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【『 MadDic7(まま読み辞書)』とは?】


漢字の慣用表記&読み

日本語というのは本当に複雑な言語で、
それをさらにややこしくさせているのが、
この「慣用表記(&読み)」の問題です。(=_=#;;;

例えば、我々が日常 何気なく使っている、
「場合」などという言葉は、日本人なら普通に「ばあい」と読めますが、
本来であれば訓読みなら「場合い」としなければいけないことになります。

このような例はたくさんありますが、
中でも困るのが、公用文や経済関係の言葉で
送りがなを省いている言葉です。

そのようなものに合わせて他の言葉も打っていると、
「差し押さえる」を「差押える」と書いていても
何も疑問を感じないような人間になってしまいますし、
意図的ではないにしても、
普段から「問合せ」などという言葉を使っていると
本当は「問い合わせる」と打ちたかったのに
「問合せる」と変換されてしまったりします。

これはIMに学習機能というものがあるからで、
本当なら良い方向に働くはずの機能が、
悪い方向に働いてしまうわけです。

そこで考えたのが、
「問合せ」と打つ時には「とあせ」と打つようにしていれば、
「問い合わせ」と打ちたい時には
ちゃんとそのように変換されるようになるわけです。('0')

本来であれば、IMのほうで使われる場面を認識して
変換候補を打ち分けてくれれば
このような使い分けは不要なわけですが、
おそらくAIの技術でも用いない限り、
このような候補の打ち分けを現在のパソコンのIMに期待するのは
難しいと思われます。

そこで今しばらくは、それを使う人間のほうで
うまくパソコンを騙してというか、
デジタル技術の利点を活かして
入力する〝よみ〟を変えることによって
ちゃんとした日本語の文章を作るようにしようというのが
このMadDic7(まま読み辞書)の目的です。(^-^)


経済関係の言葉

このようなことに疑問をいだくようになったあと、
業界用語として正式に〝送りがなを省略した言葉〟が
認められている業界がありました。

それが経済関係の用語です。

そして、しかも、そのような言葉を専門に扱う職場では
どのような時に送りがなを省いて良いのかという決まりがあったりします。

私はここ二十年近く、派遣で校正の仕事をしていますが、
そのような中でいろいろな職場・業界を見てきて思うのは、
つい今年の前半ぐらまでかよっていた
経済関係の新聞社での決まりが印象に残っています。

もちろん、守秘義務などがありますから、
厳密な決まりなどの資料は残っていませんが、
当時その会社で使われていた用語集には、
語群をA群とB群に分け、
その中でのみ、A群に属する言葉を
送りがな省略で表記してよい(=するべき)という
決まりがありました。

まあ、ここまで決まりとして決められてしまっている以上、
それはもはや「慣用」ではなく
正式な「業界用語」として辞書に取り入れるべきなのかなと
今では思い直しています。(=_=;;;(笑)


さらに難読地名&人名にも対応

さて、最初に述べた「場合」ですが、
これは MadDic7的な〝よみ〟としては
「ばああ」を当てています。(^.^;;;

このような例は日本語で日常的に使われる言葉には
たくさん見受けられますし、
特に、名詞に訓読みの接尾語が付くと
特に顕著になる傾向があります。
(例:日付、缶詰、鯛焼、茶漬、唐揚、役割、小包、番組、夕立、
   消印、敷居、立場、建物、届出、
   合挽、受付、書留、組合、取引、振替、割引、…)

そしてさらに、よくよく考えてみると、
そのような言葉は人名や地名など
いわゆる「固有名詞」といわれるものに多いことに気づきます。
(あとは古くから使われている言葉ほど、
 送りがなが省略される傾向がある)

そこで、最新の MadDic7では
そのような言葉にも対応することにしました。

まあ、これらに関しては、
別に従来からの読みを使われても
IMの学習機能には影響しないので、
かまわないのですが、
無駄な打鍵を省くという観点からも
MadDic7的なアプローチというかソリューションは
役に立つのではないかと思います。

