台湾へ行ってきました。発見の連続でした!  -2010.10.10Up〜 start

 台湾へ行ってきました。3泊4日で、到着日15時ホテル着〜出発日12時ホテル発まで、まるまる二日+半日以上の旅行でしたが、満喫しました。

 実は、パズル仲間のご夫婦が台北市内にいて、7月に日本であったパズル国際会議でお会いした際に、もし台湾へ行ったらよろしくね〜、ウェルカム、ウェルカム!・・・などと話していたのですが、それが急遽実現しました。ところが、彼は仕事で中国本土に行っていて、仕事の関係でまだ帰れないとの事で、彼の奥様と、彼女のご両親にお世話になることになって、まるまる二日+αもお付き合い頂いて、市内の案内や食事、また私の我がままで漁港・魚市場を案内して頂きました。本当に感謝です。

 以下、その台湾紀行です。

 9月に入って、台湾行きを決定。今回初めてのパックツアーでゆうこんと台北3泊4日、フリープランを申し込みました。行き帰りのホテルまでの送迎付きで、その間は完全フリーです。朝食だけ付いているプランです。

 さて、出発当日は早朝成田へ。ツアーカウンターで受付を済ませて、いざ出発です。10時30分発のチャイナエアーです。飛行機はかなり揺れて怖かったですが、無事台北の空港へ。現地のガイドさんへ会って、免税店経由でホテルへ到着です。ホテルには15時頃に着きました。

 【先ずは概要】

  1.初日

  • 空港(旅行会社の送迎)→ホテル
  • ホテル(タクシー)→龍山寺(タクシー)→迪化街[漢方問屋街](徒歩)→良芳餐館[川菜・客家菜料理](タクシー)→ホテル

  2.翌日、

  • ホテル(徒歩)→(地下鉄)→士林駅(バス)→故宮
  • 故宮(バス)→士林駅(タクシー)→台北僑園飯店[飲茶]
  • 飲茶レストラン(タクシー)→義功堂[台北市民生西路・マッサージ](タクシー)→ホテル

  3.その翌日、

  • ホテル(タクシー)→バスターミナル(バス)→礁渓温泉(バス)→烏港(タクシー)→大渓漁港・魚市場
  • 魚市場(徒歩)→大渓駅(電車)→礁渓駅(徒歩)→足湯(バス)→台北市内(タクシー)→欧風レストラン(閉店後に、市場で買った海老・アサヒガニ等を食べた)
  • レストランを出て皆さんとサヨナラ(タクシー)→ホテル

  4.帰国日、

  • ホテル(徒歩)→(地下鉄)→太平駅(徒歩)→太安森林公園(徒歩)→鼎泰豐[ティンタイフォン・小龍包の有名な店](タクシー)→ホテル
  • ホテル(旅行会社の送迎)→空港

 【龍山寺】

 ホテルに着いて、早速ユアンさんに電話をする。すると、直ぐ行くとのことで、ロビーで待つとまもなくユアンさんが来た。どこか行きたいところあるかと聞かれるが、故宮と魚市場に行きたいとは既に伝えてあって、天候を考えると明日が故宮、明後日が漁港・魚市場が良いと思うとのことで、他はノーアイデアだったのでお勧めのところをお願いした。すると、迪化街と龍山寺が良いのでは。。とのことで、タクシーで出発だ。

 先ずは龍山寺。夜は出店で賑わうという道を通って龍山時へ行く。結構ハデハデのお寺だ(後で知るが、お寺は概ねみんなハデハデだ)。中に入ると、人がワンサカ。観光客ではない。お参りに来ている皆さんだ。お祈りしている方、お線香を持ってお参りしてる方、合唱している多くの方々など、凄い迫力です。圧倒されさます。ユアンさんがいろいろと教えてくれます。願い事の占い方(御神籤のもっと複雑なもの)のやり方、お願いして成就すると、果物や料理を持ってきてテーブルに供えること、受験を祈願するところ、お目出度を願うとこ等々、皆さんが真剣にお参りしている様子が凄いです。多くの方々が大合唱している様子は迫ってくるものがありました。ゆうこんも私もそれぞれお願い事を神様(仏様かな)に聞いてみました。私のは、焦らずゆっくり待っている方が良いとのこと。はい、そうします。お守りも打っていて、家族みんなの分を買って、私のは具体的な祈念をして、作法どおり、境内の中にある線香の煙に三回回してお願いした。

