行(列)の絶対値を取得する

現在セルの行番号、列番号を参照します。一覧表では便利な点があります。
これは、「基本操作」の「入力支援」「計算式」の所で軽く触れているのですが、セルの絶対行(絶対列)を利用する例です。
行№をつける関数サンプル
なんでもない「一覧表」を作る場合、「№」として一連番号を左端列に作ることはよくあります。この時この番号をどうやって登録していますか?
ほとんどの場合は、Excelのオートフィル機能を利用して数行入力後にセル右下にカーソルを当ててマウスカーソルが「+」になった所で下に向かって引きずっていく方法で登録していると思います。

一回作って完成して終わりの表であれば、「№」も計算式ではなく値で収容されるので軽い表で済むこともあり、それで良いと思いますが、その表に後から度々改変があるなら話は別です。
例えば、行の挿入や削除が起きたら「№」はズレていってしまいます。

そこで、「№」の所を計算式にしてはいかがでしょうか。
この例では、項目見出し行は1行なので、「№」はExcelの2行目が「1」となります。従って、Excelの行番号から「1」を差し引いた値を「№」にセットすれば良いわけです。
それが、このサンプルの式「=ROW()-1」になります。カッコ内に何も書かないのは、「自分のセル」の行を取得するためです。そこから項目見出しになっている行数を差し引きます。
この式はどこの行に持っていっても同じであり、挿入・削除してもその後の行を判断するので一連性が保たれます。