ドラムニュアンス講座カウンター

 このページは「ドラムはある程度叩けるが、今一つウケない」、「MIDIのドラムで機械っぽさをなくしたいが、ヒントがないだろうか」という人を中心に、リズムのニュアンスやツボを独断と偏見でMIDIを使用して解説する講座です。
 もちろん、ドラム初心者の方や他の楽器をされる方でもリズムの奥深さの面白さを知る上で参考にしていただけると思います。ドラミングの手順的なテクニックを解説するページではありません。
 ブラウザがMIDIに対応している、またはMIDIプラグインが入っていない場合はサウンドを聴くことができません。

★★5月22日付インターネットウォッチで紹介されました。★★
★★6月度YAMAHA"MIDPLUG COOL SITE"に選ばれました。★★

はじめに

 まずは、これ(MIDIファイル2k)を聴いてみてください。ミディアムテンポのアフロキューバンです。ライドをカウベルに、スネアのリムとタムをスネアに替えるとスティーブ・ガッド の十八番になりますが、それはどうでもいいです。つづいて、これ(MIDIファイル2k)を聴いてみてください。2つの違いがわかりましたでしょうか。
 前者はきっちりと譜面通りに16分音符を死守する機械的な演奏で、後者は16分と3連の中間、また微妙にジャストタイミングからずれた演奏となっています。
 あなたは、このリズムの揺らぎについて考えたことがありますでしょうか。ドラマーであれば、これを意識して練習したことがあるでしょうか。ドラム教室等やドラムの専門誌、またDTMの専門誌でも、この揺らぎについてはあまり解説されませんし、プロドラマーでも出来ない人が多数です。これは表現力をつける上ではたいへん重要なことですので、練習方法も含めて、その他いろいろ気の向くまま解説をしていきます。ドラマーもMIDIをされる方も参考にしていただければ幸いです。

 このページ以降に出てくるMIDIデータの著作権は岩渕泰治桜井明彦にあります。


筆者紹介

 岩渕泰治(アマチュアジャズドラマー)
 E-mail : dx8y-iwbc@asahi-net.or.jp

 1966年生まれ。高校時代よりドラムを始める。社会人になってからジャズドラムの世界へ足を踏み入れる。ジャムセッション経験は豊富で、メジャーミュージシャンであれば、市川修(p)、菊地成孔(ts)、小松康(b)、林栄一(as)、山下洋輔(p)、渡辺香津美(g)(敬称略五十音順)等に相手をしていただいたことがあるが、見事に玉砕されている。
 今時珍しく、ジャストで叩かないドラマーと呼ばれて喜んでいる。練習はまったくしない。好きなミュージシャンはマイルス・デイビス、ドナルド・ブラウン、キース・ジャレット、ハービー・ハンコック、ウエイン・ショーター、ジャック・デジョネット、トニー・ウィリアムス、エルビン・ジョーンズ、アート・ブレイキー、ジェームス・ウィリアムス、ロン・カーター、チャーリー・ヘイデン、ドン・チェリー、クリスチャン・マックブライド、マービン”スミッティ”スミス、アル・フォスター、山下洋輔、ラルフ・ピーターソン、原田迅明、ゴンサロ・ルバルカバ、デイブ・ホランド、スティーブ・コールマン、ジョン・ヒックス、吉田美和・・・。

 ドラムプレイを聴きたい方はココ(WAVファイル150k)をクリックしてください。重たくてすいません。