森と木の俯瞰、孫文記念館(移情閣)                                                          

                        


   孫文記念館(移情閣・重要文化財)に出かけました。
   舞子は、五色塚古墳とのかかわりで私にとってなじみの地域のひとつです。
   明石海峡大橋ができ、海浜が整備され、これまで以上にすばらしい空間になりました。

                    ※ 移情閣、たまたま工事中でした。写真外観は通常と異なります。

 
          1 播磨灘




  明石海峡大橋から播磨灘を見ました。雲をぬって指す光。近代史における孫文の存在と重なりました。


                 

  



         2 孫文と神戸


   


 「孫文と神戸」の演題で、孫文記念館副館長 王 珀林氏のお話をお聴きしました。近代日本と神戸、そしてアジアについて、貴重なお話をありがとうございました。
 国際都市神戸の歴史的役割とその深さをあらためて感じた一日でもありました。


                   


 



        3 海 峡



 明石大橋海上プロムナードでしばし休憩しました。展望台から俯瞰する播磨灘、大阪湾、海峡をにらんだ五色塚古墳、舞子砲台、そして移情閣などのパノラマを楽しみました。

 交通の要衝、風雲の国際情勢などのイメージがふくらみました。

 この地は、海とともに古代からあり、そして、風雲の近代中国情勢など国際情勢とも深く結んで存在してきたのです。この意味では極めて政治的なパノラマといえるでしょう。


      舞子砲台跡

 

     

        4 森と木の俯瞰



  古代、海峡を睥睨する五色塚古墳
  幕末攘夷、海峡をにらむ舞子砲台
  風雲の近代アジア情勢と神戸、移情閣
 
  海峡を、情報が、そして政治が通過したであろうことは、歴史的事実でしたでしょう。
 
舞子公園を彩って存在する史跡、施設は、個々の存在もさることながら、ひとつの歴史的ハーモニーを奏でているように私には思われました。森と木の俯瞰を楽しみたいところです。

     
         
     

 ○地質時代に海が切り開いた海峡、現代の人々が再び島とこの地を結びつけたわけで、海峡を見下ろしながら、ささやかに乾杯。
 ○袁世凱との関係から、孫文の入国(上陸)を認めなかった政府に対して、神戸の人々が孫文の上陸を企てた壮挙に、ささやかに、遅ればせながら、乾杯。

  


              施設・史跡等

舞子公園 交通 JR舞子駅 山陽電鉄線舞子公園駅すぐ
孫文記念館(移情閣)  神戸市垂水区東舞子2051  п@078−783−7172
開館時間 10時〜17時 休館 年末年始(12月29日〜1月3日) 入館料要
橋の科学館 神戸市垂水区東舞子4−114 078−784−3339
開館時間 4月〜7月19日
 ○9時30分〜17時(入館は16時30分まで) 休館日 月曜(祝日の場合翌日) 入館料要
  
明石大橋海上プロムナード 9時30分〜18時(GW・夏休み19時) 展望広場など 料金要 
五色塚古墳  神戸市垂水区五色山4 п@078−707−3131
9時〜17時 月曜休み(祝日の場合翌日) 無料
復元された前方後円墳。墳丘から見る(復元された墳丘にのぼることができます)海峡、瀬戸内海の景観は格別です。
展示施設も併設されています。