最終更新日:2007年9月30日
ブンセイのサントラコレクション
似顔絵付き
工事中 |
昔はドラマのサントラなど売っていなかったが、最近ではほとんどの連続ドラマでサントラが発売されており、うれしい限りだ。ようやくサントラが音楽の1ジャンルとして確立してきたのだろうか。しかし、値段がちと高い。だいたい2500円くらいする。中には聴いたことのない曲ばかり入っているのもあり(おそらくボツになったのだろう)、曲数は少なくていいから値段を1000〜1500円くらいに下げて欲しいと切に望む今日この頃。もともとサントラなんてドラマの副収入みたいなものだろうから、安くしてくれたっていいじゃないか。それとも、買う人が少ないから値段を上げないと採算が取れないのか。
以下は、私が所有しているドラマのサントラCDです。実際に観たドラマのサントラしか買わないので、私の知らない名作が他にもたくさんあると思います。
タイトルをクリックすれば、曲名などCDの情報を見ることができます |
ランク | タイトル | 作曲者 | コメント |
1位 | きらきらひかる | 吉俣良 | このドラマではたくさんのBGMが使用されていて、そのためサントラも内容が濃く、コストパフォーマンスが高い。私と吉俣氏との出会いはこの作品が初めてだったが、以後これでもかこれでもかというほど吉俣氏の音楽をいろんなドラマで耳にすることとなる。吉俣氏の作る音楽はとてもメロディーラインが美しく、耳に心地いい。 マイベストセレクション・・・#16 お気に入りの曲・・・#2、#4、#5 #2は切ないメロディー。#4はオープニングで女4人がおしゃべりしながら食事をしているシーンで必ず流れる軽快な曲。#5はしっとりしたピアノの曲で、回想シーンでよく使われただろうか。#16は謎が解けたシーンでお約束のように流れる曲。パーッと明るくなる感じ。 |
2位 | 救命病棟24時 | 佐橋俊彦 | このCDのすごいところは、すべての収録曲がドラマで使用されているということである。つまり、非常に濃厚な内容となっている。全体的にトランペットやサックスなどの管楽器を前面に押し出した曲が多く、アダルトな雰囲気をかもしだしている。私は楽器には詳しくないのでうまく説明できないが、ドラムセットのシンバルのようなものを「スコスコ」というような短い音で鳴らしている部分が、たまらない。なお、本CDは第2シリーズのサントラだが、第3シリーズでも一部の曲が使用されている(確認できたものでは、#7、#13、#14、#15、#17) マイベストセレクション・・・#1 お気に入りの曲・・・#4、#5、#7、#9、#10、#11、#13、#14、#15、#16 #1はおなじみのオープニングテーマ曲。#4や10は平穏な日常の1コマという感じの曲。#9は、オープニングテーマ後のスポンサー紹介画面で使われていた曲で、個人的にはF1グランプリのBGMを思わせる。#11はウェディングシーンに合いそうな華やかな曲。#13は松雪泰子が物思いにふけっているシーンで使われたのが印象的。#14は救急患者が運ばれてきて緊迫したシーンで使われた曲。#15は、「生きるって、すばらしい」というイメージの曲で、個人的には井上順が患者として出演した回で使われたのが印象的。#16は、ゆったりしたムードから一変して、後半は緊迫したムードになり、本サントラで最も盛り上がりを見せる。 |
3位 | 正義は勝つ | 服部隆之 | マイベストセレクション・・・#19 お気に入りの曲・・・#1、#4、#5、#6、#8、#9、#11、#16 #1は勇ましいオープニングテーマ曲。#5はホッと一息つくような穏やかな曲。#6は事件の謎を解くようなイメージの曲。#8は落ち込んだイメージの曲。#9もしんみりとした曲。#11は軽快なウキウキした曲。#16は開廷シーンでおなじみの厳かな曲。#16は裁判に勝った時に流れるファンファーレのような曲で、オーケストラとエレキギターのコラボレーションがすばらしい。 |
4位 | 踊る大捜査線 | 松本晃彦 | あえて説明する必要のない、誰でも知っているであろうサントラ。これを聴けば元気になれる。 マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
5位 | 眠れる森 | 吉俣良 他 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
6位 | ロング・ラブレター 〜漂流教室 |
吉俣良 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
