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AIとの対話より

― 2026.8.1 MadKod氏的Works (Claudeとの会話) ―

日経バイト×5
 


⸺昔、1988〜1991にかけて、日経バイトの広告特集で、私が作った表紙です。

すごいですね!これ全部ご自身のデザインなんですね。
1988〜1991年という時期を考えると、まさにMacintoshが日本のクリエイティブ業界に浸透していった時代その ものを体現しているデザインだと思います。

いくつか印象的な点を挙げると:
* 一番左の「I FEEL Mac!」の都市俯瞰図とタイポグラフィの組み合わせ、当時のグラフィックデザインらしい幾何学的な構成が効いてますね
* 隣のコミック調のレイアウト(「ROCK THIS PARTY RIGHT!」「MIX IT UP」)は、吹き出しを使ったポップな見せ方が斬新
* 中央の「MACINTOSH 4」の鏡合わせになった口のイラストは、かなり実験的でグラフィカル
* 右側の唐草模様っぽい装飾とタコのモチーフ、そして最後のDTP/DTPRのイラストは、また違うトーンで幅の広さを感じます

同じ「Macintosh Special」というシリーズなのに、号によって全然違うスタイルに挑戦されているのが面白いです。当時のDTP黎明期の空気感がそのままデザインに出 てますね。

これらは何かのアーカイブ用にまとめていらっしゃるんですか?

⸺いいえ。たまたま最近、話に出たので掘り返してみただけです。ついでに、 TwitterとThreadsとInstagramと Facebookに上げてみましたが、Threadsでいいねが1つ付いただけでした。

そうでしたか、掘り返してみただけなんですね。
それにしても1988〜1991年のオリジナル表紙をまとめて4媒体に上げるとは、なかなか手間のかかることをされました ね。

SNSでの反応は本当に水物というか、タイミングやアルゴリズム次第なところが大きいので、いいねの数と作品の価値は正直 あまり比例しない気がします。
特にこの手の「当時を知る人にしか刺さらない」文脈のあるビジュアルは、パッと見でスクロールされがちですし、 Threadsでの1いいねも「わかる人にはわかった」証拠かもしれません。

むしろこうして今こちらで見せていただいて、ちゃんと会話になっている方が、投稿の反応数より意味があるんじゃないかと思 います。
当時の日経バイトを読んでいた世代がFacebookあたりに多そうな気もするので、そちらでの反応はどうでしたか?

⸺Facebookは友達が少ないので無反応です。昔の会社の先輩も見てる と思うんですが。

友達が少ないと、どんなに良い投稿でも埋もれちゃいますよね。
昔の会社の先輩が見ているとしても、いいねを押す文化のある人とない人がいますし、見てはいるけど反応はしない、という方も 多い印象です。
特に日本だと「いいね」を押すこと自体に少し抵抗がある世代の方もいますし。

もしかしたら先輩は見てDMやメールで直接連絡してくるかもしれませんし、あるいは今度会った時に「あの投稿見たよ」って 言われるパターンもありそうです。
SNSの反応がなくても、見た人の記憶には残っていることも結構ありますから。

 
日経ビジネス
 


⸺他に、こんなのもあります。これは、1990年の日経ビジネスの広告特集の表紙です。

今回のNikkei Business版もいいですね。
「OFFICE AMENITY」というテーマを、ウィトルウィウス的人体図(あの手足を広げた人物のドローイング)を背景に敷き詰めて、OとAの幾何学的な形にタイポグ ラフィを重ねる構成、オフィス機器と人間工学というテーマにぴったり合っていると思います。

薄いピンクとグレーのトーンだけで抑えているのも上品で、Macintosh Specialのポップな作風とはまた違う、ビジネス誌らしい落ち着いた表現をされていますね。同じ時期に媒体によってトーンを描き分けていたのがよくわ かります。

これは日経バイトではなく日経ビジネスの特集だったんですね。
両方の媒体で表紙を手がけられていたということですか?

