オートフィルタで任意の文字列を検索

オートフィルタは手軽に使えるので、利用されている方は多いと思いますが、抽出するのがその列の各セルにある文字列の一部だった場合の指定方法を知らない方が以外に多いことが判りました。

このサンプルは、このサイトのトップページのHTMLソースをワークシートに読み込んだものです。(適当なサンプルがないので...)
ただし、そのまま開くと現在のExcelはブラウザのように動作してしまうので、トップページの拡張子を「*.txt」に変更して開いています。
ここでHTMLソースからTDタグの行を抽出するものとします。A列のみにフィルターを配置しています。

ユーザー設定フィルターを選択
オートフィルタでテキストフォルターから「ユーザー設定フィルター」を選択します。

オートフィルタオプションでTDタグの行を抽出
TDタグだからといって「<TD>」としてしまうと、タグの中での書式やクラスを指定している場合があると抽出に掛かりません。この場合はファイルの検索のワイルドカードと同様に「*」「?」を使って検索することができます。「<TD」までは決まっているわけですが、この前後は不明なので「*」を付けて検索文字とします。

これで「OK」をクリックすると、

オートフィルタオプション(抽出結果)
このように「<TD」の前後に文字列(スペースも含む)があっても正しく抽出されます。