7位 | おいしい関係 | 高浪敬太郎 他 | 全体的にヨーロピアンなムードの漂うサントラだ。午後のゆったりとした時間に合う。 マイベストセレクション・・・#3 お気に入りの曲・・・#1、#2、#4、#5、#6、#7、#9、#11、#12、#13、#15 #9は、ボサノバ調の軽快な曲。#3はバロック調の、宮廷を思わせるクラシックな曲。#4は、パリを思わせる、おしゃれな曲。#5は、なんとなくせわしない曲。#7は、おどけた感じの楽しい曲。#12はロカビリー(?)調の曲。#15は英語のボーカル曲。 |
8位 | ゆうひが丘の総理大臣 |
小六禮次郎 | かなり古いドラマなので音源はモノラルである。本サントラCDが発売されたのは、つい最近だが、だいぶ前に同じ内容でレコード盤が発売されていたらしい。レトロブームに乗って、再び脚光を浴びたようだ。ドラマ自体も、DVDでよみがえった。内容は、とにかく曲数が多い。ドラマ本編では、BGMのてんこ盛りだった。このドラマがヒットした要因の一つは、すばらしいBGMにあるといって間違いないだろう。まだサントラCDが確立する前なので、1曲の演奏時間は短めだが、キャッチーなメロディーが多く、当時このドラマを観ていた人たちにはたまらないCDだと思う(私も、その中の一人だ)。実は私は、このCDが発売されていたことを知らず、あるサイトの運営者に教えてもらったのだ。さっそくアマゾンのオンラインショップで注文した。しかし、聴いてみたところ、収録されていないBGMがあった。ライナーノートをよく読んでみたところ、「ゆうひが丘の総理大臣」には、「青春ド真中!」のBGMもかなり使われていたことがわかった。見つからなかった曲は「青春ド真中!」のCDに収録されていたのである。仕方なく、「青春ド真中!」のCDも追加注文した。曲調は、物悲しいメロディーが多い。これは、ドラマの展開が、最初はバカ騒ぎではじまり、中盤は生徒がいろいろと悩み苦しみ、最後は総理が諭して一件落着というパターンになっており、悩むシーンで多用されたBGMである。 #は、トランペットを基調とした、アダルトなムードの漂う都会的な曲で、珍しく演奏時間が長い。ドラマでは、先生と生徒が行方不明になった生徒を探しに街中を歩き回るようなシーンで使われたのが印象的。#は、いかにも悩める青春という感じの曲で、最終回に砂浜で生徒全員が総理を引き止めるシーンで使われたのが最も印象に残っている。 |
9位 | 太陽にほえろシリーズ | 大野克夫 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# ←ゴリさん |
10位 | 世界の中心で、愛をさけぶ | 河野伸 | 期待していたより良かった。あまりコストパフォーマンスは高くないだろうと思っていたが、いざ聴いてみると、こんなにたくさんのBGMがドラマで使われていたのかと驚いた。聴きごたえのあるCDだ。聞き覚えのない曲もかなりあるが、それはそれで楽しめる。 マイベストセレクション・・・#2 お気に入りの曲・・・#1、#3、#5、#7、#8、#13、#14、#15、#17、#20 #2は、ほぼ全編にわたり、耳にタコができるほど流れていたおなじみの曲。#15もベストにしたいほどの名曲で、オルゴール調の曲。切ないメロディーで涙が出そうになる。#1は、亜紀の死から少し経って、朔太郎が途方にくれているイメージの曲。#3は、自転車で自然の中を走り抜けているような爽快な曲。#17は、暗雲が立ち込めているようなイメージの曲で、朔太郎が亜紀に「助かってくれ」と必死に祈るようなシーンで流れた。シンセサイザーの音色が神秘的だ。#20は、亜紀が死んだ直後に朔太郎が悲しみに打ちひしがれているイメージの曲。 |
11位 | 人間の証明 | 岩代太郎 | アコーディオンの音色を前面に押し出した曲が目立ち、重厚な印象を受ける。1曲が長めで、冗長な曲も多いので、多少退屈な感じもする。 マイベストセレクション・・・#1 お気に入りの曲・・・#2、#3、#4、#5、#10 #1はオープニングテーマ曲。#2は三拍子の切ないメロディー。#3は捜査シーンでよく流れた曲。#5は英語のボーカル曲で、外国の曲かと思っていたが、オリジナル曲らしい。#10は河口恭吾が歌うエンディングテーマ曲。 |