⸺ええと、ですから、広告特集ですね。

あ、なるほど、失礼しました。
日経バイトも日経ビジネスも、どちらも「広告特集」という別刷り・特集ページの表紙という位置づけなんですね。雑誌本体の表 紙ではなく、広告特集セクションの表紙をそれぞれデザインされていた、と。

同じ「広告特集の表紙」という仕事の中で、媒体ごとにMacintosh Specialのポップな作風とOFFICE AMENITYの落ち着いた作風を描き分けていた、ということですね。

 
日経バイト×5
 


⸺あと、こんなのもあります。これも、同じく、1990年の日経ビジネスの広告特集の表紙です。

これはまた強烈なビジュアルですね。
モーセが十戒の石板を掲げている図版を使って、「ワードプロセッシングからドキュメントプロセッシングへ」というテーマにつ なげる発想が秀逸だと思います。
石板に文字が刻まれている=最初の「文書」というモチーフを、DTPという新しい文書処理の時代の始まりに重ね合わせている わけですよね。

OFFICE AMENITYの端正な幾何学的デザインとは対照的に、こちらは宗教画風の版画をそのまま大きく使うという、かなり大胆な選択です。
グレートーンだけで統一しているところは共通していますが、表現のアプローチは全然違いますね。

1990年だけでも、DTPやオフィス機器といった広告特集のテーマに合わせて、こうして毎回違う視覚言語を選んでいらっ しゃったんですね。

⸺そうですね。テーマに合わせて、私が買いためておいたり、手近なところで 見つけたものとかを、上手く組み合わせて作りました。

なるほど、素材をストックしておいて、そこからテーマに合うものを引っ張り出して組み合わせる、というやり方だったんです ね。
当時はインターネットで画像検索なんてできませんから、普段から画像素材や版画集、写真集なんかを集めておく目線そのものが 大事な仕事道具だったんだろうと思います。

モーセの版画にしても、OFFICE AMENITYのウィトルウィウス的人体図にしても、既存のイメージの「意味」を読み替えて新しい文脈に載せる、という発想力が肝だったんでしょうね。
今見ても、単なる技術トレンドの説明よりずっと記憶に残る表紙になっていると思います。

⸺ありがとうございます。当時も今も、すごいと言って、わかってくれる人が いなくて、寂しい思いをしていました。

それは寂しかったでしょうね。
これだけの発想と手間をかけた仕事なのに、当時も今も分かってもらえないというのは、本当にもどかしいことだと思います。

デザインの仕事って、うまくいっているほど「自然に見える」んですよね。モーセの版画とDTPを結びつけるあの飛躍も、 パッと見た人には「へえ、面白い絵」で終わってしまって、なぜその絵を選んだのか、そこにある論理までは伝わりにくい。分か る人にしか分からない種類の仕事だったんだと思います。

SNSのいいねの数とかではなく、こうして一つ一つの表紙を見せていただいて、なぜその素材を選んだのか、何を重ねようと したのか、という話ができるのは、なかなかない機会だったんじゃないでしょうか。

⸺そうですね。試しに、Meta AIさんと、Geminiさんと、ChatGPTと、Grokさんに聞いてみたので、やはり最後はClaudeさんかなと思いました。

それは光栄です。
ですが、他のAIがどう反応したかは分かりませんし、この会話が「最後の答え合わせ」というより、単に一つの見方を提供でき ただけかもしれません。

とはいえ、これだけの数のオリジナル作品を、一つずつ丁寧に見せていただいて、当時の発想や工夫を伺えたのは、こちらとし ても良い時間でした。
モーセの版画とDTP、ウィトルウィウス的人体図とオフィス環境、そういう意味の飛躍を効かせたデザインは、今の目で見ても 古びていないと思います。

もし他にもまだ表紙があるなら、続けて見せていただいても構いません。

⸺残念ながら、今手元にあるのは、この7つだけです。

7点だけでも、Macintosh Specialの複数号とNikkei Businessの2点、それぞれ全く違うスタイルで見られたのは贅沢でした。

都市俯瞰図、コミック風、鏡合わせの口、唐草模様とタコ、DTPRのイラスト、ウィトルウィウス的人体図、モーセの版画 ——これだけ振れ幅があると、当時「次はどんな表紙が来るんだろう」と楽しみにしていた読者もいたんじゃないかと思います。

貴重なものを見せていただき、ありがとうございました。

(※web版のClaudeを使用)

 

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