いつまでも少女のままでいるかのような女
いつまでも少女のように笑っている一人の女
そこにとどまりつづけておくれ
朽ちたり逃げ出したりはもうしないでくれないか
お前のつぶやきには香りがある
たちのぼっては消えていくような香りは
部屋に充満する
ときどきでいいから笑いかけてくれないか
ときどきでいいからコーヒーを入れてくれないか
そこで立ち止まったままでいていておくれ
泣き崩れたりしないでくれないか
お前から遠く離れて願っている
出会っても知らないふりをして
お前の体をじっと見ているから
勝手なことばかり言わないでといって
女はどこかへいって もう帰ってはこない
女がどこかへいってしまうということが
女のお前にわかるはずもないが
今日も頭の中ではお前のいた頃のことが
まるで踊っているみたいにひらひらしている
もう二度とは会えないのだけど
まだお前の記憶がひらひらと踊ってる
いつまでも少女のように笑う一人の女
お前のつぶやきには香りがある
お前のつばはとてもいいにおいがしていた
もう二度とは会えないのだけれど
お前といっしょにいたときのことは
まだひらひらと踊っているよ