 宗教施設ですが、なんだかとっても良い感覚を覚えて、ある意味不思議にも感じましたが、とってもいいところに来た思いでした。

龍山寺 龍山寺の門、この右手に入り口がある。 中に入ると、お線香でもうもうだ。手前のテーブルには、祈願成就したお礼のお供え物がある。
お供え物は果物やお菓子や様々である。 門の内側にも多くの方々がお祈りしている。 大きな蝋燭に火が点り、その後ろでは膝を着いてお願い事を仏様にお伺いしている。
これがお願い事を占う道具で御神籤をより複雑化したような仕組みである。聞きたいことを心に唱え、先ずは棒を引くと番号が書いてある。それが正しい答えかどうかは、手前にある半月状のものを二つとって、コロンと前に投げる。一方が表、一方が裏になったら先の番号が答えであり、違っていたら間違った回答なので、再度棒を引いて繰り返すのだ。答の番号が判明したら、奥の方にある同じ番号の引き出しから、御神籤のような紙を取ると、そこに回答が書いてあるという仕組みである。 本堂の裏手にも多くの人々がお祈りをささげている。この右手が受験、左手がお目出度、真ん中が…なんだったかなぁ。。 屋根にはこのような龍が沢山ある。

 【迪化街

 有名な漢方問屋街である。漢方やら、燕の巣やら珍しい食材?を並べた店が並んでいる。その中の一軒、「百恒薬材」という店で、ブレンドしてもらった鳥スープ用漢方材料や、クコの実、乾燥フルーツ、カラスミ等々、沢山買い込んでしまった。

迪化街という漢方材料を売っている問屋街である。 「百恒薬材」というお店。 店の右手には、ナツメやクコの実、木の枝をスライスしたものなどがありました。
カラスミです。一つ買いましたが、とても美味しかったです。 手前は乾燥ホタテ、その奥はフカヒレです。ホタテは北海道産が最高級でした。 乾燥フルーツです。乾燥マンゴは特に美味しかったですね〜

 【良芳餐館】 川菜・客家菜   (--2010.11.20 記載アップ)

 ユアンさんに迪化街を案内してもらって、近くのレストランでお食事です。彼女のご両親も来られるとのことで、レストランで合流しました。良芳餐館」(川菜・客家菜)というレストランである。まだ早い時間で、お店はまだ閑散としていたが、予約が既に一杯で丸テーブルの席は取れないとのこと。4人用のテーブルに椅子を加えてなら…とのことで、なんとか席確保。よっぽどの人気店と思えるが、実際お料理を食べてみて納得である。以下に紹介するが、いずれも素晴らしく美味しかった。観光案内には載ってないお店で、日本語も通じないので、現地の方の案内ならではのお店でした。嬉しいですね〜〜

 場所:民生西路270號
     重慶北路二段×民生西路の東北角。民生西路北側、台北国際商銀の西隣一階。
     電話:2556-1659、2550-1528

 ご両親は、お二人とも既に80歳を過ぎているが、とてもお元気で日本語も堪能でした。お父さんは若い頃に東京に本土留学していたそうで、終戦は東京で迎えたらしい。日本が大好きで、先週の「ためしてガッテン」は面白かった・・などという会話もあって、びっくりです。ちょうど尖閣諸島の問題のすぐ後で、中国(大陸の)のことを非難していた。実は、ユアンさんの旦那さんは仕事で中国に行っているのだが、中国の工場での製品製造がトラぶって、我々の台湾訪問時に帰って来れなくなった・・ということで、中国での仕事は、常に監視していないとしっかりと仕事をしないというような話など、思わぬ話で盛りあがったりもしてしまった。お母さんはユーモアタップリで、お父さんの超生真面目なところをオチャメに批判したりで、美味しくて、そして楽しい食事を頂きました。

