旅日記

目次 

2003年 春の伊豆半島
         6月の鬼怒川温泉
     10月の京都

         12月の塩原温泉

12月の塩原温泉

12月2日(火)晴れ

プールのお仲間4人組で
塩原温泉に行きました。
この度は山歩きをするというので、ひざの調子が悪い私は留守番をして温泉三昧しようと思っていました。
本を読むか、編物をするかとのんきに考えていましたので、タウンシューズで出かけました。
到着してホテルの裏山のほうへ登って行くと、硫黄のにおいが立ち込め温泉にきた〜とうれしくなってしまいました。
ぽつぽつ雨が降り始めたのでホテルに帰り温泉に。
『むじなの湯』は48度くらいあります。下腹に力を入れて「ふん!」と入らなければあつさに負けてしまいます。
関節にきくというので、何度も入りました。
なんだか調子がよくなった気がします(笑)
そして、夜はカラオケ三昧。
『踊るポンポコリン』でエアロビクス!大騒ぎをして今日の運動はこれで終わり。

12月3日(水)透き通った空。快晴

30分くらいの
ウオーキングだからといわれていっしょに歩くことにしました。
歩き始めたら、なんと
『健脚コース』3時間のルート。
まぁ、大変なんてもんじゃぁない(笑)
山道の階段はきついし、木の根っこはすべるし。。。
でも、枯れた落ち葉がクッションになって足はフアフアとじゅうたんの上を歩いているよう。
落葉樹の木々の間から『箒川』を見下ろしながら、初めての山歩き。
登ったり降りたり、右に見えてた景色が左になったり、やはり息が上がってしまいます。見かねた一人が落ちていた木を杖にしてくれました。力が分散して楽になるんですね。

1/2くらい歩いたところで、ポシェットの肩紐が長くて、太ももにあたり、余分な力が入っていることに気がつきました。紐を短くして、背中側にまわしたら、ずいぶん楽になりました。なんでも経験ですね。
後ろを歩いてくれていたベテランは、私の前面が見えなくて気がつかなかったと恐縮していらっしゃいました。イエイエ、自分で気が付かないんですから(笑)


           もみじ橋
one day循環バスは1000円で何度でものり放題です。運転手のお姉さんが面白おかしく観光案内をして、その場に着くと「一時間歩いてきてください。一時間後にまたバスが来ますから次の名所に行きましょう」
一日で3〜4箇所の観光が出来るようになっています。お勧めです。
私たちはもみじ橋で降りて、山を登って竜化の滝を見てからバスに乗り込みました。
4時間後にお姉さんとまたご対面をしたわけ。こんな人たちは初めてだと驚いていました。
『お姉さんたち、大したもんだわ』とほめられてしまいましたわ。
バスの写真を撮るのを忘れました。かわいいバスです。

↑感動の尾根です

見返りの滝↑
                              
尾根
を歩いています。
山のてっぺんです!
車から見上げていた山のてっぺんを、歩いています。
生まれてはじめての経験!
がんばってよかった、ベテランの二人に助けていただいたおかげです。
感謝、感謝!です。

国道から約20分入ったところに3段の滝があります。滝つぼのすぐ近くまでいけますので、マイナスイオンがいっぱいです。
枯葉の柔らかさが足に伝わり、気持ちのよい澄み切った空気をいっぱい身体に入れて、元気をいただいてきました。

3時間半近く歩いたら、底の薄い靴で石ころを足裏に感じていたため、足裏がつりそうになってきました。今度はしっかりとしたウオーキングシューズとリュックを買ってきます。
そうなんです。
山歩きにすっかり魅せられてしまいました♪

次回は、日光杉並木を歩く約束をしました。


12月4日(晴れ)
早くからホテルを出発して、箒川の河原で遊びました。切るような冷たい風の中、クレソンを見つけちょっとお味見♪
こんな楽しみもあるんですね。
        

        竜化の滝↓               
後日談
翌日になっても、翌々日になっても、足や身体に痛みがでませんでした。
日ごろのプールが無駄ではなかったんですね。
タウンシューズは縫い目が壊れていました。がんばった証拠です。
早速リーボックのウオーキングシューズとリュックをを買ってきました。
さぁ、いくわよ〜





