[韓国ドラマ・映画を見て。。。] - 2003.09.23

  • 冬のソナタ」は巷ではすでに話題になっていたようなのですが、全く知らずにたまたまTVで見て(第13話の頃かな〜)、声があっちの世界から聞こえてくる妙な吹き替えが気になって見ていると、ユジン役のチェ・ジウがやけに素敵で、「あれ!ちょっと感じよいじゃない。。」と思ったのがきっかけでした。チュンサン役のペ・ヨンジュンもやけにさわやかで、臭いせりふがちっとも臭くありません。ちょっと見ただけで何か不思議な魅力を感じたドラマでした。
  • こんなドラマやっていたんだ〜と思いつつ、情報なども仕入れ、毎週見るようになりました。過去のあらすじを読むと、まあかなりぐっちゃぐちゃなラブストーリーなのですが、なにやらとにかく新鮮なのです。古きよき時代のラブストーリーという感じで、その真摯な感じ、ピュアな感じに加え、ゆっくりしたストーリーの流れの中にも映像のテンポが心地よく、日本の最近のドラマにはまったくないさわやかな感覚を覚えました。

  • 12月にNHK(BS2)で集中再放送があるようなので、見てない方は是非見ましょう。私も見ます。

  • 12月15日(月)22:00〜24:00 第1話・第2話
  • 12月16日(火)22:00〜24:00 第3話・第4話
  • 12月17日(水)22:00〜24:00 第5話・第6話
  • 12月18日(木)22:00〜24:00 第7話・第8話
  • 12月19日(金)22:00〜24:00 第9話・第10話
  •  20日・21日の放送はなし
  • 12月22日(月)22:00〜24:00 第11話・第12話
  • 12月23日(火)22:00〜24:00 第13話・第14話
  • 12月24日(水)22:00〜24:00 第15話・第16話
  • 12月25日(木)22:00〜24:00 第17話・第18話
  • 12月26日(金)22:00〜24:00 第19話・第20話
  • (9月23日現在の情報)

  • もうひとつは、映画「猟奇的な彼女」ですが、これも面白かったですね〜。実話にもとづいたラブストーリー(コメディーと書かないところに微妙なニュアンスを感じて欲しい)というわけですが、これも話題になっていたらしいのですが、私はまったく知りませんでした。偶然にその題名を見かけて、ただその「猟奇的な彼女」という名称だけに魅かれて入手したのですが、こんなに面白いとは…!。『ぶっ殺されたい?』と言う猟奇的な彼女であるチョン・ジヒョンが徐々にかわいくなっていきます。相手役のチャ・テヒョンもピッタリです。見終わった後にもう一回見たくなります。日本の映画、完璧に負けてます。というか、日本の映画がひどすぎるのが問題なのですが。。とにかくこの映画、細かいこと言えばいろいろあるのですが、皆さんに是非見て欲しいと思う映画ですね。

  • どうも、韓国のべたぼめになってますが、これにはそれなりの理由がありそうなのです。私は日本のドラマのひどさに長年うんざりしていたので、とりわけ感じるのかも…。むちゃくちゃなストーリーに矛盾した展開・一部をのぞいて中身の感じられない若い俳優陣(見てくれは良くても、チンピラやいかれポンチ風だったり、品がない)・陳腐な映像・時間延ばしやくどくどした映像などなど、語るに値しないドラマや映画ばっかりで嘆いていたのでした。見ていると「いくらなんでもこりゃありえないよ」、「またくどくど始まったね」、「そうなるにはそうなる伏線をいれとかないと…」とか、つい文句を言うと、うるさいから黙って見てなさいよとカミさんに怒られるのだが。。。。こんなんだったらボクでも作れるぜ。。。でも、恥ずかしくて実際にはできないぜ。。。というたぐいが何と多いことか。

  • 何年前だったか韓国がいろいろな日本文化を解禁した際、最初はかなりの観客動員のあった日本映画が最近はさっぱりだ…というような記事を読んだことがあるが、「そりゃそうでしょ」と思った記憶がある。。

  • さて、韓国の映画などを素直に受け入れられるようになったのは、私自身の韓国に対する最近の変化のような気がする。それは、韓国に新しい世代の人間が増えたこと、そしてワールドカップを通じての変化が大きいように思います。前々回つまり1998年ワールドカップ予選で、出場が危うかった日本チームを韓国の観衆が応援していたことに端を発します。それまでは絶対に考えられないことであった。そして、昨年のワールドカップ日韓共同開催では、当初は韓国チームは決勝トーナメントにあがれないのではと心配し、また実際のゲームでは真に韓国チームを応援してました。

  • それまでは韓国に対して正直良い感情はなく、特にスポーツでは日本に敵愾心をもやしてがむしゃらに向かってくるなんとも不愉快な国、との思いを抱いていたのです。ずっと虐げられていたので、そういう国民性なのだろうなどと思っていた。(個人的に知っている人はそんなことは全くなかったのですが。。。)
  • しかし、ワールドカップを通じてそうした気持ちは大きく変わりました。ワールドカップでは、逆に日本という国のふがいなさを見せ付けられたような気がしたのでした。

  • また、それとは別に、「韓国は日本が戦争に負けて解放されたが、韓国自身が立ち上がって勝ち得たものではないのがトラウマになっている。結果負けても戦ったということがあればまだ納得できるものだ」との何かの論説に大いに納得し、また最近の北朝鮮関連での姿勢、特に例の美女応援団に対する情けない様子などを見て、実は以外に情けないところがあるのではないか?、太古の昔追われて海を渡った日本人と渡ろうとしなかった韓国人の違いがいろいろと反映されているのではないか…などと思ったりもするのでした。(つまり認識がかなり変わってきたということです)

  • まあ、そんなこんなで気持ちが和む?と自然体で当たれるわけで、そうして韓国の映像文化にふれるととっても良いものがある。常々日本の映像文化(要はTVドラマや映画なんだけど)に不満(とにかくイキじゃないし、最近はみるも無残なものが多い)を抱いていた私としては、韓国やるじゃん!という感じです。他の作品もその気になって見てみよう!と思ったのでした。

  • (2003.09.23)