① |
マウスパッドやマウスの動作スペースが必要なくなり、机上が広く使えてマウスパッドの状態が気にならなくなります。特に大画面ディスプレイではマウスだと移動量も大きくなり、小さいマウスパッドだと「持ち直し」が発生し、長時間利用では手首の炎症に繋がることがあるようです。私の場合も右手首に若干の痛みが慢性化していました。 トラックボールであれば筐体の移動は発生しませんから手首への影響は少なくなるはずです。 |
② |
最近のマウスの製品が価格の低下とともに「安っぽく」なっていて、印象としては「長持ちしない」状況です。
底面にすべりを良くするための部材(ソール?)が貼ってあって、これもすり減るのでマウス自体が「消耗品」扱いになってしまいます。
高級な製品もありますが筐体も大きくなってハンドリングしにくく見えることと、機能ボタンが多くなっていて逆に「使いやすく」は見えません。 上で紹介している「M325」はこういった中では良かったのですが、やはり製品的に終息に近づいているようです。 トラックボールでもモデルチェンジはあると思いますが、品種が少ないこともあって製品ライフサイクルはかなり長いようです。 |
③ |
これは私見ですが重要なことです。PCを使用する意識が何でもマウスから入ってしまうため、ショートカットキーなどが忘れがちになりWindowsの利便性の一部が失われてきています。これはノートPCを出先で使うときにも影響していて、トラックパッドが内蔵されているにも関わらずマウスがないと不便に思ってしまいます。 こういったマウスに対する「甘え」から脱却したいということがあります。 |
④ |
トラックボールは筐体自身の動きがマウスカーソルに影響しないため、逆に筐体自体が例えば地震など何かの拍子に動いてしまってもボールを転がさない限りはアクションは起きません。
つまり、スリープや休止状態の解除は発生しないということです。 |
A |
トラックボール使用はキーボードでできないことの補佐のみとします。 このことはノートPCを使う方にとってはとても有益で、トラックパッドへのアクセス頻度を下げて作業性の向上が目指せます。 ショートカットキー自体は別にトラックボールだけのためのものではなく、マウス利用でも使えるものです。ですがトラックボールでの作業性を向上させるために極力ショートカットキーを利用して、習慣化する必要があります。 マウスではショートカットキーを利用しなくても大きく作業性が悪化することはなかったのですが、トラックボールではこの差が大きいのです。 最初はWindowsと主要アプリのショートカットキー一覧を作成するなどし、できる限り当たり前に操作できるようにします。 |
B |
トラックボールの「持ち方」と「配置」について意識を含めて変更します。 [持ち方] ・[持ち方]と書きましたが「マウスを持つ(握る)」の発想は廃止して、操作する指先をボールやボタンに載せて
[配置]手首は机上に置くだけにします。必要外に手をトラックボールに載せない方が良いようです。 ・クリックはボタンの中央か先端に近い方で行なうようにします。 ⇒ドラッグ操作でボタンを押さえる時に力が要らなくなります。(力を掛けないように意識します) ⇒ボタンに無理な力が入らなくなってトラックボールの寿命が長持ちします。 ・キーボード操作から右手を右に移動して自然にトラックボールのボールやボタンに指先が掛かる位置が良いようです。
⇒上記「持ち方」も配置に影響します。トラックボールの種類やキーボードのテンキー有無でも違いますが、 一般的にキーボードの真横よりやや手前になると思います。 ・上記の状態で親指の腹がボールに掛かる角度で、人差し指が左ボタンに自然に掛かるように注意する必要があります。 |
C |
トラックボールでどうしても作業性が悪くなってしまう場面の対応として以下のマウスのプロパティを変更します。 [クリックロックをオンにする] ウィンドウを移動や長文テキストのコピーなどで左ボタンを押したままでボールを操作する場合に、
少しの間だけ左ボタンを長押しすれば後は指を離した状態でドラッグできるようになり、
