ツブ貝、黒バイ、海鼠腸 -2008.05.03Up

 手料理レシピに書くほどではないので、今回はこちらの雑記に「ツブ貝」と「海鼠腸(このわた)」を紹介しましょう。

 「ツブ貝」は大好物でよく食べている。通常「ツブ貝」と称されている貝類の大部分はエゾバイ科の貝である。真ツブ(エゾボラ)、灯台ツブ、磯ツブ貝(エゾバイ)、白バイ貝、黒バイ貝などといろいろな種類がある。今回紹介するのは、マツブと黒バイである。

【マツブ】

 マツブのお刺身は、コリコリとした食感とほのかな甘みと旨みがあって素晴らしく美味しい。今回話題に挙げた理由は、実は昨年あたりからツブの肝(内臓)を食べるようになったからだ。実の中にある唾液腺はテトラミンという毒を含んでいるので、これは必ず切除しなければいけないのだが、俗に言う「肝」(内臓)は食べられるのかどうか分からず、以前はほとんど捨てていたのだ。たまに火を入れて食べてみるが、ネットリ感が強くて今一美味しくは感じられなかった。

 何が切っ掛けかは分からないが、肝を食べてみたのだが、これが実に美味しいのだ。どうして今まで食べなかったのだろうかと残念に思うくらいだ。

 インターネットで検索しても、さばき方や唾液腺の取り方などが数多く紹介されているが、肝は食べないとか捨てると書いてあるのが多い。本当はこんなに美味しいのに!!最近は、生きの良いツブの肝を食べるのが楽しみなのである。。。

高さ16cmのマツブだ。 ツブの刺身、絶品である
ツブの肝(内臓) ツブこれもツブの肝だ。一番先っぽのところだ。

 

【黒バイ貝】

 さて、先日は「黒バイ」を買ってみた。普段はお値段が高い「黒バイ」がたまたま一山1000円で売っていた(普段なら2000円ぐらいする)。格安だったが、殻からうにうにと身を乗り出していたりして、生きが良いのが良く分かる。 

これが黒バイだ。 拡大すると…。

 「塩茹で」と「醤油煮」の両方でやってみた。醤油煮は、鍋に「お酒1、みりん1、醤油1」を沸騰させたところへ黒バイをいれて、約3分弱煮て終わりだ。塩茹では、塩水を沸騰させて、さっと3分程茹でればよい。

 磯ツブや灯台ツブよりも、身がしっかりしていて味が濃厚である。美味い!これは癖になるなぁ〜。黒バイ、ちょっとやばいぜ!。刺身にしたらどんな感じなのだろう〜?と気になるので、これは課題としておこう!

【海鼠腸(このわた)】

 生の海鼠腸を売っていた。はめったに売っていない。海鼠腸とは、ナマコ(海鼠)の内臓である。細いひも状の腸が絡み合うようになっている。一般的には、塩漬けが珍味として売られている。

 生の海鼠腸はどうしたらよいのだろう…。生醤油に数時間〜一晩程度浸けて食べると無茶苦茶美味いとある。早速、醤油に浸ける。

 さて、お味だが。。。これは独特の美味さだ。これは何の香りだろう?と、ゆうこんと話していて、ホヤの香りに近いと気が付く。ホヤの香りに近いから、ダメな人はダメだろう。。。しかし、海鼠腸の醤油漬けはかなりの一品である。熱々のご飯に海鼠腸醤油付け、おいしいなぁ〜。。。これも癖になりそうな一品である。

細くて長いナマコの腸がこんな風に袋に入って売っていた。 生醤油にボチャンと海鼠腸を浸けて置くだけだ。

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