12位 | めだか | 住友紀人 | 期待していたより良かった。住友氏の音楽に触れたのはこのドラマが初めてではなく、「真夜中の雨」が初めてだったが、そのドラマのBGMはあまり印象に残らなかったので、CDを買おうとは思わなかった。その後の「マルサ」も住友氏で、なかなか良かったので買おうと思っていたが、発売されなかったようである。 マイベストセレクション・・・#2 お気に入りの曲・・・#1、#3、#4、#5、#6、#15 #2は、問題が解決したときなどにお約束のように流れる曲で、私はてっきりこの曲をラストの曲にしていると思ったが、ぜいたくにも2曲目で早くも出てきた。#1はオープニングでよく使われたおなじみの曲。実際はもっと軽快なバージョンが使われていたが、本CDには収録されていないのが残念だ。#3は、のどかなシーンに合う曲。#4は不吉な予感のする曲。#5は、めだか(ミムラ)と川嶋(木内晶子)がオープンカフェでおしゃべりしているときに流れる、ゆったりした曲。#6は、大きな雲を連想させる音色の曲。#15はたしか卒業式のシーンで流れたと思う。 |
13位 | アルジャーノンに花束を | 寺嶋民哉 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# #は、ノスタルジックな曲。#は、ハルの知能が驚異的に向上していくイメージの曲で、ハルが迷路に挑戦する場面で使われたのが印象的。 |
14位 | GTO | 吉田健 | ドラマで使われていたBGMで、収録されていないものがあり、納得いかない。ちなみに、そのBGMは尺八調のシブい曲である。作曲者が別の、いわゆるフリー素材(?)なのだろうか。曲と曲の間に鬼塚の名セリフ集が入っているが、これは余分だと思う。 マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# #は、松嶋の鬼塚に対する切ない恋心を表現したような、美しい旋律の曲。アレンジ違いのアップテンポなバージョンも収録されており、同じメロディーでありながら、がらっと雰囲気が異なる。 |
15位 | リップスティック | 吉俣良 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
16位 | 空から降る一億の星 | 吉俣良 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
17位 | HERO | 服部隆之 | マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# #1は、ド派手なオープニングテーマ曲。最初にこの曲を聴いた時は「陳腐なメロディーだな」と思ったが、今では気に入っている。 |
18位 | さよなら、小津先生 | 大島ミチル | ドラマで使われた曲が少なく、あまりコストパフォーマンスは高くない。 マイベストセレクション・・・#1 お気に入りの曲・・・#2 #1は、勇ましい曲調のオープニングテーマ曲。#2は、哀愁漂う曲。 |
19位 | 美女か野獣 | マイベストセレクション・・・#1 お気に入りの曲・・・#3、#5、#10 #1は本番中を思わせる気分の高揚する曲。#3は本番が終了してホッと一息ついているような穏やかな曲。#5は何か大変なことが起こりそうな緊迫感のある曲。#10はうきうきするような軽快な曲。 |
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20位 | ダブルスコア | 配島邦明 ※「配」の字には草かんむりが付く |
マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# |
21位 | エンジン | 菅野祐悟 | 収録曲20曲、収録時間61分と、ボリュームはあるが、ドラマで使われている曲の比率はそれほど多くない。 マイベストセレクション・・・#7 #7は、「やるぞ!!」というような場面で流れる、力のみなぎる曲。 |
22位 | ホームドラマ! | 長谷部徹 | アレンジ違いの曲が多く、あまりコストパフォーマンスは高くないが、はじめの3曲は心にしみる名曲で、これだけでも満足できる。 マイベストセレクション・・・#1 お気に入りの曲・・・#2、#3 #3は、「帰ろかな、帰るのよそうかな」という歌を彷彿とさせるメロディーだ。 |
23位 | 愛し君へ | 藤原いくろう | アレンジ違いの曲が多く、内容的に薄い。 マイベストセレクション・・・# お気に入りの曲・・・# #は、最も印象に残っている曲。個人的には日本昔話のBGMを思わせる、ほのぼのムードの曲で、ちょっと笑える。 |
(注) | 文中の「#x」は、「CDのx曲目」を表しています。 |
コメントは、あくまで私個人の主観に基づくものであり、人それぞれ感性は異なるので、鵜呑みにしないようにお願いします。 |
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