改めて、「ClickOnce」って何!?
「
ClickOnce」は
Webページからアプリケーションをインストールする技術です。
ただインストールするのなら、
Webページにインストーラファイルを配置しておいて利用者がダウンロードしてインストールすれば良いのですが、
「
ClickOnce」が違うのは、一旦インストールしたアプリケーションをその後に起動するたびに自動的に
Webページ側に問い合わせて、
新しいバージョンが存在する場合は更新インストールが行なわれるという仕組みなのです。
Webページからインストールしたアプリケーションはスタートメニューに登録されるので、次回からは普通にスタートメニューから起動でき、
もちろん、タスクバーにピン止めさせて次回から起動に利用することもできます。
社内で扱う独自作成の業務系アプリケーションであれば、
SQLServer等のデータベースへの接続が前提となるでしょう。
そうであればセキュリティ上、社外からのアクセスを行なうような仕組みではないでしょうから、このような方法を考えても良いのではないでしょうか。
実際には利用者の
PCにインストールされるのですが、機能の改廃などがあっても起動時に更新インストールが行なわれるので、
常に最新状態で利用されるようにできます。
従来は無償版の
Visual Studioでは「
ClickOnce」の発行はできなかったのですが、
「
Visual Studio 2017」以降では無償の「
Community」エディジョンでも「
ClickOnce」の発行が実行できるので、
ローカル
PCに
IISをインストールするなどで
これらの動作を確認することができます。