンモナイト)、イノセラムスなどの化石の展示。そして、恐竜の「かいかた」、「つきあいかた」のノウハウ本から化石図鑑まで、本の世界が紹介されています。
3 急崖の彼方で待つものは・・・・何
こちらは冒険コース。もう少し楽な“らくちん”コースを登ります。でも、冒険したがり屋のワンパクたちは、帰途、ロープを使用して冒険コースをあっというまに降りてしまいました。
4 観察が大事だよ・・・
観察することが意外に大事なのです。ハンマーをふるっての大地とのファイティング、化石発掘の醍醐味です。でもその前に、よく観察して要領よく化石をみつけましょう。
5 発 掘
ひたすら掘り進むと思いがけない出会いが待っているかもしれません。
たとえ化石を見つけることができなくても、さまざまな発見と出会いの時・・・・
6 コナンの時間
ぼくの見つけたものはいったいなんだろう。
疑問は発見と学習の柱です。
7 本をもっともっと好きになってください
高校生が発見したフタバスズキリュウ。大発見物語。
「恐竜の化石が見つからなかったから来た意味がない・・・」というボヤキがしっかり聞こえてしまいました。そういわずに・・・大発見はそう簡単じゃありません。こりずにしつこくチャレンジしてください。
※ なお、フタバスズキリュウは恐竜ではありません。
カロリーヌと仲間たちが化石採集に出かけました!!
ハンマーて゛打った手の痛み。カロリーヌたちと共有できましたよね。
今日からこの本の世界が違ってみえるかもしれません。
描くって、知らなきゃ描けないでしょう!!
描くっていうことを馬鹿にしてはいけません。マンガも含め、描くっていうことは科学することでもあります。この本を読むとそのことがよくわかります。
展示されたこの本にいたく興味を示してくれた女の子がいました。
科学と芸術の統合、なんていうと難しいですが、巨匠手塚治虫さんの魅力のひとつだと私は思っています。
このほかにも科学読み物、物語を展示紹介しましたが、恐竜関連本は実にたくさん出版されています。
こどもたちと白亜紀の出会い。
遠く横浜、そして大阪、奈良、兵庫など関西の各地から恐竜の時代との出会いを求めてこどもたちが集まりました。全員なんらかの化石を採集できました。
「恐竜の化石が見つからなかったから来た意味がない・・・」とぼやいたこどもたちですが、体験がベースになってさまざまな発見の機会がこれから待っていることでしょう。