【『MadDic6』とは?】

一言で言うのは ちょっと難しいのですが、
要は、カタカナ語(≒外来語)を打つ時に、
わざわざ日本語にしてローマ字で入力するのではなく、
英字の綴りをそのまま打って変換すりゃいいじゃん!!
という至極まっとうな、&、ある意味、
デジタル技術はこう使え!!!という見本のような発想を
形にした辞書です。(^o^;;;

言葉で説明するとわかりにくいかもしれませんが、
例えば、「ゲーム(game)」を「がめ」と打つようなものです。(^.^;;;

もちろん、このようなやり方は、私が独自に編み出したものではなく、
パソコン通信 華やかなりし頃から、多くの人の間で使われていた方法です。

が、私はその頃はすでに ローマ字入力ではなく、
むしろ、アンチ派(苦笑)だったので、
そのような“技”を目にしても、
単なる“隠語の類”としか思いませんでした。(^_^;;;

そして、時は流れ、(笑)
定職をなくしてから、さすらいの(爆)派遣社員となってから、
意に反して、ローマ字入力の環境で作業をすることが多くなってしまいました。
(#どうしてこの世はバカばっかり...(=_=#;;;)
(※なお、ローマ字入力のバカさ加減については、本HP内複数箇所参照(一部謎) ⇒ end2.htm

しかし、嘆いてばかりいても仕方ないので、(笑)
発想の転換をして、
なんとか、ローマ字入力を“使える文字入力法”にしようと思い立ち、
以後、ローマ字かな対応テーブルの見直しから始め、
ことえりのローマ字変換ルーチンの書き換え(爆)にまで至りましたが、
やはり本質的な解決策にはなっていないということを悟ったので、
以前から手を付けていた、カタカナ語、
特に、ローマ字入力におけるオンビキの問題をなんとかせねばということになり、
いろいろと試行錯誤を重ねているうち、
まずは、訓令式のように直前の母音を連打するようにしたらどうだろうか?
と考えました。
例えば、「カレンダー → かれんだあ」のように。

ただ、この方法でも、本当に便利になるのは ごく一部のものだけで、
多くの場合、ローマ字入力特有のマヌケな“綴り”で入力しないといけないことには
変わりないわけです。
例えば、「コンピューター」だったら「konpyuutaa」となるように。

もちろん、それでも、
オンビキを“マイナス”で打つよりは、かなり楽には なるのですが、
やはり、本来の綴りよりも打鍵数が増えてしまうことと、
わざわざ“日本の読み方”に置き換えて打つということが、
違和感ありというか、許せない!!!(笑)という気がしてしまいます。(^o^;;;

このため、中には、カタカナ語の部分だけを
英字のままで打つ人もいますね。

ただ、しかし、それでは、打つほうは良くても、
読むほうは読みづらいということになってしまいます。(^_^;

で、そうこうしているうち、ふと思いついたのが、
冒頭の至極まっとうな結論というわけです。

世間の人の中には、そのような方法を、
一見、愚かしく思われる方もおられるかもしれませんが(*)、
別のページでも述べている通り、
せっかく英字を使って読みを打つのなら、
日本語のカタカナ語に合わせて英字を打つよりも、
これまで覚えた英単語の綴りを なるべく活かしたほうが、
教育上の観点から言っても 好ましく、
かつ、そのほうが便利な場合が多いのではないかと思います。(^_^;
(※日本語のカタカナ語に合わせてローマ字入力をしていると、
  そのせいで、英単語の綴りを間違えて覚えてしまうということが とても よくあります)
(* なんと、その後、2010年版の ATOKでは、この機能を取り入れるようになりました!!!(>_<))

また、なんとなれば、
ヘンテコリンな“かなと英字の混合物”を そのまま変換する方法ではなく、
一度 すべてを英字に変換*し(* 厳密には 字種の変換)、
それを“読み”として使用すれば、
普通にカタカナ語に変換することができるようにもなっておりますので、
すべてのカタカナ語について、英字の綴りを読みとして活かすことができます。(^_^)
(#ある意味、省略読みのないMadDic1ということもできます)

さらにまた、IMそのものをカスタマイズすることにより、
子音だけの“読み”であっても 強制的に かなに変換してしまうという方法もあるのですが、
それに関しては、別のページで、扱うことにします。

…ということで、ちょっとわかりにくい書き方になってしまいましたが、
結果的に言うと、このMadDic6辞書(ままかな辞書)によって、
ローマ字入力が「使えない入力方式」から「使える入力方式」になる
ということです。(^.^;;;


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