10月の京都

10月24日(金)晴れ

昼の新幹線ひかりで大阪にむかいました。
今回は、
world art galleryに参加するのが目的です。
いつもの旅とは性格が違いますので、少し緊張気味。
車内で期限の迫っている仕事を黙々と続けいるうち、あっという間に「京都〜」の声が。

大阪で打ち合わせをして、おばの家に宿泊。深夜まで久しぶりのおしゃべりを楽しみました。
10月25日(土)晴れ

京都みやこメッセは今回のイベント会場です。

10時開店と同時に入り、挨拶もそこそこに設営です。7体のDOLLを飾るのに時間はかかりません。
出店を協力してくださったmamiruさんとやっとご挨拶。
優しい素敵な婦人でした。
また素敵な方と知り合いになれました。これもうれしいことです。

以前のknitの仲間や知り合いの出店者と再会を喜びました。
『ご縁があるのねー』いい言葉です。
夜は、平安神宮の近くの『六盛』で食事。
京都らしいきれいなお弁当でした。
以前から来たいと思っていたお店なので大満足です。

大阪に帰って、また深夜まで楽しいおしゃべり。
  

                      
                   knit mamiruのウエア→


                   DOLLはこちらからどうぞ

      みやこメッセ入り口↑
  

10月26日(日)晴れ

平安神宮は美しく紅葉が進んでいました。
孝明天皇、桓武天皇をおまつりしている明治初期に建設されたのだそうです。
気持ちのよい天気に恵まれ、昨日からの興奮と気持ちのよい緊張感を心地よく感じながらお参りをしました。

world art galleryのお客様の出足は上々です。
真っ白に塗った顔でタイツ姿で歩いている男性、男性用の下着姿のお嬢さん、芸術家か?それとも奇人か?
演奏も、ファッションショーも楽しいパフォーマンス。

会場を見て回りますと、京都ならではの文化の高さでしょうか。
陶芸や木工、刺繍などレベルの高い作品が数多く見られました。
帰りの荷物を考えると、何も買えませんでしたが、『あの刺繍のバッグ』やっぱり買えばよかった。。。

私は3時30分から、またあっという間に撤収。
皆さんにご挨拶して6時半の「のぞみ」で帰京。
もう眠くて、眠くて。。。
格好なんて気にしていられない。。。眠ってしまいました。

ゆっくり観光が出来なかったのは残念でしたが、楽しい3日間でした。
ご支援いただいた皆さん、これからの展望を話してくれた人たち、元気をいただいてまいりました。
感謝感謝です♪
↓京都勧業館前の紅葉 ↓平安神宮




6月の鬼怒川温泉

6月15日(日)曇りのち雨


今回
は、仲良し熟女三人旅です。

お友達との旅は久しぶりなのでとっても楽しみ。。。
楽しいにぎやかなH婦人、M婦人ですので、どんなにか、かしましい旅になることでしょう。

9時に出発。M婦人の運転で鬼怒川に直行します。
あいにくの曇天ですが、
龍王峡まで足を伸ばしました。2200万年前、海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れによって侵食されて出来たといわれています。のたうつ竜の姿を思わせる景観だそうです。約3キロに及びますが私たちはほんの入り口のにじみ橋まで歩きました。
長い階段を下りて河原に出ます。
深い緑の水面は、なんといって表現したらよいかしら。
静かで深い青いろです。吸い込まれそうです。
空の様子がおかしくなってきたので、階段を上がって昼食にすることにしました。一番大きなレストランに入り、とろろそばを頼みました。ウーム。「まずい!」3人の熟女は口々に文句を(笑)「あのおじいさんのお店に入ればよかったわね、これは袋から出したおそばね、きっと!」お店の名前は出しませんけどね。主婦はこわいですぞ!

         龍王峡 ↑にじみ橋
そばを食べていたらすごい雨が降ってきました。「キャーキャー」大喜びです。「よかったわね。この雨に降られていたらびしょぬれになっていたわね。やはり日ごろかしら」勝手なことを言いながらお泊りするお宿に向かいます。
今夜の宿は、会員制ホテル「
東急ハーベスト鬼怒川」です。ここは温泉が充実しています。早速温泉に入りました。
約2時間おしゃべりをしながら温泉とサウナを堪能。
5時半から予約をしていたディナーです。
「洋風懐石」は、予想していたとおり大変美味でした。お客様の数も多く、しかも、子供連れが多いのでとても活気があります。元気までいただいてうれしくなってしまいます。
プールで食後の運動をしてから、また温泉です。
H婦人は二人を残してリタイア。わたしとM 婦人はその後も。。。お風呂の後はおしゃべりタイム。夜中2時半まで笑って食べて。。。楽しかった〜