具体的に言うと、そのようなものに関しては、
辞書の見出し語として送りがなが省略されているものに関しては
「場合方式」で、省略されている部分の文字を
〝直前の母音もしくは直前の文字で置き換える〟
というやり方で対応することにします。(^0^;;;
(例:小包→こづつう/こづつつ/こつつつ/…、
   献立→こんだあ/こんだ゛/こんたた/こんたあ/…、
   字引→じびい/じび゛/じひひ/じひい、
   葉書→はがあ/はが゛/はかか/はかあ、
   竜巻→たつまあ/たつまま、
   番組→ばんぐう/ばんぐ゛/ばんくく/(※はんく)、
   日付→ひづう/ひづ゛/ひつつ/(╳ひつう ╳ひつけ)、
   屋敷→やしい/やしし、
   夕立→ゆうだあ/ゆふだ゛/ゆふたた/…、
   役割→やくわあ/やくわわ、
   両替→りょうがあ/りゃうが゛/…(※らほが゛)、
   消印→けえいん/けけいん(けいん)、
   敷居→しいい/ししい/ししゐ(しゐ)、
   立場→たあば/たたば(╳たば ※たつば)、
   建物→たあもの/たたもの/たたもも(たもの)、
   受付→ううつう/ううつつ(うつ)、
   書留→かあとお/かかとと(かと)、
   組合→くうああ/くくああ(くあ)、
   迫持→せえもお/せせもも(せも)、
   取引→とおひい/ととひひ(とひ)、
   割引→わあびい/わわび゛/わわひひ(わひ)、…)

そして、辞書の見出し語として正式な表記に
送りがなが記載されているものに関しては、
送りがなを省いたものを〝よみ〟とすることにします。(^_^;;;
(例:缶詰→かんづ、茶漬→ちゃづ、
   鯛焼→たいや、唐揚→からあ、
   税込→ぜいこ、値引→ねび、
   肩書→かたが、仕出→しだ、
   表組→ひょうぐ/へうぐ/へうく、
   折丁→おちょう/おちゃう/をちゃう、
   届出→とどで(とととづ)、
   合挽→あび(ああびい/ああび゛/ああひい)、
   覚書→おぼが(おぼおがあ/おぼ゛が゛)、
   取組→とく(とおくう/ととくく)、
   振替→ふか(ふうかあ/ふふかか)、
   踏切→ふき(ふうきい/ふふきき)、
   読売→よう(よおうう/よようう)、
   押入→おい(おおいい/あpにp)、…)


ダウンロードは こちら↓から(HP限定・試用版):
( Yosemite以降用:2022年12月25日版:zip形式 アーカイブ 170.8KB )
( ことえり4用:2022年12月25日版:zip形式アーカイブ 232.6KB )
( ことえり2.3用:2014年 1月13日版:sit形式アーカイブ 60.5KB )
(ATOK17〈Mac版〉用:2010 年 7月16日版:zip形式アーカイブ 0.0MB)
(MS-IME201x用:2012年 12月25日版:zip 形式アーカイブ 0.0MB)

※本作は、その性質上、そのままの形で一般の日本語辞書と併用すると、
 通常の日本語入力に影響することがあります。(一般の言葉と同様に候補として扱われるため)
※そのため、通常の使用においては、指定変換辞書としてお使いいただくことをおすすめします。
 (※ATOKでは、ファンクション・キーに辞書を割り当てられるようになっています)
※また同様に、変換されたものを確認することのできない方(=日本語の不得意な方)は、
 ご使用にならないほうが無難かもしれません。(^_^;;;



その他のフィーチャー(1)〜 正式読みも採用

まず、送りがな省略の慣用表記といえば
よく目にするのが、
「申込書」とか「申込み」という言葉ではないでしょうか。

まあ、これらに関しても通常は、
上に述べたように MadDic7では
「もうこしょ」「もうこみ」としていただければ
問題なく変換されます。

これに加えて(笑) 最新の MadDic7では
〝正式な日本語の読み〟でも登録してあります。
(現在進行形^^;;;)

