頼藤和寛さんの本 −脱線して、「羊たちの沈黙」や柴田元幸の著書についても。。。−

 今、私は珍しく読書をしています。大昔の読書少年は、今では読書らしい読書はホントにたま〜にになってしまいました。今年になってから読んだのでは、今上映している「ハンニバル〈上〉〈下〉」と、このシリーズ第一作目な「レツド・ドラゴン〈上〉〈下〉」ぐらいである。少々脱線するが、この「ハンニバル」は10年ぐらい前のアカデミー賞受賞作の「羊たちの沈黙」の続編的な映画である。私は読んでいないが、本も出ている「羊たちの沈黙 」。ハンニバル・レクター博士が資料をクラリスに渡す際に、人差し指で一瞬クラリスの手に触れるシーンがとても印象的であった。絶対におすすめの一作である。私は、この映画でのジョディー・フォスターは大好きだ。物事に真摯に取り組む、正義感あふれる感じがとても良い。小説「ハンニバル」の結末には賛否両論あるようだが、私は賛成しかねる方である。「羊たちの沈黙」のクラリスには似つかない結末であると私は思う。「ハンニバル」への出演を断ったと言うのは十分うなずける。(それが理由はどうかは知らないが。。。)「レッドドラゴン」も映画になっていて、ビデオ屋で借りられるが、こちらは映画としては駄作に近いので、あえて見る必要はないだろう。

 脱線ついでに、他に私が読む本と言えば、佐野洋の推理小説と柴田元幸ぐらいである。佐野洋は言わずとしれた推理作家である。私の評価では、日本の推理作家としてはダントツである。どうも他の作家は、やけに重い部分があって読みにくくなったり、急に情景描写が詳しくなったり、時に陳腐な作品があったりとどうも妙な波がある。佐野洋の文章は軽快でよどみ無く、会話が生き生きとしている。私の大好きな作家である。知る人ぞ知る「柴田元幸」は最高の訳者としては既に著名になっているが(彼の文章もよどみ無く流れる)、彼のエッセイ(最近のものでは「猿を探しに」)も最高である。柴田元幸の本なら間違いないので、是非読んでみていただきたい。

 さて、脱線を元に戻して、今珍しく読んでいる本というのは、頼藤和寛さんの「わたしガンです ある精神科医の耐病気」(文春新書)という本である。著者曰く、「やぶれかぶれの一患者として『素直に絶望すること』を試みた記録」である。頼藤和寛さんは、精神科医であり、産経新聞の人生相談の回答者を勤めていた人である。その人生相談の回答のすばらしいことで定評があったが、つい先日ガンで亡くなられてしまった。ゆうこんは頼藤さんのファンであり、毎週土曜日のそれを楽しみにしていたとのことであった。実は私は全然知らなくて、亡くなられたとの報道をキッカケにゆうこんから聞いたのですが。。。そのすばらしい人生相談の回答は「正しく悩む―自分でできる心理療法」という本になっている。この二冊をさっそく購入したのである。ホームページを検索すると、大阪の友人が新聞の切り抜きを送ってくれるということが書いてあるページもあった。まだ、読み始めたばかりだが、とにかく面白い。(こう表現するのは不謹慎でなんとも心苦しいのであるが、こう表現せざるをえない素晴らしい著書である。)『生きる』ということを考えさせられる。また、読み進めてここに記載したいと思います。ご冥福をお祈りいたします。

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Myst III Exile (Myst3 Exile)   (2001.05.03)

 Myst, Riven というゲームを知っているだろうか。RivenはMystの続編である。Cyan社のRand Millarという人が作成した物語進行・謎解きゲームであり、日本でもパソコンやプレステ用に発売された。私のもっとも気に入ったゲームである。Myst III Exile はその第3作目で、USでは昨日発売されたが(日本語版は6月28日)、世界中で最も待ち望まれていたゲームであった。(日本からも注文できるぞ!)3日前に新しい予告編映像がアップロードされた。公式ページに案内がある。
MYST III: Exile Theatrical Trailer より


MYST III: Exile E3 Trailer より

 美しいCGの中に様々な仕掛けを見つけて、その謎解きをしながら物語を進行させるというゲームであるが、その仕掛けを見つけるのも解くのも難しい。しかし、単に複雑だったり、難しかったりするのではない。ノーヒントで完遂するには、確かな観察眼・鋭い推理力・豊かな創造性が必要である。日本製のソフトの気分だと、途中で挫折してしまうだろう。
 残念ながら、日本ではそれほど注目を浴びたわけではないようだが、向こうでは凄いようだ。書物に記述することで、新しい世界(時代:age)を創造し、それらの世界を「接続書」(linking book)で移動することができるという全く新しい概念もすばらしいが、ゲームの中でドニ(D'ni)語という言語体系までも作っている。小説も下記三部作が出版されている。ゲームの内容や解説ではなく、その背景となる小説である。

"MYST: The Book of Atrus" 「ミスト −アトラスの書−」(日本語訳書)
"MYST: The Book of Ti'Anna"
"MYST: The Book of D'ni"

一年以上も前から待ち望んでいたのに、この Myst III Exile 、悔しいことに、私のコンピューターではスペック不足で動かないのだ。

とりあえず写真だけでも(昔の整理)

いずれいずれと思いつつ。。。写真だけでも紹介します。(2001/04/29)

(左)結局、3度目のキャンプもまたまた孤鷹森へ(2000.8)。僕はギッチョなのだ。

(右)ヤッター!毎年恒例のスイカ割りで。(弁天宮七夕星祭り)

孤鷹森キャンプ場にて。

あきどん
七夕祭でのスイカ割り(2000.8)
めごち、きす めごちの頭・骨せんべい めごちときすの天ぷら(2000.6)
今や、日本ザリガニはどこに??桧原湖にいました。頑張れ、日本ザリガニ!!
桧原湖−孤鷹森キャンプで(1999.8) 日本ザリガニ−桧原湖にて(1999.8) 孤鷹森キャンプ−2回目

梅干し−もう10年くらいかな〜? 梅干し作成開始 恒例の梅干し(2000.8)
沖縄で買ったドラゴンフルーツ とってもみずみずしいのだ。ゴマじゃないよ。(2000.11) 石焼きビビンバ(2000.11)

(右)フィンランドで買ってきたホットスモークサーモンは、むちゃくちゃ旨かった。こんなにおいしいサーモンは始めてです。いろんな魚が丸ごと薫製になって売られています。

(左)トナカイです。

トナカイの薫製(フィンランド)(1999) フィンランドのツールク(「牧場の少女カトリ」の舞台です)は、とってもよい所でした。 hot smoked sermon(フィンランド)

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