ウィンドウの移動先やドラッグ範囲を終端で再度左ボタンをクリックすればドラッグ操作が完了できるようになります。
[ポインターの精度を高める(デフォルト)]ボール操作の速さによってポインターの移動を加速させる仕組みです。ボールをゆっくり動かせば精度が高まります。
私は左利きでトラックボールは右手操作なので、細かい操作が得意ではありませんから、この加速機能を利用して通常のポインター速度は1段遅くしています。
[ポインターを自動的に既定のボタン上に移動する]プロパティウィンドウやメッセージボックスなどの「OK」ボタンがある小さなウィンドウが表示された時に、
ポインターが「OK」ボタン上に移動します。ボール操作の補助になります。
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音質 |
音質については優劣を示す具体的な説明はできませんが、1年くらい前に購入した安価なBluetoothイヤホンより「格段に良い」クリアな音質です。
さすがは有名なオーディオ機器メーカーの製品です。 筐体はおそらく重めでしっかりしており、このあたりも音質重視の現われかもしれません。その分、耳から外れて落ちやすいのかも知れません。 なお、この機種にはノイズリダクション機能はありません。私は屋内のみの利用なのでこれで充分です。 |
利用可能時間 |
イヤホンを1回の充電で利用できる時間は約5時間です。
ケース側は公称約15時間となっています。
イヤホンの約5時間はどちらかというと長い方に属し、このため、重さも重い方かも知れません。 このイヤホンは片耳ごとの利用に対応していますから、片耳利用では左右片方のイヤホン利用中にもう片方を充電させることができるので、 この繰り返しで「充電待ち」なく長時間継続利用ができます。 また、20分程度「無音」だと自動的にBluetoothの接続が切れて節電されます。 再接続はイヤホンの「JBL」ロゴの部分がボタンになっており、2秒程度押すだけです。 |
充電状態の確認 |
画像の上側にある楕円形のものが「ケース」でここからイヤホン本体に充電します。
「ケース」からイヤホン本体への充電時間は最大で約2時間です。 イヤホン本体は余り光らせないメーカーの方針のようで、ケースにセットしてもLEDは3回点滅するだけです。 また、ケースからイヤホン本体への充電の進捗や充電完了の表示はありません。 イヤホン本体が満充電されたかは経過時間で判断するか、PCへの接続後にWindowsの「設定 - デバイス」で確認できます。 イヤホン利用中に充電残が残り少ない場合などは短いメロディのモニタ音で知らせてくれます。 ケース側の充電は、背面のUSB-CポートにACアダプタ等を接続して行ないます。 この時の充電中はケースのLEDが点滅するので、点滅終了で充電完了が判断できます。 このLEDは通常は緑色ですが、ケース側の充電残容量によって橙色、赤色になるので、これにより要充電が判断できます。 (ACアダプタは付属していません) |
価格 |
Bluetoothイヤホンの価格は3千円台後半から数万円という幅がある中で、この機種は5千円程度で購入できました。
コストパフォーマンスとしては相当良いものだと思います。
特に音質はやはり実際に音を出すドライバに違いがあると思います。
(実際の性能比較は行なっていません) スマートフォンもそうですが、内蔵するリチウムイオン電池が事実上交換できないわけで、高級機種だと電池劣化寿命が長いわけではありません。 つまり、「電池劣化寿命≒製品寿命」でもあります。 リチウムイオン電池の場合は充放電回数で1000回程度が寿命と言われていますから、 1回の充電で3時間程度のBluetoothイヤホンだと、 終日利用だと1日に3回程度充電することになります。 3回×365日の計算だと、1年で寿命を迎えるということになってしまいます。 当然、安価で高品質な方に指向が向くので、こういった機種は大歓迎です。 |
不満点 |
あえて不満点を挙げるなら「取扱説明書」です。 製品の箱の中の説明書は英語のみで、メーカーサイトからは日本語の説明書がダウンロードできますが、 それもカタログスペックレベルの説明のみでした。 |