そのため、「申す」は 本来「まうす」と書くのが正しいので、
「申込書」は「まうこしょ」、「申込み」は「まうこみ」でも
変換可能です。(^-^)

さらに、そもそもの現代表記を考えるなら、
「まう」は「もー」と発音するのが正しいので(笑)
これを〝悪用〟して、
「申込書」を「もこしょ」などとするのも
コッソリ入れてあったりします。(^.^;;;
(※なお、「申し」を「もし」にはしていません)

それから、もう一つ、注意が必要な言葉として
よく使われる「小売(り)」という言葉があります。

これ、そのまま読みにしてしまうと、
たとえ語尾に「業」とか「店」が付いても、
既存の言葉と当たってしまうので、
初めからそうだとわかっていればよいのですが、
やはり候補の選択がメンドくさくなるため、
特に「小売」に関しては「こう」ではなく
「こうう」を推奨することにします。
(例:小売業→こううぎょう/こうーぎょう、
   小売店→こううてん/こうーてん)
(※「小売」は 特定の漢字列の中においては
  慣用表記として認められていますが、
  単体での正式な表記は「小売り」となっています)

また同様にして
「買(い)」「掛(け)」「貸(し)」「借(り)」
などが含まれる(で始まる)送りがな省略読みは
既存のものと当たる場合があります。


その他のフィーチャー(2)〜 証券略称を短縮よみに

もう一つ、これはまだ完全ではないのですが、
前の職場の仕事をしてしてひらめいたものです。

株のマーケット関係の仕事をしている人ならお馴染みの
「証券略称」を 正式社名の短縮よみに使うという技です。

本来ならこのようなことはIMメーカーの仕事だと思うのですが、
現在のところ、採用している会社はあるのかわからないのと、
自分がやったらどうなるのかというのを試したいので
ちょっとやっています。

「短縮よみ」は MS-IMEだとそのような品詞があるので
既存のものと当たることなく候補に出すことができます。

が、Mac(ことえり&最近の新型日本語入力機能)では
そういうものがないので、
現在のところ、「無品詞」で登録するものと、
略称の語尾に「:」や「$」を付けて区別するという
方法を使っています。

まあ、実際のところ、正式社名を普段の文章などに使う人は、
当事者の人以外にはないと思いますが(苦笑)、
まあ、デジタル技術をこんなふうに使えるという
サンプルだと思っていただければ幸いです。

それから、会社名などではよく
二重母音の長音に相当する英字表記が
英語式になっているものが多くあります。
(例:東洋→TOYO、…)

そのような場合には、まず、当たり前ですが、
その英語名を〝よみ〟としたものを英語の社名として登録し、
その英語部分に相当する日本語表記の社名を
「短縮よみ」もしくは「無品詞」で登録することにします。
(例1:にんてんど=Nintendo《固有名詞/その他の固有名詞》
    にんてんど→任天堂《短縮よみ/無品詞》
    にんてんど→ニンテンドー《短縮よみ/無品詞》
 例2:きっこまん=Kikkoman《固有名詞/その他の固有名詞》
    きっこまん=キッコマン《固有名詞/その他の固有名詞》(※証券略称)
    きっこまん→キッコーマン《短縮よみ/無品詞》)


その他のフィーチャー(3)〜 地名や人名の適当読み

最近、中学校の保健体育のテキストに付く別冊で
各地方自治体の体育大会の記録のまとめ部分の校正をすることがあり、
そこで、特に西日本の地名には
本当にとても読みにくい難読というか、
古来の独特な〝当て字〟のような地名を
目にすることが増えました。

また、そこには中学校としての記録だけでなく、
個人の記録としてまとめられている部分もあるのですが、
ここに出てくる人名がまた、
ここ数十年来流行しているキラキラネームというのか、
本当に不愉快になるぐらいの(笑)当て字のオンパレードで
これもまた、日本語入力をする人のために、
なんらかの方策を考えねばと思った次第です。



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