     ↑東急ハーベスト鬼怒川
月16日(月)曇り

ともゆっくり起床。
「温泉に行きましょうよ」。。。H婦人
「え〜??、私もういい」。。。私
「だめ!しゃっきりするから、行くの!」。。。M婦人
「はーい」
というわけでまたお風呂。その後はきれいに身支度を整えてバイキングの朝食です。美味しい朝ごはんでした。
おいしいお漬物(味見済み)とすみの洗顔クリーム、湯葉のお土産を買ってチェックアウトをしました。
今回のホテルも気持ちよく過ごせました。ありがとう。


鬼怒川ラインくだり
」にチャレンジです。
静かに流れる川は、深い青色、マイナスイオン効果でしょうか。とてもいい気持ちです。紅葉の時期はすばらしいことでしょう。
ウイットに富んだ船頭の解説を聞きながらゆったりした時間をすごしました。私たちの乗った船頭さんは、たっぷりしたおなかをそらせて力強く櫂をこぎます。前の船の若くてスマートな船頭さんは、しなやかな動きです。比べながら3人で「クク。。」まぁ、人のことは言えませんけどね。


          真ん中で手を上げているのは若い船頭さん→
M婦人のお勧めで宇都宮餃子「みんみん」に行くことにしました。鬼怒川から宇都宮まで119号を走ります。
日光街道
と呼ばれるこの道は、杉並木、桜並木と続き、とてもうつくしい街道です。
杉並木は遊歩道もあるようですから、今度はゆっくり歩いてみたいと思いました。

「みんみん」
は水餃子がとても美味しいのですって。すぐに駐車場が見つかって車を入れて「みんみん」へ。
なんと!臨時休業の張り紙が(笑)仕方がないので「きらっせ」というお店に入りました。
きらっせは曜日ごとに4−5店が出店しています。一箇所で数店のご自慢を食べられるというシステムです。
それぞれのお店の味の違いは分かりますが、直営店ではないので「冷凍」なんです。「冷凍」なりのお味でした。
M婦人は「みんみんは絶対美味しいのよ、食べさせたかったー」と何度も残念がっていました。

宇都宮は餃子で町おこしをしているようです。街全体で盛り上げようとしている心意気を感じました。

東北自動車道で一路我が家へ。途中一度休憩をしました。
パーキングは「おおるり」のバスが7.8台。「おおるり温泉」は交通費込み1泊2食4500円だそうです。
高齢の男女のお客様でいっぱいです。皆、賢く旅行を楽しんでいらっしゃるんですね。
朝のバイキングと餃子ででおなかがいっぱいだという私を尻目に、二人はお饅頭やこんにゃくを食べています。
元気な二人です。(笑)
友人とは、久しぶりの旅行でした。本当に楽しい旅行でした。感謝!


ちょっと面白話を。。。
鬼怒川温泉駅の近くに大きくてきれいなスーパーがありました。
夜のおつまみにさくらんぼや裂きイカ等を買いました。
ベテラン主婦はそのスーパーの安いことに感動し、何を買ったと思います?
なんと大きな「キッコウマン醤油」です。車だから大丈夫!3人で大笑いしてしまいました。




春の伊豆半島

4月20日(日)雨

天気予報では午後から雨。やっぱり連れ合いは雨男だわと思いながら9時半に出発。あっ!今回も夫婦で出かけます。
午後どころか、首都高を走っているときからもう大粒の雨です。まっすぐ沼津に向かいました。
魚がし寿司」おいしい旅番組によく登場する沼津港の寿司屋に直行。近海すしを食べました。我が家の近くのおすし屋さんの倍くらいはありそうな厚さと大きさ、大満足です。
手前の一番右は、生の桜海老です。甘くて美味しいのですが、ひげがのどに引っかかったのか、今回の旅行中のどが痛かった。。。

近海にぎり ズワイガニ1匹入り味噌汁がつきます。

             ↑恋人岬

        ↑宇久須の黄金崎です。
沼津市場をのぞき、買いたいものがたくさんあるのに後ろ髪を引かれながら次の目的地に出発しました。
さて、次は修善寺を通って土肥に向かいます。天城を抜ける山道は土砂降りの雨と濃霧で前方数メートル先も見えないくらいです。手に汗を握るとはこのことですわ。

