コラム 作成日:2005年11月30日
最終更新日:2006年9月8日

冷房車
現在では地下鉄でも冷房車が走っていることが当たり前だが、一昔前までは地下鉄でクーラーを使用することはタブーだった。クーラーから出る熱気がトンネル内の温度を上げてしまうからだ。そうでなくても当時は抵抗制御車が主力で、抵抗器から発生する熱がトンネルを温めていた。なので、冷房車でも地下区間に入るとクーラーを切っていたように記憶している。その代わり、トンネル自体を冷房で冷やしていた。だから窓を開けると涼しかった。冷房車が解禁になった背景には、抵抗制御車が淘汰され、車両から出る熱が減少したことが挙げられるようだ。それに加えて、地下駅の構内でも冷房をしていることもあるだろう。昔は駅に冷房はなかったと記憶している。もっとも、オフィスや家庭にもクーラーはあまり普及していなかった時代だが。かつては、「地下鉄は涼しい」というのが常識だったのだ(地下だから)。

不吉な数字
関東の大手私鉄で「4000系」が存在しない鉄道会社がある。それは、東武鉄道、京王電鉄、東京急行電鉄、相模鉄道、東京メトロである。東武の場合、40000系も存在しない。また、東急は2代にわたって4000系を避けている。東京メトロは路線ごとに形式番号が決まっているため、04系も存在しない。京成電鉄と京浜急行電鉄にも4000形は存在しないが、両社とも付番の仕方が独特(?)なので、4000形を避けているというわけではない。逆に、堂々と(?)「4000系」を使用している鉄道会社は、西武鉄道と小田急電鉄である。ただし、小田急4000形は廃車になった。ちなみに、「9000系」は数多く存在し、大活躍している。

あわや衝突?
私が平日18:00千葉発の総武線快速に乗ったときのこと。この列車は外房線のホームから出るのだが、発車すると、総武本線のホームから成田エクスプレスが同じ方向に走っているのが見えた。もちろん、複々線ではなく、この先二つの線路は合流する。私は「ぶつかる!!」と思い、背筋が凍った。しかし、実際には合流地点はかなり先にあって、しばらくの間、総武本線・成田線系統の線路と内房・外房線系統の線路は分かれているのであった。案の定、少しして私が乗っている快速は徐行をはじめ、一時停止した。実は、先発の成田エクスプレスが遅れていたためにこのような現象が起こったわけで、頻繁にあるわけではない。また、ダイヤ改正でこの快速が成田線のホームからの発車に変わったため、現在では起こりえない。ただ、今後のダイヤ改正で復活する可能性はある。
千葉駅付近の配線図(参考)


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