津南町歴史民俗資料館は大割野から秋山郷方面
に向かう途中の船山という集落にあります。敷地には資料館、収蔵庫、保存民家、土蔵などが
25年前に建てられました。冬期は閉館中、降り積もった雪で玄関が見えない、昔はみんな
玄関に転がり込んだり、2階から入ったものだった。
県内でも有数の古い保存民家の内部です。
およそ250年くらい前にここに移されたといわれます。ちなみに博物館にも茅葺屋根の民家を移築
したいという考えはありますが、何年先になるかわかりません。
津南町でも茅葺の民家はは数えるく
らいしか残っていないのが現状です、今のうちに保存しなければ後数年でなくなってしまうのではないでしょうか。
県指定の沖ノ原遺跡からの出土品1500点余のほか、神山遺跡の
石器類、国保有の堂平遺跡の火焔型土器など貴重な資料が展示されています。
縄文展示室の中でもひときわ目を引くのが国保有の堂平遺跡の
火焔型土器等です。
国指定の重要有形文化財1668点を中心に
2700点余の民俗資料を展示、津南町は民俗資料の宝庫です。
ワラもまた生活の必需品であった、夜なべ仕事にこつこつと
編んだ雪国特有の資料などを展示。今では作れる人も少ない。
越後アンギンは民俗研究家・小林存氏が秋山郷ではじめて発見した
まぼろしの布である。最近津南町の上結東の民家で再発見され、注目を集めている。また縄文時代の
土器からアンギンの網目のついた土器が出ており、縄文の布とも呼ばれている。
信仰は生活の中に深く溶け込んでいた、忘れられつつある風習
や祭事に使う道具などを展示。