良芳餐館(川菜・客家菜)の玄関である。明るく清潔な雰囲気のとっても良いお店である。 蒸し鳥だが、紹興酒の香りが素晴らしく、とっても美味しかったです。 台湾の伝統的な料理だそうです。菜埔蛋(ツァイボーヌン)といって、干し大根が入った卵焼きです。干し大根の食感がとってもいいです。
インゲンの炒め物ですが、これも素晴らしく美味しかったです。何の変哲も無い炒め物にみえますが、味付けがなんとも言えず素晴らしいです。見事な一品でした。 市場に行きたいというリクエストをしているので、ボクのお魚好きは既にバレている(笑)。何が良いか?と問われて、メニューをみると「石斑」が目に入る。「ハタ」のことである。台湾でも高級魚で「時価」と書いてある。。でもお言葉に甘えて、一番味が楽しめそうな「清蒸石斑」をお願いした。これがその一品だが、蒸し煮のようだが、この汁が淡い味わいで素晴らしい。しょうがや葱が載っているのは分かるが、この汁の独特の味わいは不明です。が、とんでもなく美味しい!!ハタの蒸し煮、見事でした! メニューでは、このお魚の欄は皆高い。他の品々は、概ね100〜200元で、チャーハンなどは90元ぐらいだ。x3ぐらいなので、概ね500円程度で一品食べられるということだ。ボクらにとっては、こんなに安くて美味しくて…、幸せ万歳!という気持ちである。
確か牛肉の炒め物である。ある意味、これが一番普通だったかな。。 筍と骨付き肉のスープ、スープ好きなボクには、ほっとする一品です。おいしかったなぁ〜 御飯とスープでご馳走様でした!

 【故宮】

 【台北僑園飯店】

 【大渓漁港・魚市場】

 魚市場に行きたいというボクの我侭な希望に応えて、台北市の東方の大渓漁港(地図の(A)地点)まで連れて行ってくれることになった。ユアンさんとそのご両親と、朝9時に台北市のバスセンター角で待ち合わせだ。

 ネットで探ると、台北市内にも魚市場らしきものもあって、その場で調理して食べさせてくれるところもあるようだ。ボクはそれで十分満足で、さすがに漁港までは考えていなかった。でも、はるばる日本から…とのことでボクらのために計画してくれて、大感激である!

台湾北部の地図。真ん中辺りが台北市。(A)地点が大渓漁港だ。台北からは鉄道でも行ける。大渓駅で降りて徒歩15分ぐらいのところだ。ボクらは、台北バスセンターから高速5号線で、KAMALAN高速バスで礁渓温泉街(地図の礁渓郷の辺り)へ行って、そこからバスとタクシーを乗り継いで行った。

 台北のバスセンターは最近できた大きなビルの中にある。4Fだったかにバス乗り場があって、新しいスタイルのバスセンターだ。KAMALAN高速バスに乗って、高速5号線で礁渓温泉へ行く。礁渓温泉にはよく行くらしい。台北からのアクセスが良いので身近な感覚なのだろう。鉄道の礁渓駅という駅もあるので、鉄道とバスを使ってラウンドトリップも面白そうだと思った。

 礁渓温泉から更にバスで、烏港へと向かう。ここには最近出来た近代的な博物館がある。蘭陽博物館というのだが、その斬新なデザインにはちょっと驚きである。今回は魚市場が目的なので、中には入らなかったが、チャンスがあれば入ってみたい博物館だ。

台北バスステーション。 礁渓温泉街、こんな感じの普通の温泉街の風景だ。 かまぼこ型の建物の中には、コーヒーショップと、誰でも自由に浸かれる足湯がある。魚市場からの帰り、夕刻ここで足湯に使った。
ここが烏港だが、ここには魚市場はない。ここへ来る途中に斬新なデザインの蘭陽博物館がある。 蘭陽博物館、入り口付近。 蘭陽博物館、港側からみた姿だ。
蘭陽博物館、反対側から見た姿。斬新でしょう!とっても素敵なデザインです。 ズームアップすると窓になにやら…。 更にズームアップすると、この窓越しに博物館の中の方々が見えます。

 蘭陽博物館の敷地を通って、烏港へ。でも、ここに魚市場がある訳ではない。昔はここにも市場があったそうだが、今はもうなくなったそうだ。この烏港で、荷台に竹を積んで売っている車のおじさんに会う。紫色の竹だが、この竹の中身はとても甘くて、ガリガリと噛んで甘い汁を吸うのだそうだ。試してみたら…、とのことで、一節頂いた。

