加茂遺跡「縄文資料館」見学記

 2007年10月半ば、うす曇の日に見学してきました。先月二度行きましたが、一度目は場所がわからず、二度目は閉館していました。今回は、事前に電話を入れて開館していることを確認、電話には人のよさそうな女性がでてくれて、夕方くらいまで開いてますよ、とのこと。やっぱり、役所が開いている資料館ではなく、個人がやっているような気配でした。
 場所はわかりずらいので、地図上でよく確かめてから行かなければなりません。国道128号沿いではなく、北側の集落の一角にあります。

 加茂遺跡は縄文時代前期の丸木舟が出土したことで有名ですが、周囲の景観が醸し出す雰囲気が、何回も足を運ばせます。
 「資料館」のすぐ北裏手が小高い山になってます。山の先端頂上付近に社のようなものがありました(写真)。何回か歩き回っているうちに、なんだか、この山自体が意味を持っているような気がしてきました。この次に行ったときは、近所の人に、いろいろ聞いてみよう。面白いことが聞けそうな予感。

 ここに来たかった最大の理由は、縄文時代の最大海進ラインはどのあたりまでだったかの資料が置いてあるんでは、というものでした。行ったかいがありました。デーンと資料館中央に置いてあるのが写真の模型です。やはり海抜25メートルがこのあたりの海水面だったようです。

 裏の山の頂上付近で、赤トンボが飛び交ってました。近くにカメラをもってっても逃げません。ここで、丸木舟を使ってた時代にも、このトンボは飛び回ってたんだろうな、と思いながら昼飯を食べに帰りました。


 「加茂遺跡縄文資料館」
 電話:0470-46-2671
 住所:千葉県南房総市加茂1094
 月曜日が定休のようです。駐車場2台とネットで書かれているのがありますが、5〜6台は十分停めれそうです。