京都府八幡市立松花堂美術館・庭園
10月27日、9月に続いての再訪です。
今回最大の目的は「女郎花」
1 女郎花と女郎花塚
「女郎花」松花堂庭園で撮影
「女郎花」・・・秋の七草のひとつである「おみなえし」という植物の名前です。
ここ松花堂は、謡曲「女郎花」の舞台なのです。
はるか昔の哀しい物語が秘められていました。女郎花が咲みだれるこの季節に、ある僧が九州松浦からこの地にたどりついたところ、咲誇る女郎花に心を奪われて手折ろうとしました。その時、翁が現われて、女郎花にまつわる物語を僧に告げます。
謡曲「女郎花」
女郎花塚(女塚)
村人たちは、悲劇の男女を塚にほうむりました。女塚のみがこの地にあり、男塚は離れたところに築かれました。
2 エジソンと八幡の竹
発明王エジソンは電球のフィラメントの素材として男山の竹を使用しました。有名なエピソードです。
庭園内でさまざまな竹を観ることができますが、エジソンゆかりの竹はいったいどの竹でしょうか。美しい庭園を散策しながら、推理を楽しむこともできます。※ ボランティアガイドの皆さんにご案内いただくと、このあたりの問題に大変詳しくなれます。
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3 開館3周年記念特別展 開催中
松花堂昭乗の眼差し(絵画にみる美意識)
松花堂美術館・庭園は松花堂昭乗(江戸時代初期・岩清水八幡宮社僧・寛永の三筆)ゆかりの美術館、そして庭園です。美術館は開館3周年を迎えました。
「展示を観るだけでなく、さまざまに楽しむことができる」ユニークな空間です。
また、松花堂弁当発祥の地でもあり、「吉兆」で食を楽しむこともできるという面白いところです。
開園開館・交通
□ 開園開館 御前9時〜午後5時(入園入館は午後4時30分まで) 休園休館 月曜日(祝日の場合は翌平日)
□ 交通 京阪線 八幡市駅・樟葉駅 路線バス(約10分) 大芝下車すぐ
□ 京都府八幡市八幡女郎花43 075−981−0010