恋人岬は土肥のロマンティックなスポットです。、さすが若いカップルばかりで気がひけましたが、よかった!熟年のご夫婦もいらっしゃいました(笑)
上の画像は、幸せになりたいと書かれた絵馬?がたくさんぶら下がっている塔?です。
この塔の脇の階段をずっと下りたところに金の鐘があります。この階段が曲者でした。今回の旅は、最後まで階段に泣かされる旅です。


宇久須の黄金崎は黄褐色の断崖が美しく、夕焼けに染まると黄金色になるのだそうです。ここは三島由紀夫の「獣の戯れ」に登場します。これが文学!と納得するはずです。美しく鋭い言葉の芸術です。

松崎から下田に抜けました。ゆっくり南伊豆まで回っている時間がなくなりました。何しろ山の上は真っ白な霧です。
暗くなる前にホテルに行こうとただ、ひたすら伊東に向かって走ります。夕方5時半着。
東急ハーベスト伊東今回お泊りするホテルです。会員制の静かなホテル、9階の角部屋で海を目の前にしてご満悦。夕食はお昼が重かったので、軽くしましょうとホテルの中華レストランで炒めそばと海の幸つゆそばを食べました。一口食べて顔を見合わせ「おいしい!」明日はここでコース料理を食べましょうと早くも明日の夕食に思いを巡らせる二人です。温泉は、ナトリウム温泉です。10階の展望風呂と露天風呂、サウナと堪能しました。

4月21日(月)晴れ

朝食はバイキングです。薄味で地のものを使った品々が素朴でしかも美味しい。

修善寺に行きました。  
道中の延々と続く桜並木に驚きました。必ずもう一度桜の時期に来たいと思います。ここはきれいに整備された観光スポットです。ただひとつ欠点は、駐車場です。なんと一時間520円です。これではゆっくり境内や宝物殿、陶芸店などを見て回っていられません。私たちは離れた資料館へ駐車して来ましたが、箱根や富士五湖のように無料にするともっと皆ゆっくり出来るのに、残念に思いました。
                         桂川のほとり→
踊り子街道は今回の旅のハイライトです。
浄蓮の滝に寄りました(ここでも階段です。高齢の方は諦めていらっしゃいました)寝乱れて隠れ宿〜♪石川さゆりのレリーフがありました。歌が流れていたら興ざめですが。良かった。。。

旧天城トンネル

旧天城トンネルに向かって、細いわき道へ。
今日は月曜日ということなのか、車が走っていません。細いがたがた道(1車線)です。うっそうとした山道を昔の人は歩いていたのです。どんなに心細かったでしょうと思いを馳せます。
苔むしたひんやりしたトンネルは、総石作りの昔のままの姿を残しています。
この道は車が混むということはないのでしょうか。
すれ違うこともままならない道は、対向車が来ないことを祈りながらとろとろと走りました。
河津七滝温泉郷
秘湯大滝温泉天城荘の露天風呂に立ち寄り、水着を着て(混浴です)入りました。ここでも階段です。河原に下りて大滝の河原の露天風呂に入りましたが山の風は震えるほど寒い!階段を下りる間も水着なんですもの、冬はとても無理です(笑)

城が崎(伊豆高原)のつり橋などの海岸線を楽しみました。ここはサスペンスドラマの定番です。
夕食は昨夜のことも忘れ、ホテルの懐石料理をいただきました。美味しかったけど、やっぱり中華にすればよかった。。。

4月22日(月)晴れ
                   ホテルから見た日の出→
朝食は和定食です。
気持ちのよいホテルをチェックアウトしました。
小室山に向かいます。
つつじが一面に咲き、お天気に恵まれ山頂では富士山まで見ることが出来ました。
ゆっくり海岸線を熱海、真鶴を通って東名で帰宅です。

連れ合いは、旅の途中何度も「よく見ておきなさい」と言います。つまり、以前来たことがあるのに「来たことがない」と言い張る私に覚えておくようにと言うことでした。忘れているのだそうです。「ホントかしら」いまだに思い出せないのですが。今回は記憶に残る旅だと思います(?)

美味しい食事と静かなBGM、気持ちのよいホテルと温泉に癒された旅でした。

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