さお竹屋さんではないようだ。。 紫色の竹が沢山積んである。どうも、これは食べ物らしいのだが。。 手前にはフルーツが並んで売られている。
こんな道具を使って削ぐ様に竹の皮を剥く。 竹の中は、こんな繊維質のものが詰まっている。写真では良く分からないが、これがみずみずしいのだ。 ガリっと先のほうを噛み切って、口の中でガムのように噛むと凄く甘い汁が溢れてくる。ちょっぴり青臭いような風味もするが、これは結構いけますね。。凄く甘くて美味しいです。不思議な食べ物ですね〜。

 さて、この烏港からタクシーで15分ぐらい、海岸線を北に走って大渓漁港まで行く。右手には亀島が見える。上の台湾北部地図の右下に白く描いてある島のことだ。幾つか小さな集落を通過して、大渓漁港に到着。看板の→の方には、両側に露店が連なる道がある。それらしい雰囲気をかもしだしている(笑)。露店を覗きながら道を進む。魚卵の煮物、茹でイカ等々様々な調理品を売っているが、中にはなんだか全然分からないものもある。黄色いゼリーの塊のようなものは何だろう???楽しいですね〜〜。

道にはこんな看板が立っている。→に従うと、すぐに右の写真になる。 漁港・魚市場までは、両側に露店がずっと並んでいる。ここは入り口の付近だ。 入り口の手前、右側に駐車場(トイレも)があるが、そこから眺めた大渓漁港の風景だ。この奥の方、左側に漁港・魚市場がある。
何やら黄色い魚の切り身がある。聞いてみるとサメだという。サメも食べるんだ〜 黄色いゼラチン質のブニュブニュしたものもサメらしい。サメのどこをどうしているのだろうか??? 魚卵である。大小様々で、種類は全然分からないけど魚の卵巣だ。
子持ちヤリイカを茹でたものだ。イカの卵巣でパンパンになっている。日本だと11月になると出てきますね〜 茹で海老。ピカピカしてとってもきれいで、すご〜く美味しそうです。 真ん中は海老の素揚げ、左は「紅?鰻魚」とあるが、どうもアナゴの唐揚げの様子だ。右手にあるのは、小さなカニを半分にした唐揚げです。

 更に進むと、煮貝や野菜なども売っている。

ネギと空心菜です。すっごくきれいでビックリ! 海老芋みたいな芋。 これは何でしょう??マコモ(真菰)だそうです。マコモをこのようにして食べるということは初めて知りました。
バイ」の煮付けです。日本では「黒バイ」と呼んでいるものに近い感じです。「台湾バイ」ですね。。 ころえは「ウミニナ」かと思います。私は有明海の幸として食べたことあります。 これはウミニナではありません。初めて見ました。その後調べてみると、これは「キリガイダマシ」ではないかと思います。唐辛子と一緒に醤油で煮てあります。

 ところで、お昼も過ぎてお腹が減ってきた。「宜蘭傳統・・・・・」との垂れ幕の露店レストランで軽く食事をすることなりました。海鮮スープと台湾風お好み焼きのお店です。ボクらは何も分からないので、ユアンさんにお任せです。牡蠣のお好み焼き5人前を目の前で焼いてくれる。へぇ〜、こんな風に焼くんだ〜と興味津々です。

このお店で昼食だ。 牡蠣・蟹・海老などを使ったお好み焼きとスープのお店である。40元だから、約120円ですね。 大鍋にスープが一杯。片栗粉でトロトロになったスープだ。
お好み焼きの調理開始。先ずは卵を割り入れる。そこへ牡蠣を一盛づつ入れていく。 ボク等五人前だ。それぞれに牡蠣が入った。 次に、それぞれに葉っぱを盛っていく。
そこへ、白い汁をジャバジャバかけていく。どうやら、片栗粉を溶いた汁のようだ。 5人前が片栗粉の汁でつながってしまった。。グツグツと火が入るとプルプル状態になっていく。 それぞれ切り分けて行く。
それぞれ、掻き混ぜて仕上げにかかる。 お皿に盛って甘辛い醤油ベースのソースをかけて出来上がりだ。 ズームアップ。牡蠣と葉っぱが片栗のプルプルと卵とに絡まって、独特の食感で美味しいです!

 さて、更に奥に向かうとだんだんお魚モードになっていく。

 【太安森林公園】

 【鼎泰豐】

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【つづく】

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